PlayStationのパッケージ版終了方針が示すもの、筆者はPS5用ディスクドライブを購入
2026年09月17日 | #その他 | GamesRadar+
PlayStationでパッケージ版のゲームが姿を消そうとするなか、皮肉にもディスクドライブの価値を再認識する動きが起きています。ソニーが2028年1月までにパッケージ版ゲームの提供を終了する計画を示したことで、プレイヤーは1週間にわたるボイコットを実施しました。一方、原文筆者はその流れを受けてPS5用ディスクドライブを購入し、デジタルゲームでは得にくい所有感や、ゲームを探して買う楽しさを改めて体験したとしています。
ボイコットでは変わらなかったソニーの方針
ソニーの計画に対して、プレイヤーはパッケージ版の終了に抗議するため、サービスから離れる形でボイコットを行いました。しかし、アナリストの分析によると、実施期間中のPSNのプレイヤー数には「まったくと言っていいほど大きな変化がなかった」とされています。ソニーの株価も、その期間を通じておおむね上昇傾向にあり、今回の抗議が企業側に目立った影響を与えたとは言いにくい結果になりました。
原文筆者は、パッケージ版を守りたいというプレイヤーの思い自体は正しいものだったとしつつ、PlayStationにおけるパッケージ版の終わりを受け入れる時期が来たと述べています。ゲームを購入しても実際には完全な所有権を持てないこと、パッケージ版のほうが安く入手できる場合があること、家族や友人とソフトを貸し借りできることは、ユーザーにとって大きな価値です。しかし、ソニーのような巨大企業がパッケージ版を整理する際、こうした価値は同じ基準では評価されないと原文筆者は指摘しています。
デジタル化で忘れていたディスクの存在
原文筆者は、子どもの頃から中古ゲーム店に通い、特に目当てのタイトルがなくても、店内で新しいゲームを探す時間を楽しんでいました。ゲームキューブの時代には交換可能なメモリーカードやディスクを使い、ゲームはすべてディスクやカートリッジに収められていたといいます。何度も開け閉めしたケースの音まで覚えているほど、パッケージ版は日常の記憶と結び付いていました。
その後、利便性を求めてデジタルゲームへ移行し、近年のゲームライブラリーの大半はSteamに集まっていました。現行世代では、しばらくパッケージ版を1本も購入していなかったとのことです。PS5 Proを購入した際も、ディスクドライブが別売りであることを当初は意識しておらず、友人に指摘されて初めて気付いたと原文筆者は振り返っています。
PS5用ディスクドライブを購入した理由は、手元にあるゲームを使うためだけではありませんでした。原文筆者は、映画Interstellarの10周年版を再生するメディアプレーヤーとしても本体を活用したいと考えていました。実際にディスクドライブを注文したことで、パッケージ版を使えるようになっただけでなく、デジタル購入の即時性に埋もれていた、ゲームを手に取る感覚が戻ってきたとしています。
中古ゲーム店で取り戻した購入体験
原文筆者はその後、かつての習慣を再現するため、古いゲームから新作、歴代ハード、DVD、CD-ROMまで並ぶ中古ゲーム店を訪れました。店内は、消えつつあるパッケージメディアを保存する場所のように感じられ、そこでゲームを探すうちに子どもの頃へ戻ったような感覚を覚えたとのことです。
購入したのはGhost of Tsushimaと、店頭で見つけた2本のゲームでした。3本を買ったことで、予約していたMarvel's Wolverineのパッケージ版に支払った金額をわずかに上回ったとしています。車に戻った原文筆者は、子どもの頃に買ったばかりのゲームケースを開き、ディスクやカートリッジを眺めたり、説明書を読んだりしながら、家に帰って遊べる瞬間を待っていた記憶を思い出しました。
現在は自分で車を運転する立場になり、ゲームに冊子が付属することもほとんどありません。それでも、パッケージ版を手にしたときには、デジタル版を購入するだけでは得にくい満足感があったと原文筆者は述べています。物理メディアの価値は、ゲームを起動するまでの時間や、棚に並べておく行為、誰かと貸し借りする体験にもあるということです。
残された時間でパッケージ版を楽しむ
ボイコットの結果からも、プレイヤーだけで企業の方針を変えるのは容易ではありません。パッケージ版の終了が進めば、安価な中古ソフトを探す選択肢や、購入したゲームを他人に譲ったり貸したりする文化も縮小していく可能性があります。ただし、原文に示されているのは将来の具体的な市場予測ではなく、現在残されているパッケージ版をどう楽しむかという提案です。
原文筆者は、パッケージ版が存在するあいだは、収集することも、実際に遊ぶこともできるとしています。デジタル化を止められないとしても、ディスクやカートリッジを探し、ケースを手に取り、遊び終えたゲームを手元に残すことは可能です。失われつつあるメディアだからこそ、購入や保管そのものを含めた体験を、今のうちに楽しんでおきたいという結論です。