『Nighthawks』Steamの成人向け判定が発売直前に撤回される
2026年09月16日 | #その他 | GamesRadar+
性的な描写を理由にSteamで「成人向け」と判定され、検索結果からも除外されていた吸血鬼RPG『Nighthawks』について、Valveが発売直前になって年齢制限を取り下げました。実際の内容は露骨な性描写を含まないにもかかわらず、一部の国ではストアページ自体が表示されない状態になっており、開発チームは発売への影響を懸念していました。
発売直前にストアでの露出が制限
本作は、現代のアンダーワールドを舞台に、吸血鬼となった主人公が新たな世界を生き抜く作品です。吸血鬼を題材にしているため、恋愛や誘惑を扱う場面は登場しますが、開発側はその内容をPG-13映画で見られる程度の表現にとどめています。
プロデューサーのDave Gilbert氏は9月13日、Valveが本作を成人向けゲームに分類し、Steamの検索対象から外していると報告しました。さらに、いくつかの国ではストアから完全に掲載停止となっていたとしています。9月22日の発売を目前に控えた時期だったため、年齢制限によって購入を検討しているユーザーに届きにくくなることが大きな問題になっていました。Gilbert氏は、Valveが本作を実際よりもはるかに性的なゲームだと認識しているようだと説明しています。
実際の成人向け要素は限定的
本作のストア上の説明では、成人向け要素として強い言葉遣い、成人向けの状況、恋愛シーンにおける一部の非露骨なヌードを挙げています。ただし、成熟した内容の大部分はテキストで表現され、グラフィックな性行為の描写や性的暴力は存在しないとのことです。
ライター兼デザイナーのRichard Cobbett氏も、性的な内容を期待して購入すればすぐに失望するだろうと説明しています。同氏によれば、実際にあるのは「いくつかの尻の描写と、手や背景によって隠された、主にコミカルな恋愛シーン」ほどだとしています。これは、露骨な性描写や正面からのヌードを含むBaldur's Gate 3よりも控えめな内容です。それでも同作が成人向け指定を受けていないことから、今回の判定がどの基準で行われたのかは疑問視されていました。
Valveが判定を撤回、原因は明らかにならず
開発チームが数日間にわたって対応に追われた後、Valveは本作から成人向けタグを削除しました。Gilbert氏は、問題が解決したことを喜びつつ、今回の件を冗談にするよりも、無事に収束したこと自体に安堵していると述べています。
ValveはSteam上でポルノグラフィーに該当するゲームも、一般向けの作品と並べて販売できる仕組みを採用しています。そのため、何がポルノに当たるのかを線引きする立場にありますが、記事ではその判断がこれまで完全ではなかったと指摘されています。今回も、本作がなぜ最初から成人向けコンテンツとして扱われたのかは説明されていません。
Gilbert氏は、騒動によって本作を知る人が増えたため、結果だけを見ればプラスだったと振り返っています。一方で、これを宣伝目的に計画したわけではなく、今後は同じような経験をしたくないとも話しています。成人向け指定は撤回されたものの、誤判定に至った具体的な理由は不明なままです。