ソニーの物理ゲーム終了方針、PS4時代のゲーム共有動画を元幹部が再現
2026年09月19日 | #その他 | GamesRadar+
ソニーが2028年1月から物理ゲームのサポートを終える方針を示すなか、かつてゲームディスクの貸し借りを実演した元PlayStation幹部2人が、その動画を再現しました。冗談めいた投稿でしたが、ディスクを共有する方法を紹介した過去との対比から、PlayStationの変化を象徴するものとして大きな反響を呼んでいます。
2013年の「ゲーム共有」実演を再現
2013年6月、PS4をめぐるMicrosoftとの競争が注目を集めていた時期に、PlayStationはゲームディスクを友人に貸す方法を紹介する短い動画を公開しました。映像に登場したのは、当時SonyでPlayStation部門を率いていたShuhei Yoshida氏とAdam Boyes氏です。2人がディスクを手渡す場面は約21秒で、Xbox Oneのゲーム共有方針を皮肉る内容として知られるようになりました。
2026年9月18日、Yoshida氏はX(旧Twitter)に、東京ゲームショウのPlayStationブースでBoyes氏と再会した写真を投稿しました。写真の1枚では、2人が驚いた表情でカメラを見ながら、実在しないゲームのパッケージを手にしています。2013年の動画をほぼそのまま再現した構図ですが、今回は肝心のディスクがありません。Sonyが物理ゲームから離れようとしている状況を、意図的かどうかは別として連想させる投稿になりました。
「共有するものがない」と反応するユーザー
Yoshida氏やBoyes氏がPlayStationを正面から批判したわけではないものの、投稿にはSonyの方針転換を指摘する反応が相次ぎました。あるユーザーは「もう共有するものがない」と返信し、別のユーザーはYoshida氏のPlayStation退社後について「あなたが去ってから、すべて下り坂だ」と書き込んでいます。Yoshida氏はSonyに31年間在籍した後、2025年1月にPlayStationを離れています。
また、投稿を紹介したユーザーのなかには、2028年のゲーム共有を示すものとして写真を扱う人もいました。過去の動画にも、Sonyがディスクから離れる方針を発表した後に投稿された批判的なコメントが集まっています。最も支持を集めたコメントでは、かつてSonyが揶揄した相手と同じ立場になったという趣旨の批判や、「13年後に自分自身へ跳ね返ってきた」とする意見が示されています。
Yoshida氏は完全デジタル派と説明
一方、Yoshida氏自身は、Sonyが物理ゲームから離れる方針について、ディスクを使うゲームの多くが追加ダウンロードに依存していることや、デジタル販売の規模を考えれば、物理版の終了は「それほど大きな問題ではないかもしれない」と以前説明していました。本人は「個人的には完全にデジタル派です。ディスクを管理したり入れ替えたりしたくありません。すべてのゲームをダッシュボードに置き、選ぶだけで遊びたいのです」と話しています。
ただし、物理メディアがそのまま遊べるとは限らない現状は、ディスク終了の議論を単純なデジタル化の問題にはしていません。ゲーム保存団体DoesItPlayの調査では、完全に動作させるためダウンロードが必要なゲームはPS5で34%、Xbox Series Xで50%に上ります。今回の再現写真は、過去の軽いジョークと現在の販売・保存環境の変化を同時に思い起こさせる投稿として受け止められています。