『Once Human』Xbox Series X|S版が配信開始、Game Passにも初日対応
2026年09月08日 | #発売情報 | Xbox Wire EN
終末世界を舞台にした基本プレイ無料のサバイバルシューター『Once Human』が、Xbox Series X|S向けに配信を開始しました。Xbox Game Passにも初日から対応し、PC版などとのクロスプレイとクロスプログレッションも利用できます。奇怪な世界観とクリーチャー収集を組み合わせた本作は、10月に大型アップデート「Ocean Expansion」も予定しています。
Xbox版はクロスプレイと初代対応特典に対応
Xbox Series X|S版では、Xboxユーザーだけでなく、異なるプラットフォームで遊ぶフレンドとも一緒にプレイできます。進行状況を共有できるクロスプログレッションにも対応しているため、プレイする環境を変えても冒険の進み具合を引き継げる仕様です。Xbox Play Anywhereにも対応し、リビングの大画面で遊ぶことを想定した操作性や表示も整えられています。
ゲームは基本プレイ無料で、運営側は課金によって勝敗が決まるペイ・トゥ・ウィン要素を導入しない方針を示しています。Xbox Series X|S向けには4K解像度に対応し、コントローラーとの連携も含めて、家庭用ゲーム機でのプレイ体験を一から最適化したとのことです。
また、コンソール版では要望の多かった一人称視点(FPP)が正式に追加されました。プレイヤーは一人称視点と三人称視点を好きなタイミングで切り替えられます。巨大な画面で異常な生物や変貌した風景を間近に見る場合は一人称視点、周囲の状況やキャラクターの姿を確認したい場合は三人称視点というように、プレイスタイルに応じて使い分けられます。
Xbox Game Pass加入者には、ゲーム内で利用できる追加特典も用意されています。限定アバターに加えて、300スタースース、30日間の特典、14種類以上の衣装を試せるMETAPASS Benefit Card、割引バウチャーセット、バトルパスXPカードを受け取れます。月ごとの更新では、無料衣装も提供される予定です。
身近なものが異形に変わる終末世界
物語の舞台は、Stardustと呼ばれる宇宙由来の存在が地球を変質させた終末世界です。植物や動物、空気にまで影響を及ぼしたこの物質によって、人類の大半は生き残れませんでした。そのなかでプレイヤーは、Stardustの力に耐え、利用する能力を持つMeta-Humanとして荒廃した世界を生き延びます。
Meta-Humanの目的は、異常な生物Deviantと戦うことだけではありません。拠点を建設し、資源を確保し、世界に隠された暗い陰謀を調べながら、崩壊後の社会で生存の道を探ります。広大なシームレスマップには、凍りついたツンドラ、活火山、急流、危険な湿地、砂漠やオアシスなど、性質の異なる環境が存在します。狩猟や農業、建築、他プレイヤーとの戦闘など、さまざまな手段を使って生き残ることになります。
開発側は、本作のビジュアルや世界設計に「New Weird」と呼ばれる文学ジャンルから強い影響を受けたと説明しています。ファンタジー、SF、ホラーを組み合わせ、日常的なものを不気味で異質な存在へ変える表現が特徴で、Jeff VanderMeerの「Annihilation」やChina Miévilleの「Perdido Street Station」などが例として挙げられています。
その方針は、敵のデザインにも表れています。Devourerは地下鉄車両に偽装した巨大な生体機械のような存在で、Wandererは巨大な人間の腕で歩くバスとして描かれます。Mother of Lifeも、人間の痕跡を残した白いぼろぼろのドレスと、異星のクラゲのような頭部を組み合わせた姿です。単に奇妙な形を作るのではなく、見慣れたもののなかに異常性を潜ませることで、「かつて人間だったもの」の美しさと恐ろしさを表現しているとしています。
変質する環境と異常生物との共存
世界そのものも、状況に応じて姿やルールを変えます。Stardust Pollution Zoneは、現実そのものが変形していく領域として設計されており、特定のシナリオやイベントでは通常の景観が大きく変貌します。Endless DreamではDream Zoneが地域をねじれた悪夢のような空間へ変え、Blood Moonでは世界規模の大気・戦闘イベントによってモンスターが変異し、強化されます。
Securement Siloのようなエリアでは、空間の位置関係が崩れたり、現実と見分けにくい反射や幻影が現れたりします。開発側は、こうしたレベルデザインを通じて、どこにいても何もかもが本来の姿とは限らない世界を作り上げているとのことです。
生存の手段は、素材を集めて道具や拠点を作るだけではありません。プレイヤーはDeviationsと呼ばれる異常な存在を捕獲し、手なずけて仲間にできます。荒れた地形を移動するための浮遊能力を与える個体や、拠点の防衛を助ける個体など、能力はそれぞれ異なります。戦闘や探索だけでなく、資源収集や拠点運営にも関わるため、どの異常生物を連れていくかが生存に影響します。
紹介されている仲間には、銃を扱うアルパカ、青い小さなドラゴンの姿をした料理人、採掘を手伝う個体などがいます。彼らには住みやすい場所を用意し、定期的に世話をする必要があります。放置して機嫌を損ねれば反抗する可能性もあるとされており、異形の存在を戦力として利用するだけでなく、継続的に管理する要素も盛り込まれています。
拠点は荒野の好きな場所に建設でき、パティオやキッチン、ガレージなどを追加して外観や機能を整えられます。保管場所として使うだけでなく、罠や武器を配置して防衛拠点にすることも可能です。探索、建築、戦闘、異常生物の飼育を組み合わせ、プレイヤーごとに異なる生存環境を作れる点が特徴です。
10月予定の「Ocean Expansion」
現在も300時間以上のコンテンツを提供しているとされますが、開発側は今後の展開にも言及しています。10月には、これまでで最大規模となる「Ocean Expansion」を配信する予定です。島々や海面、深海を舞台に、従来の陸上中心のサバイバルから、海そのものを相手にする新たな体験へ拡張されます。
海域では、こちらを見つめる灯台、幽霊船、機械仕掛けの巨大生物などに遭遇します。海上を移動するだけでなく、海を生きた存在として捉えた環境が用意されるとのことです。プレイヤーは簡素な木製いかだから出発し、段階的に設備を強化して、自分だけの移動式の海上拠点「Exclusive Sea Fortress」へ発展させられます。
Xbox Series X|S版の配信とGame Pass対応によって、フレンドとの協力プレイを始めやすい環境が整いました。クロスプレイで仲間と荒野を探索し、異常生物や変質した環境に立ち向かいながら、10月の海洋拡張へ備える形になります。