『Woodo』が各プラットフォームで配信開始 木製玩具の世界を組み立てるパズルゲーム
木製ブロックや絵本を思わせる、穏やかなパズルゲーム『Woodo』が配信を開始しました。色のないジオラマにカラフルなオブジェクトを配置していくシンプルな内容ながら、手作りの玩具のような質感と音によって、画面越しでも触感を味わえる作品として注目されています。対応機種はSwitch、Switch2、PS5、Windows PC、Xbox Series Xです。
玩具を組み立てるように進めるパズル
本作は、バーチャルな塗り絵とジグソーパズルを組み合わせたゲームです。プレイヤーは、居心地のよい部屋やにぎやかな農場、魚に囲まれた小さな島など、さまざまなジオラマを舞台に、画面端に並んだ色付きのパーツを正しい場所へ配置します。パーツが埋まるにつれて、白一色だった風景が少しずつ色を取り戻していく仕組みです。
難度は高く設定されておらず、詰まった場合に使えるヒント機能も用意されています。原文筆者は、本作が難問を解く達成感よりも、小さな玩具を組み立てる行為そのものの楽しさを重視していると説明しています。360度から眺めながら長時間かけて完成させるステージがある一方、物語を数個のパーツに分けて組み立てていく短い場面もあり、同じ仕組みを使いながら展開に変化を持たせています。全体のプレイ時間は約5時間とされています。
木製玩具を再現したアートとサウンド
本作の大きな特徴は、すべてのオブジェクトを手彫りの木製玩具のように見せるアートスタイルです。パーツには細かな木目や表面の質感が施され、子どもの玩具箱から取り出したような雰囲気を作り出しています。クリックして動かすと、木片が触れ合うような音や軽い rattling sound が鳴り、見た目だけでなく音でも重量感を演出します。
原文筆者は、複雑なルールを持つ作品ではないものの、パーツを正しい場所にはめ込み、無彩色のジオラマが完成していく様子には確かな満足感があると評価しています。テンポも軽快で、さまざまな構成のステージを短い時間で楽しめる点が、幅広い年齢層に向いた作品として紹介されています。
キツネとカエルの物語
各ステージは、都会に暮らす小さなキツネのFoxyが、本人の意思に反して夏のあいだ田舎へ送られる物語でつながっています。自然に囲まれた生活を最初は嫌がるFoxyですが、地元に暮らすカエルと出会い、少しずつ自然の楽しさを知っていきます。穏やかな声のナレーションが物語を読み聞かせるように進行するため、パズルを解きながら就寝前の絵本のような感覚を味わえる構成です。
一方で、原文筆者は物語のメッセージが説教くさく感じられる点を批判しています。スマートフォンを置き、自然や手で触れる遊びを大切にしようと訴える内容を、画面を通して遊ぶゲームで伝えているため、作品の媒体と主張がかみ合っていないという見方です。失われた時代を美化するような表現も平板に映り、特に本作のテーマとは相性が悪いと指摘されています。
対応プラットフォームと作品の方向性
こうした弱点はあるものの、原文筆者は、ブロックや塗り絵といった子どものころの体験を丁寧にゲームへ取り込もうとする誠実さまでは否定していません。パズルを解き終えたあと、屋根裏から昔の玩具箱を取り出して、手になじむ木製ブロックに触れたくなるような懐かしさが本作の魅力だとしています。
本作はSwitch、Switch2、PS5、Windows PC、Xbox Series Xで利用できます。高い歯ごたえを求める作品ではなく、木の質感を生かしたジオラマを眺めながら、短時間ずつ穏やかに遊びたい人に向けたタイトルです。