『Prince of Persia: The Lost Crown』Steam版でUbisoft Connect PCランチャー不要に
2026年09月10日 | #その他 | GamesRadar+
Ubisoftが、Steamで販売するPC向けゲームから自社ランチャー「Ubisoft Connect PC」を段階的に外す方針を示しました。第1弾として『Prince of Persia: The Lost Crown』で新たな連携機能のテストを開始し、Steamから遊ぶ際に別のランチャーをインストールしたり起動したりする必要がなくなります。長年続いてきた二重ランチャーの仕組みを見直す動きとして、Steamユーザーから大きな注目を集めています。
Steam上で完結する新サービスをテスト
今回導入されるのは「Ubisoft Connect Services」と呼ばれるSteam向けの新しいツールです。Ubisoftによると、Steamからゲームを起動する際の体験を簡略化することが目的で、ゲームへのアクセスをSteam側に集約しながら、これまでUbisoft Connectが担ってきた機能を維持します。従来はSteam版であってもUbisoft Connect PCの導入と起動を求められるタイトルがあり、複数回のログインやポップアップ表示が発生していました。
Ubisoftは今回の取り組みについて、「Steamでよりシンプルに起動できる体験」を目指すものだと説明しています。新方式では、クロスプログレッション、クロスプレイ、プレイヤーの安全に関する機能、チャレンジ、報酬などを利用できるとしています。つまり、ランチャーを省くことでUbisoft独自のサービスまで失われるのではなく、必要な機能をSteamとの連携によって提供する形です。
『Prince of Persia: The Lost Crown』から段階的に拡大
Ubisoftは、今回の導入が完成版ではなく、サービス改善に向けた最初の段階だと位置づけています。今後の運用を通して機能や使い勝手を調整し、プレイヤーが利用してきたサービスを保ちながら、Steamで可能な限り途切れのない起動体験を実現する方針です。
対象タイトルは1作品にとどまりません。Ubisoftは、Ubisoft Connect Servicesを将来的にSteam上のより多くのUbisoft作品へ順次展開するとしています。ただし、記事時点で具体的な追加タイトルや導入時期は明らかにされていません。既存タイトルへの対応がどの範囲まで進むのか、また今後発売される作品にも同じ仕組みが採用されるのかが、今後の焦点になります。
ユーザーからは既存作品への対応を求める声
Steam上の議論では、今回の変更を歓迎する反応が目立っています。Ubisoftがこれまで必要としてきた仕組みを見直すほどの事情があったのだろう、という意見のほか、「ようやく対応した。過去の全タイトルにも導入してくれれば、またUbisoftのゲームを買う」といった声も寄せられています。
反応の背景には、Steamで購入したゲームを起動するだけなのに、別会社のアカウントやランチャーを経由しなければならない煩雑さがあります。今回の発表は、その負担をUbisoft自身が認識し、Steamを中心とした起動方法へ転換しようとしている点が重要です。一方で、現時点では最初のテスト導入にあたるため、すべてのSteam作品でUbisoft Connect PCが不要になったわけではありません。今後の対応タイトル拡大と、クロスプログレッションなど各機能がどのように引き継がれるかが注視されます。