『Shape of Dreams』がPS5・Xbox・Switch 2に対応 大型アップデートも同時配信
2026年09月17日 | #発売情報 | GamesRadar+
Steamで人気を伸ばしたアクション・ローグライク『Shape of Dreams』が、PlayStation、Xbox、Switch 2向けにサプライズ移植されました。コンソール版はクロスプレイに対応し、1周年に合わせた大型アップデートでは新キャラクターや追加ストーリーも登場します。発売から1年で累計150万本以上を売り上げた作品が、マルチプラットフォーム展開へ進む形です。
150万本超のヒット作がコンソールへ
本作のコンソール対応は、Xboxの東京ゲームショウ向けショーケースで発表され、そのまま配信が開始されました。対応機種はPlayStation、Xbox、Nintendo Switch 2で、Steam版を含む全プラットフォーム間のクロスプレイに対応します。新コンテンツも全機種で同時に配信される予定です。
本作は、MOBAに通じる戦闘要素を取り入れたアクション・ローグライクとして、2025年9月にSteamでリリースされました。開発元のLizard Smoothieにとって大きな成功となり、累計販売本数は150万本を突破しています。Lizard Smoothieは韓国の小規模スタジオで、現在のメンバーは5人にまで増えたとのことです。
ゲームパッドとの相性がよく、原文筆者は本作について、アクション性の一方でDiabloシリーズを思わせる居心地のよさもあるとしています。Steamで公開された体験版も、開発者の予想を大きく上回る反響を集めていました。こうした経緯から、コンソールへの展開は自然な流れだったと受け止められています。
新キャラクター「Cetus」などを追加
1周年アップデートでは、新たなプレイアブルキャラクターとして氷のリヴァイアサン「Cetus」が追加されます。さらにストーリーコンテンツが増え、既存キャラクターにも新たな選択肢が用意されます。アップデートの詳細な内容は限られているものの、単なる移植にとどまらず、全プラットフォームを対象とする大型更新として展開されます。
Lizard SmoothieのCEOであるEunseop Shim氏は、東京ゲームショウを前にした取材で、スタジオの現在について「今も非常に混沌としている」と説明しています。一方で、プレイヤーから寄せられた支持やフィードバックによって、チームには以前より前向きに開発を続けられるだけの追い風があると話しました。発売前には、作品が失敗するのではないかという不安が大きかったものの、現在はより健全な種類の課題に向き合えるようになったとしています。
Risk of Rainから受けた影響と今後の構想
本作とRisk of Rainの類似性は偶然ではありません。Lizard Smoothieの開発メンバーは、開発前から開発中にかけて同シリーズから強い影響を受けていたとされています。両作品はローグライクとしてのゲーム性だけでなく、大学生だった少人数の開発者が、当初は大規模な成功を想定しないままキャリアを築いていったという背景にも共通点があります。
Shim氏は、今後も本作の開発を終わらせるつもりはないと明言しました。プレイヤーから寄せられた要望が数多くあり、開発チーム自身にも実現したい要素があるためです。具体的な内容には踏み込まなかったものの、新しいゲームモードの構想もあるとしています。「プレイヤーが愛情を注いでくれている以上、開発を続けるべきです」と話し、現時点の本作はチームが思い描く理想の姿にはまだ到達していないとの考えを示しました。
発売後に明らかになった課題
Shim氏は、発売から時間を置いた現在だからこそ振り返れる教訓として、ゲームの面白さは開発者の内部的な論理や思考実験だけでは証明できないと語っています。どれほど経験や自信があっても、実際にプレイヤーの手に渡してみなければ分からないため、開発者が安心できる時期を待たず、もっと早くテストプレイを行うべきだったとしています。
発売前の数か月には、蓄積していた知見を反映する時間が足りず、多くの妥協を迫られました。その結果、十分に幅広いプレイテストを実施できないままリリースすることになり、進行システムやゲームの方向性についてプレイヤーから大きな懸念が寄せられたとのことです。開発チームは、バランスを整え、安定した体験に仕上げることを重視していましたが、本来の魅力である、混乱を伴う勢いのある楽しさから離れてしまったと振り返っています。
発売後は、問題への対応に追われることになりました。Shim氏は、開発チームの意図が、避けられたはずの明らかなミスによって誤解され、結果的に損なわれたと説明しています。販売本数という結果から見れば発売は成功したものの、完璧な立ち上がりではなかったという厳しい評価も示しました。Lizard SmoothieとパブリッシャーのNeowizは、こうした経験を踏まえ、プレイヤーの意見を聞きながら本作の開発を継続していく方針です。