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Nintendo Direct 2026年9月放送が退屈に映った理由はSwitch 2の大作移植

2026年09月10日 | #その他 | Polygon

Nintendo Direct 2026年9月放送が退屈に映った理由はSwitch 2の大作移植

Nintendo Directがかつてのような驚きと奇妙さを失い、第三者メーカーの大作移植を中心とした内容になっている。この変化を象徴したのが、今回の45分間の放送です。NintendoのハードがPlayStationやXboxと同じゲームを動かせるようになったことで、独自タイトルよりも「過去に遊べなかった作品」が前面に出る構成になりました。

45分の大半を占めたSwitch 2向け移植

今回の放送では、今秋にSwitchおよびSwitch 2へ登場するタイトルと、2027年初頭のラインアップが紹介されました。新作としてはMetroid RavenousやKirby and the World Beyondのトレーラーが大きな見どころとなり、いくつかの追加コンテンツも発表されています。しかし、それ以外の時間は、すでに発売済み、あるいは他機種向けに発表済みの作品がSwitch 2に対応するという知らせが大部分を占めました。

番組の冒頭を飾ったのも、Nintendoの新規ファーストパーティー作品ではなくMonster Hunter Wildsでした。その後も、Kingdom Come: Deliverance 2、Persona 4 Revival、さらに発売から7年が経過したResident Evil 2のリメイクが登場し、Resident Evil 3とResident Evil 4も続きました。原文筆者はこの流れについて、Nintendoの自社作品を中心にしたDirectというより、少数のNintendo関連情報を加えた「大規模なPartner Direct」のようだったと評しています。

この印象は、今回だけのものではないとみられます。NintendoはSwitch 2最初のDirectの時点から、今世代でサードパーティー作品を重視する方針を明確にしていました。従来のNintendoは、ハードの性能がPlayStationやXboxに及ばず、他社から新作を引き込むことに苦戦していたためです。新作を動かせる性能を手に入れた現在は、Nintendoのファンがこれまで遊べなかったタイトルをSwitch 2へ集めることで、ラインアップを拡大しています。

Wii U移植の拡大版としての現在

NintendoがDirectに移植作品を多く含めること自体は、完全に新しい方針ではありません。Switchの時代にも、Wii U向けタイトルの移植が放送の中心になることがありました。初期には、次はどの作品が「Wii Uの牢獄」から解放されるのかを予想することが、ファンの間で一種の定番ネタになっていたほどです。

ただし、Switch 2ではその規模が大きくなっています。Fatal Fury: City of the Wolvesのような作品まで、Switch 2ユーザーにとっての目玉として扱えるためです。今後、各スタジオがSwitch 2向けの開発に慣れ、他機種版と同じ時期に新作を発売できるようになれば、Nintendo DirectはさらにSonyのState of Playに近い番組へ変わっていく可能性があります。Nintendo独占タイトルがいくつか含まれる点を除けば、両者の違いが見えにくくなるという見方です。

移植の充実は誰にとって朗報なのか

原文筆者は、今回の内容を退屈だと批判することには、ある種の身勝手さもあるとしています。Directはあくまでマーケティング番組であり、Nintendoの機器で遊べる作品を効率よく知らせる役割を担ってきたからです。今回紹介されたのも、まさに現在Nintendoのハードで遊べるようになるタイトルでした。

すでに多くのゲームを追い、Resident Evil 2を何度も遊んだ人にとっては、新鮮味が薄いかもしれません。一方で、Nintendoのハードしか所有してこなかったユーザーにとっては、状況が大きく異なります。Elden RingがSwitch 2に登場することは、世界的なヒットから4年後の移植であっても、大きなニュースになりました。移植中心の放送は、既存のゲームファンには物足りなくても、Nintendoのプラットフォームだけを利用してきた人には遊べる作品を増やす機会になります。

独自性を持つ作品は残るのか

それでも、原文筆者はこの状況を完全には喜べないと述べています。Nintendoが競合ハードと技術面で歩調を合わせなかった時代には、その制約が開発者に独自の工夫を促していました。一般的な大作をそのまま移植できなかったからこそ、Nintendo向けに特別に設計された作品や、他機種では生まれにくい変わったゲームが登場していたという考えです。

Switchは、そうした独自性の高い携帯ゲームの時代を終わらせ、Ghost Trick: Phantom Detectiveのような作品が減るきっかけになったと原文筆者は見ています。Switch 2ではその流れがさらに加速しました。Monster Hunter Riseは、SwitchでMonster Hunter Worldを動かせないという事情に対する、独自の回答ともいえる作品でした。しかし、Switch 2でMonster Hunter Wildsを動かせるなら、Capcomが同じような方向性の新作を作る必要性は小さくなります。

Switch 2専用の発想にも期待

一方で、独自性を保とうとする開発者も残っています。今月登場するOrbitalsは、Switch 2のGameChat機能を前提に設計されたような作品とされています。また、FromSoftwareのThe Duskbloodsも同じ方向性を感じさせるタイトルとして挙げられています。後者は夏の終盤に実施されたネットワークテストの反応が厳しかった後、今回の放送には登場しませんでした。

今回のDirectで特に興味深い発表として原文筆者が挙げたのは、Bloober TeamのOnyx: The Dark Gripです。携帯モード専用で、持ち運んで遊ぶことを前提にしたホラーゲームとされています。単に他機種の作品を移すのではなく、Switch 2の機能や遊び方に合わせて作られた作品は、今後のNintendoにとって重要になりそうです。

CapcomやSquare Enixのような大手メーカーが、Nintendoのハードを「持ち運べるPlayStation」のように扱う状況へ慣れていくなかでも、Nintendo向けだからこそ生まれる作品が登場する余地はあります。移植作の充実は多くのユーザーにとって歓迎すべき変化ですが、原文筆者は、Nintendoのプラットフォームが新しいゲームを試す場所であり続けることにも期待を寄せています。