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PS2戦略ゲーム8選、遊び始めから楽しめる作品を原文筆者が紹介

2026年09月13日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

PS2戦略ゲーム8選、遊び始めから楽しめる作品を原文筆者が紹介

PS2の戦略ゲームは、PC向けの大作と比べると数こそ限られていましたが、家庭用ハードならではの実験的な作品が数多く登場した時代でもあります。原文筆者はそのなかから、複雑なシステムを備えながら序盤から楽しみやすい8作品を紹介しています。リアルタイムストラテジーからシミュレーションRPG、メカ同士の戦闘を取り入れた作品まで、方向性の異なるタイトルが選ばれました。

家庭用向けに作られたリアルタイムストラテジー

Alien Vs. Predator: Extinctionは、PS2で本格的なリアルタイムストラテジーに挑んだ作品です。アナログスティックで部隊を操作しながらマップを探索し、資源を管理し、敵との戦闘に臨みます。原文筆者は、ジャンル全体で見れば最高峰ではないとしつつも、コンソールで遊べるRTSとして独自性があり、十分に楽しめる作品だと評価しています。

選べる勢力はエイリアン、コロニアル・マリーンズ、プレデターの3つです。マリーンズは数をそろえて戦うタイプで、プレデターは少数精鋭として圧倒的な戦闘力を発揮します。エイリアンは敵を倒して新たな個体を増やすのではなく、犠牲者を取り込んで軍勢に加える仕組みが特徴です。さらに個体を進化させることもできるため、3勢力のなかでも特に複雑で、独自の進め方を求められます。勢力ごとに成長方法が異なり、3つのキャンペーンも用意されている点が見どころです。

Army Men: RTSは、基地の建設、資源の収集、ユニットの生産、技術の発展、防衛というRTSの基本を、PS2向けに遊びやすくまとめた作品です。PCとPS2の両方で展開された数少ないRTSのひとつであり、原文筆者はコンソールへの移植によって操作性が損なわれていない点を評価しています。

戦場になるのは一般的な家庭の室内や庭などで、資源も日用品を思わせるものになっています。小さな兵士たちが身近な空間で戦うため、作品全体のスケール感に特徴があります。基地を守りながら軍勢と技術を拡大する流れは王道ですが、Army Menらしい舞台設定がそれを独特な体験に変えています。重厚な戦略性よりも、すぐに始められる軽快なRTSを求める読者に向いた作品として紹介されています。

Goblin Commander: Unleash the Hordeも、PS2でRTSの面白さを手軽に味わえるようにしたタイトルです。プレイヤーはゴブリンの指揮官Grommelとなり、複数のゴブリン氏族を率いてさまざまな任務に挑みます。個々の兵士を細かく管理するのではなく、氏族ごとの集団を動かし、攻撃、防衛、追従といった命令を出す仕組みです。

氏族ごとに担当するユニットクラスが異なるため、集団の性質を見極めた運用が必要になります。任務には拠点の確保、大型の敵との戦闘、領域を混乱に陥れるような攻勢などがあり、単調になりにくい構成です。なかでも巨大なTitanは、通常の部隊よりはるかに大きく、プレイヤーが直接操作できます。ほかのユニットとは異なる圧倒的な存在感を持つため、集団戦のなかでも印象に残る要素になっています。

戦場の判断が勝敗を分けるシミュレーションRPG

Arc the Lad: Twilight of the Spiritsは、PS2で埋もれてしまったJRPGのひとつとして原文筆者が挙げている作品です。人間とオークの対立を軸に、長期化した戦争の両陣営に存在する善悪を描く物語が展開されます。戦闘はマス目状のフィールドで行われ、キャラクターごとに異なる戦闘スタイルと特殊能力を使い分けます。

この作品では、単に敵へ近づいて攻撃するだけでは十分ではありません。敵の側面を取る位置取り、攻撃範囲にできるだけ多くの敵を含める判断、地形や障害物を利用した防御が重要になります。弱いキャラクターを守りながら行動順を組み立てる必要があり、通常の敵であっても油断できません。ボス戦ではこうした位置取りがより厳しく問われ、1回の行動が戦局を大きく左右します。

物語の導入が早く、序盤から重要な展開が続く点も特徴です。さらに、戦争の異なる側に立つ2つの物語を体験できるため、ひとつの陣営だけでは見えない対立の全体像を描いています。原文筆者は物語を最大の魅力としながらも、敵の包囲や攻撃範囲を考える戦闘も非常に手応えがあるとしています。

Suikoden Tacticsは、シリーズのなかでも戦闘に重点を置いた作品です。戦場では属性の相性と地形が大きな意味を持ち、どの場所から誰を攻撃するかによって戦況が変化します。環境の特徴を見落とすと、味方が恒久的に失われる可能性があるため、各戦闘を軽く扱えません。

序盤から素早く戦闘へ移行し、多数のキャラクターを仲間として使える点は、Suikodenシリーズらしい部分です。キャラクター同士の関係性を深めるシステムも用意されており、関係が良好になるほど戦場で有利な結果につながります。原文筆者は、属性、地形、恒久的なキャラクター喪失、関係性といった要素が組み合わさることで、シリーズ内でも特に過小評価された戦略ゲームになっていると紹介しています。

Kessen IIは、Dynasty Warriorsシリーズの題材とスケール感を、部隊単位で指揮する戦争シミュレーションへ置き換えた作品です。従来のように武将自身が戦場を駆け回るゲームではないため、原文筆者は当初、直接戦闘できないことに物足りなさを感じたとしています。しかし、その違いを受け入れた後は、部隊運用の自由度と戦争を描く物語を楽しめたとのことです。

戦闘では、各部隊の強みと弱みを考えて組み合わせる必要があります。武将が持つ特殊攻撃は戦況を一気に変える力を持ち、敵兵の集団を突破する突撃だけでなく、隕石を呼び寄せて敵軍を攻撃するような大規模な演出も登場します。進行は比較的ゆっくりですが、自分の立てた作戦が大軍を動かし、戦場の結果へつながっていく過程に面白さがあります。原文筆者は、続編よりも本作のほうが壮大な戦争を体験している感覚をうまく表現しているとしています。

PS2ならではの実験的な戦略作品

Ring of Redは、PS2時代のジャンル横断的な試みを象徴する作品として紹介されています。分断された日本を舞台にした架空の冷戦を描き、現実の複数の国も関わる物語が展開されます。戦闘の基本はマス目状の戦略ゲームですが、戦場に投入されるのはAFWと呼ばれるメカです。

本作の大きな特徴は、フィールド上で敵と接触した後の戦闘にあります。一般的なシミュレーションRPGのように決められた演出を眺めるのではなく、戦闘中にプレイヤーが照準を合わせ、武器を撃つ操作を行います。戦略マップ上の位置取りと、戦闘場面での射撃がひとつにつながっており、メカ同士がぶつかる手応えを直接感じられる構成です。原文筆者は、この仕組みが後のValkyria Chroniclesにつながる発想の土台になったと説明しています。

Front Mission 4は、メカを題材にした戦略ゲームとして今回の8作品の1位に挙げられています。政治的で重い雰囲気の物語を軸にしており、一般的なJRPGではあまり見られない真面目なドラマが描かれます。原文筆者は、メカアニメや戦略ゲームのファンなら体験すべき作品だとしています。

中心となるのは、シリーズの特徴であるWanzerを使った戦術戦闘です。機体の装備を細かくカスタマイズできる一方、戦闘が始まると操作は分かりやすく、深い戦略性へ入りやすい設計になっています。敵の特定の手足を狙って破壊したり、パイロットを機体から降ろしたりできるため、敵を倒す方法にも幅があります。脱出したパイロットが新たな機体を手に入れる前に追撃する判断も必要です。

各ミッションでは、複数の機体からなる部隊を運用します。装備構成、攻撃対象、部位破壊の順番を考えながら戦うため、単純な火力勝負にはなりません。画面全体の色調はやや地味ですが、原文筆者はその雰囲気が政治的で重苦しい物語に合っているとしています。PS2の戦略ゲームには、王道のRTSだけでなく、勢力ごとに異なるルールを持つ作品や、戦闘操作そのものを組み込んだ作品も存在していたことが、今回の選出から分かります。