『餓狼伝説 City of the Wolves』東京リベンジャーズ参戦でゲストキャラクター論争が拡大
『餓狼伝説 City of the Wolves』に東京リベンジャーズの佐野万次郎(マイキー)と龍宮寺堅(ドラケン)が参戦すると発表され、ゲストキャラクターの多さをめぐる議論が広がっています。SNKは9月9日に2人の追加を明らかにしましたが、他作品とのつながりが薄いキャラクターまで含めた大規模な人選に、歓迎と戸惑いの両方が寄せられています。
マイキーとドラケンが最新ゲストに
今回発表された2人は、人気漫画・アニメ作品である東京リベンジャーズの主要キャラクターです。本作にはこれまで、Street Fighterシリーズから春麗とケン、北斗の拳からケンシロウ、さらにプロサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド、音楽アーティストのサルヴァトーレ・ガナッチがゲストとして登場しています。
発売からまだ1年あまりのタイトルとしては、すでにゲストの人数が多いという見方もあります。春麗とケンについては、SNKとカプコンが過去に何度もクロスオーバーしてきた経緯があるため納得しやすい一方、それ以外のキャラクターは格闘ゲームとは直接関係しない作品や分野からの参戦です。この点が、一部のプレイヤーに「さすがに多すぎる」と受け止められています。
格闘ゲーム以外からの参戦が加速
近年は、格闘ゲームではない作品のキャラクターを大型格闘ゲームに迎える動きが目立ちます。Street Fighter 6には来年、ファイナルファンタジーVIIのティファ・ロックハートが登場する予定で、Tekken 8には2027年にバキの範馬勇次郎が参戦する予定です。こうした単発のコラボレーションは、現在の格闘ゲームコミュニティで必ずしも大きな反発を招いているわけではありません。特に鉄拳シリーズは、これまでも1人か2人ほど意外なゲストを迎えてきたことで知られています。
ただし本作では、格闘ゲーム出身ではないゲストが複数並んでいることが問題視されています。Xでは、あるプレイヤーがケンシロウの参戦は評価しつつも、今回の追加について「何でも入れればいいってわけじゃない」と批判しました。別のプレイヤーは「史上いちばん面白い格闘ゲームのロスター」と皮肉を込めて反応し、マイキーとドラケンを好きだとしながらも、バキやケンガンアシュラの十鬼蛇王馬を差し置いて選ばれた理由が分からないという声も上がっています。
本作の世界観に合う人選なのか
異なるジャンルからのゲストを受け入れてきた格闘ゲームとしては、Mortal Kombatシリーズが代表例に挙げられます。同シリーズには、ロボコップ、オムニマン、ホームランダー、ターミネーター、映画「エイリアン」のゼノモーフなどが登場してきました。もっとも、これらは作品全体の暴力的で過激なトーンにある程度まとまっていると考えられます。
一方、本作のゲストは作品や出自がかなりばらばらです。とりわけ実在のアスリートがメインラインの格闘ゲームに登場するのは初めての例とされ、サウスタウンにロナウドがいることに疑問を持つプレイヤーもいます。原文筆者も、ロナウドを含む人選が本作の世界観にどう結び付くのかを問題にしています。
SNKの方針と今後のロスター
批判が出る一方で、SNKがゲストキャラクターを今後の展開の柱として考えていることは明らかです。原文筆者は、シーズンごとに多数のキャラクターを追加する姿勢自体は評価しており、次にどのような人物を選ぶのかには興味を示しています。ただし、追加される全員が歓迎されているわけではなく、プレイヤーがそれぞれの人選に同じ熱量で盛り上がっているわけでもありません。今回の発表を受け、男性キャラクターに偏ったロスターに対して、女性ファイターをもっと増やしてほしいという要望も出ています。