『Dragon Slayer: The Legend of Heroes 1 & 2』がPS4・PS5・Switch・PC向けに2027年世界発売
2026年09月18日 | #発売情報 | DualShockers
日本ファルコムが1989年と1992年に手がけたクラシックJRPG 2作品が、現行プラットフォーム向けのコレクションとして復活します。Ediaは『Dragon Slayer: The Legend of Heroes 1 & 2』を、PS4、PS5、Switch、PC向けに2027年、世界同時展開すると発表しました。詳細はまだ限られているものの、海外展開が実現すれば、これまで日本国外で遊ぶ機会がほとんどなかった2作にアクセスしやすくなります。
35年以上前の2作品を現行機へ移植
今回収録されるのは、PC-88向けに発売されたDragon Slayer: The Legend of Heroesと、その続編Dragon Slayer: The Legend of Heroes 2です。前者は1989年、後者は1992年に日本ファルコムが開発しました。いずれもDragon Slayerシリーズから派生した作品ですが、シリーズ初期のアクションRPG路線ではなく、オーソドックスなターン制RPGとして作られています。
初代はこれまでにも多数のプラットフォームへ移植されましたが、海外版が存在したのはTurboGrafx-CD版のみでした。一方、2作目は日本国外で発売されたことがなく、今回の世界発売によって初めて公式に海外のプレイヤーへ届けられる可能性があります。対応機種はPS4、PS5、Switch、PCで、発売時期は2027年とされています。価格や具体的な発売日、追加要素、対応言語などは現時点で明らかになっていません。
Ediaは、レトロゲームの復刻コレクションを手がける日本のパブリッシャーです。今回の発表では、2作品を1つのコレクションとして提供することが示されましたが、画面表示の刷新、操作性の調整、セーブ機能などが用意されるかどうかは発表されていません。世界発売であることから、少なくとも英語テキストが収録される可能性があると報じられています。ただし、これは現時点で確定した対応言語ではありません。
『英雄伝説』から続くシリーズの出発点
Dragon Slayer: The Legend of Heroesは、Dragon Slayerシリーズの第6作にあたる作品です。タイトルにThe Legend of Heroesという副題を掲げたことで、従来シリーズから派生したタイトルであることが示されました。その後、日本ファルコムはDragon Slayerの名前を外し、The Legend of Heroesシリーズとして展開を続けていきます。
現在のThe Legend of HeroesシリーズやTrailsシリーズを知るうえで重要な系譜に位置づけられますが、今回の2作が後年のTrails作品へ直接つながるわけではありません。後のシリーズでは、登場人物の会話や舞台設定を積み重ね、作品をまたいで世界観を描く方向性が強まっていきました。しかし、今回復刻される初期2作は、そうした後年の作品とは別系統のタイトルです。
The Legend of Heroesの展開は、のちにThe Legend of Heroes III: Prophecy of the Moonlight Witch、The Legend of Heroes IV: A Tear of Vermillion、The Legend of Heroes V: Song of the OceanからなるGagharv trilogyへ続きます。3作品は同じ地域を舞台にしながら異なる時代を描き、互いに関連する要素を盛り込んでいました。原文では、この3作について、NPCの会話が変化する仕組みや、作品をまたいで補完される舞台設定に、後のシリーズへ通じる脚本と世界構築へのこだわりが見られると説明されています。
日本ファルコムの歴史を知るうえでも注目
日本ファルコムは、1980年代から日本のコンピューターゲーム市場で活動してきた老舗メーカーです。1983年にはRPGに近い作品とされるPanorama Tohを発売し、1984年にはDragon Slayerを発表しました。Dragon Slayerは、世界初の本格的なアクションRPGの1つと評されることがあります。
その後、Dragon Questの知名度が大きく伸びたことで、JRPGの源流としてDragon Questを挙げる見方も広まりました。一方で、日本ファルコムはそれ以前からRPGの開発に取り組んでおり、Dragon SlayerからThe Legend of Heroesへ至る変化は、同社が長年にわたってジャンルを追求してきた経緯を示しています。アクションRPGだったシリーズが、The Legend of Heroesでターン制の伝統的なRPGへ移行した点も、今回の2作を振り返る際の特徴です。
ファルコム旧作復刻の動きが拡大
今回のコレクションは、近年の日本ファルコム作品をめぐる復刻・リメイクの流れの一部としても注目されます。Trails in the Sky 1st Chapterのリメイクが大きな成功を収めたことを受け、日本ファルコムはTrailsシリーズのさらなるリメイクに加え、別のフランチャイズもリメイク候補になり得ると説明していました。
また、日本ファルコムが別のDragon Slayer作品を開発しているとの報道もありました。その作品が今回発表されたコレクションを指すのか、あるいは新規タイトルなのかは判明していません。少なくとも、同社がTrailsだけでなく、過去のシリーズ全体を現代のプレイヤーへ届ける可能性を示していることは確かです。
発売までには対応言語や収録範囲、移植版独自の機能など、確認すべき点が残されています。特に2作目はこれまで海外発売がなかったため、世界発売にあたってどのような翻訳やローカライズが行われるのかが大きな焦点になります。35年以上前に登場した作品を、現行機とPCでどのような形で遊べるようにするのか、今後の続報が待たれます。