『Moomintroll: Winter’s Warmth』が9月18日にPS5向け発売、ムーミントロールが冬に春を取り戻す
2026年09月17日 | #発売情報 | PlayStation.Blog EN
ムーミントロールが冬眠から目覚め、まだ眠り続ける家族や仲間を起こすために春を取り戻すアドベンチャーゲームが、9月18日にPS5向けに発売されます。ノルウェーのインディーゲームスタジオHyper Gamesが手がける本作は、トーベ・ヤンソンの世界を水彩画のようなビジュアルで描く、同スタジオにとって2作目のムーミン作品です。
冬眠から目覚めたムーミントロールの冒険
物語の主人公は、冬眠から目覚めたムーミントロールです。しかし季節はまだ冬のままで、家族の誰も起きる気配を見せません。そこでムーミントロールは、みんなを目覚めさせ、親友スナフキンをムーミン谷へ呼び戻すため、春を取り戻すことになります。
Hyper Gamesがムーミンを題材にするのは今回が初めてではありません。前作は、春のムーミン谷を舞台に音楽を使って冒険するSnufkin: Melody of Moominvalleyでした。今回は冬の森や雪に覆われた風景を中心に、ムーミントロール自身が思っていた以上に勇敢であることに気づいていく物語が描かれます。
トーベ・ヤンソンの背景もゲームに反映
ムーミンはトーベ・ヤンソンによって生み出され、最初の物語は1945年に発表されました。Hyper Gamesによると、ヤンソンが戦争やファシズムの時代を生きた経験は、暗さとユーモアを併せ持ち、困難と折り合いをつけながら生きるムーミンの物語に反映されています。
ヤンソンは、同性のパートナーを持つことが違法だった時代にも生きており、作品内で直接的ではない表現や創作を通じて愛を描きました。本作に登場するトゥーティッキー(Too-Ticky)は、ヤンソンの生涯のパートナーであるトゥーリッキ・ピエティラをもとに作られたキャラクターです。ゲーム内には、ヤンソンの絵やキャラクター、物語を思わせる要素も盛り込まれています。
3Dと手描き2Dを組み合わせた水彩表現
本作では、絵本のページをそのまま動かすような雰囲気を目指し、3Dの立体形状に手描きの2D要素を組み合わせています。シェーダーやテクスチャーを用いて、水彩が紙に染み込んだようでありながら、完全には均一にならない質感を表現しているとのことです。開発の多くはゲームエンジンのUnity上で行われています。
室内には、トーベ・ヤンソンの作品を知るファンなら気づく可能性がある小物も登場します。カーペットには先祖(Ancestor)やニョロニョロ(Hattifatteners)が描かれ、リビングには赤い椅子が置かれています。ムーミントロールの寝室には、キャラクターの骨格を描いたX線写真も用意されています。
重みを持って動く雪の表現
平面的な地形や背景を多く採用する一方、雪にはムーミントロールが歩いたときの重みを感じられる表現を取り入れています。シンプルな形状で作った地形の上に変形可能な雪のレイヤーを重ね、キャラクターや周囲の要素に反応して雪が押し上げられたり、崩れたりする仕組みです。
その結果、柔らかな雪を実際に踏み分けているような動きが生まれ、雪だるまや雪のフィギュアを作る場面にも適した質感になっています。平面的な茂みなどは、舞台装置のような見た目でありながら、遠近感やカメラアングルによって立体的な世界として見せる工夫が施されています。