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Double Fine創設者ティム・シェーファー氏がGame Passの有効性を支持

2026年09月12日 | #その他 | DualShockers

Double Fine創設者ティム・シェーファー氏がGame Passの有効性を支持

Double FineがMicrosoft傘下から創設者側へ戻り、再びインディースタジオとして活動する状況になったなか、創設者兼責任者のティム・シェーファー氏がGame Passへの期待を改めて示しました。Xboxをめぐる厳しい状況を認めながらも、月額制で多様なゲームを提供する仕組みは、プレイヤーだけでなく小規模な開発会社にも価値があるとしています。

Microsoft傘下を離れてもGame Passを評価

シェーファー氏は、PAX West 2026で行われたIGNのインタビューで、Double Fineが7年間Microsoftの傘下にあった時期と、XboxブランドがGame Passを軸に新作を展開してきたことについて語りました。7月にはXboxが事業規模を大幅に縮小し、約1,600人の従業員を削減したほか、Double FineとCompulsionの2つのスタジオを創設者側へ戻しています。

ゲームやハードの販売、Game Passの加入状況が最近伸び悩んでいるとされるなかでも、シェーファー氏はサービスそのものへの信頼を失っていません。「Game Passには本当にうまくいってほしい。私たちのような会社にとって、あらゆる人のゲームへの入り口を広げるサブスクリプションモデルは良い考えだと思う」と話しています。

クリエイティブな小規模作品を遊んでもらう入り口に

Double Fineのようなスタジオは、開発者が奇抜で創造的なゲームを作れる環境を目指している一方、独特な作品のトレーラーやキービジュアルが目を引いたとしても、プレイヤーが定価を支払ってくれるとは限りません。Game Passの加入者向けライブラリに作品が加われば、追加の購入判断を挟まずに遊んでもらえるため、知名度の低いゲームにも触れてもらいやすくなるとシェーファー氏は説明しました。

ただし、同氏はGame PassがなぜNetflixのように安定した成果を上げられていないのかは分からないとも述べています。サブスクリプション型のゲームライブラリが十分に機能しない場合でも、新作ゲームの価格全体が下がれば、プレイヤーが作品を知り、手に取りやすくなるという同様の効果が期待できるとの見方です。Game Passだけを唯一の解決策とせず、価格面からアクセスしやすくする可能性にも言及しています。

長期化するゲーム業界の不況

シェーファー氏はGame Passに前向きな姿勢を示す一方、現在のゲーム業界が厳しい状況にあることも隠していません。Double Fine自身も最近レイオフを経験しており、近年のタイトルであるKeeperやKilnも、大きな成功を収めたとは言いがたい状況にあります。業界の現状について、同氏は「ひどい時期であり、これほど長く悪化し続けるのを見たことがない」と率直に語りました。

これまでのシェーファー氏は、ゲーム業界には好況と不況の波があり、しばらく悪い時期が続いても、スタジオが新しく興味深い作品を作り続ければ持ち直すという見方を示してきました。しかし今回の不況は4年以上続いており、同氏がこれまで個人的に経験したなかでも最も長期化しているとしています。生成AIのような議論を呼ぶ技術がある現在も、人間によるゲーム制作が完全に置き換えられたわけではありません。

シェーファー氏は、困難な時期を乗り切るうえで最も重要なのは、ゲームを作ることへの愛情だと強調しました。ゲーム開発者は、技術企業に移ればより多くの収入を得られる可能性があるにもかかわらず、ゲームが好きだからこの仕事を選んでいる人が多いとのことです。制作そのものを楽しめなければ、完成までに大きな労力を要するゲーム開発を続けるのは難しいとしています。