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ニンテンドー3DSで見逃された10本のゲームを振り返る

2026年09月13日 | #ゲーム紹介 | Polygon

ニンテンドー3DSで見逃された10本のゲームを振り返る

ニンテンドー3DSのeショップ閉鎖によって、かつて多くの時間を楽しませてくれたソフト群は、少しずつ過去の遺物になりつつあります。なかでも注目したいのは、評価されるだけの魅力を持ちながら、ハード末期の発売や知名度の低さから十分に遊ばれなかった作品です。原文筆者は、パッケージ版が存在するタイトルなら中古ゲーム店やオークションなどで今からコレクションに加えられるとして、特に見逃されてきた10本を紹介しています。

高難度アクションと独自性の強いRPG

10位のShinobi 3Dは、忍者を題材にしたアクションゲームシリーズを現代の3DS向けに復活させた作品です。日本以外の地域では単にShinobiとして発売されましたが、3DS向けに移植された3D Shinobi 3とは別タイトルです。Griptonite Gamesはシリーズで知られる厳しい難度を受け継いでおり、遊びやすい方向にまとめられている一方で、簡単に攻略できるゲームではありません。圧倒的に不利な状況を少しずつ切り抜けることに楽しさを見いだせる人向けの作品だと、原文筆者は位置づけています。

9位はThe Alliance Aliveです。Cattle Callが手がけたターン制RPGで、魔族Daemonsに支配された人類が反撃を目指します。シナリオはSuikodenやEiyuden Chronicle: Hundred Heroesで知られる村山吉隆氏が担当しました。戦闘では、プレイヤーが頻繁に取る行動に応じて新たなスキルを習得していく仕組みを採用しています。3DSのハード性能を考えると野心的な内容だったと原文筆者は評価しており、後にNintendo Switch、PS4、Windows PCにも移植されたものの、幅広い層に届く機会はまだ少なかったとしています。

8位のリズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産は、Xeenとセガが制作したリズムゲームです。主人公は、行方不明になった父親を捜す少年ラファエル。パリの街を舞台に、パズルを解きながらリズムゲーム形式のミニゲームに挑み、展開の変化する怪盗劇を進めていきます。音楽に合わせて操作する場面だけでなく、物語や謎解きが次の挑戦へ進む動機になる構成で、セガが得意としてきたリズムゲームのなかでも優れた作品の1つだと原文筆者は述べています。

物語と人間関係が戦闘に影響する作品

7位のStella Glowは、Luminous Arcや7th Dragonシリーズで知られたImageEpochが倒産前に開発した最後の作品です。プレイヤーはターン制バトルだけでなく、探索や仲間との関係づくりにも時間を使います。限られた時間をどう配分するかが重要で、主人公が仲間たちと築いた関係は、使用できる能力だけでなくゲームクリア後の結末にも影響します。原文筆者は、ジャンルの仕組みを大きく刷新した作品ではないとしながらも、開発チームがRPGを理解していたことが伝わる有終の美だとしています。

6位のCuldcept Revoltは、カードを使って戦うターン制ストラテジーです。記憶を失った主人公Allenは、魔法使いCepterに敵対するCount Kranissへ抵抗する組織に加わります。カードを駆使して勢力を伸ばしていくゲーム性は奥深い一方、ルールや仕組みは必ずしも直感的ではありません。原文筆者は、タクティカルRPGの定番形式に独自のひねりを加えた作品として、その魅力に引き込まれるプレイヤーも多いはずだとしています。なお、シリーズの次作Culdcept Beginsは、記事執筆時点でNintendo Switch向けに発売されています。

5位はTom Clancy's Ghost Recon: Shadow Warsです。X-COMシリーズの生みの親として知られるJulian Gollop氏が、Ubisoft Sofia在籍時に開発を率いました。NintendoのAdvance Warsシリーズに近いターン制ストラテジーを軸にしながら、高低差など戦場の地形をより重視している点が特徴です。3DSが北米で発売される前に登場し、批評家から好意的な反応を得ていましたが、現在まで隠れた名作にとどまっていると原文筆者は指摘しています。

牧場経営やスチームパンクを組み合わせた意欲作

4位のReturn to PoPoLoCrois: A Story of Seasons Fairytaleは、1996年に日本で始まったPoPoLoCroisシリーズと、牧場をテーマにしたStory of Seasonsを組み合わせた作品です。原作シリーズはG-Artistsが開発し、田森庸介氏の漫画をもとに展開してきました。本作では農業シミュレーションを中心にしつつ、RPGの要素も盛り込まれています。魅力的なビジュアルとユーモラスな雰囲気があり、緊張感の高いゲームを続けたくないときに遊ぶ携帯機向けタイトルとして適していると原文筆者は説明しています。

3位のCode Name: S.T.E.A.M.は、Fire Emblemシリーズなどで知られるIntelligent Systemsが、戦略ゲームで新しい方向性を試みた作品です。三人称視点の戦略要素に、個性的なキャラクターとスチームパンクの世界観を組み合わせています。一方で、敵のターンが長すぎるという問題があり、発売後のアップデートで改善されました。しかし、その対応は販売面での不振を覆すには遅く、作品の長所があったにもかかわらず十分な売上を得られなかったとされています。原文筆者は、現在コレクションに加えるとしても大きな出費にはなりにくいタイトルだと述べています。

人気シリーズの組み合わせとハード末期の傑作

2位のペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンスは、Persona 3とPersona 4の登場人物を集めた外伝作品です。アトラスが3DSで展開していた2つの主要シリーズ、Personaと世界樹の迷宮を組み合わせており、ゲームシステムは一人称視点のダンジョン探索を中心に構成されています。プレイヤーは強力なFOEを避けたり戦ったりしながら迷宮を進み、地図を自分で描いて探索範囲を把握します。人気シリーズ同士の組み合わせはプレイヤーや批評家から好意的に受け止められましたが、広大なダンジョンを何度も攻略する形式は誰にでも向いていたわけではありません。続編を除けば、同じような作品はその後あまり登場していないと原文筆者はしています。

1位に選ばれたEver Oasisは、Nintendo Switch発売から約4カ月後という、3DSの終盤に登場したタイトルです。新ハードやその発売時期のソフトに注目が集まるなかで発売されたため、Nintendoが手がけた作品であっても十分な関心を集められなかったとされています。本作では、Manaシリーズの生みの親であり開発スタジオの創設者でもある石井浩一氏がディレクターを務め、ダンジョン探索と街づくりを組み合わせました。

いま振り返りたい3DS作品の価値

Ever Oasisは、ダンジョン探索と街の発展という2つのジャンルを、どちらも完全に最高水準へ引き上げた作品として紹介されているわけではありません。しかし原文筆者は、両者を組み合わせたことで、片方のジャンルだけを好むプレイヤーにも訴えかける魅力が生まれたと評価しています。将来的にリマスターされる可能性に期待を示しつつ、記事内では現状、過去10年のオリジナルJRPGのなかでも注目すべき作品を遊ぶには3DSが必要だとしています。

今回挙げられた10本は、シリーズの知名度や発売時期だけで判断すると見落とされやすいタイトルです。高難度アクション、カードを使う戦略ゲーム、リズムゲーム、農業シミュレーションとRPGの融合、人気シリーズのクロスオーバーなど、方向性も大きく異なります。eショップが閉鎖された現在でも、パッケージ版が残る作品は入手の選択肢があるため、3DSのソフトを集めるなら、こうした知名度の低いタイトルにも目を向ける価値があると原文筆者は結論づけています。