デブラ・ウィルソンのゲーム出演作5選 AAAタイトルで存在感を示す声優の代表的な役柄
さまざまなAAAタイトルで存在感を示してきた女優・声優のデブラ・ウィルソンについて、原文筆者が特に優れた5つのゲーム出演を選出しています。コメディから冷酷な悪役、仲間を導く指導者、巨大な怪物まで、役柄ごとに大きく印象を変える演技力が注目されているとのことです。近年は出演作の多さから、ゲームファンの間で「またデブラ・ウィルソンが出演している」と話題になるほどの存在になっています。
ゲーム業界で存在感を増すデブラ・ウィルソン
デブラ・ウィルソンは、スケッチコメディ番組Mad TVなどで活動した後、2000年代後半からゲームへの出演を増やしてきました。2020年代に入ってからはさらに出演の勢いを伸ばし、Date Everything!のような作品から、記事執筆時点で話題になっていたMarvel’s Wolverineまで、規模やジャンルを問わず多くのタイトルに登場しています。Marvel’s WolverineではCallistoを演じていると紹介されています。
出演本数の多さは一種のミームにもなっており、プレイヤーの間では「どのスタジオが最も優れたデブラ・ウィルソンのキャラクターモデルを作れるか」といった冗談まで生まれているそうです。ただし原文筆者は、彼女が多くの大作に起用される理由は単なる話題性ではないとしています。コミカルな演技、威圧感のある強い人物、さらには巨大な怪物の内面まで、それぞれの役に合わせて声と感情を作り分けられる点が評価されています。
5位から3位までの代表的な演技
5位は、God of War Ragnarökのグリラ(Grýla)です。アトレウスのパートで登場する重要なボスで、アングルボザの冷酷な祖母にあたる巨人族の女性として描かれます。登場時間そのものは作品全体から見ると長くありませんが、孫娘や周囲の人物に向ける敵意を、鋭く攻撃的な声で表現しています。原文筆者は、母親から引き離した直後に狼へ投げ与えるべきだったという趣旨の台詞を例に挙げ、短い登場ながら強烈な印象を残す役柄だと評価しています。
4位は、Star Wars Jedi: Fallen Orderのセレ・ジュンダ(Cere Junda)です。オーダー66後の重い過去を抱えるジェダイ・マスターであり、カル・ケスティスを導く師として登場します。ウィルソンは、普段は冷静で落ち着いた人物としてのセレを演じながら、カルの生存を案じる不安がわずかに表へ出る瞬間も表現しています。続編のStar Wars Jedi: Survivorでは、セレ自身がジェダイとしての力を解放し、英雄としての立場を強く示す場面も増えたとされています。
3位は、Destiny 2に登場するサバスン(Savathûn)です。拡張コンテンツThe Witch Queenで中心的な敵役を務めるハイヴの女王で、シリーズの背景設定には以前から存在していた人物でした。そのため、物語の表舞台に立つ段階では大きな期待に応える必要があったと原文筆者は説明しています。ウィルソンは、知的で雄弁に語りながら、他者を巧みに操って自分の意のままに動かす怪物としてサバスンを表現しました。原文筆者は、シリーズにおける最も優れた敵役の候補に挙げられるほどの存在感だったとしています。
2位と1位に選ばれた強烈なキャラクター
2位は、Suicide Squad: Kill the Justice Leagueのアマンダ・ウォラーです。スーサイド・スクワッドを監督する冷酷な官僚であり、部隊を威圧しながら管理する立場にあります。この役には、命令するだけの迫力ではなく、乾いた皮肉や軽口を交えた独特の態度も求められます。ウィルソンはその両方を成立させ、原文筆者からは作品内でも特に明るい要素のひとつと評価されています。
印象的な場面として挙げられているのが、血まみれになったウォーラーが、勝手な行動を取ろうとしたチームを叱責するシーンです。キング・シャークが自分の故郷では父親が決して許さないと反論しかけたところ、ウォーラーは「今のお前の父親は私だ」と言い切り、相手を黙らせます。原文筆者は、この一喝にキャラクターの支配力とウィルソンの攻撃的な演技が凝縮されているとしています。
1位は、Wolfenstein 2: The New Colossusのグレイス・ウォーカーです。ナチスと戦う革命家としてB.J.ブラスコヴィッチの大義に加わる人物で、原文筆者がデブラ・ウィルソンのゲームでの評価を強く意識するきっかけになった役でもあります。2017年に発売された同作で、グレイスは画面に登場するたびに場の主導権を握り、過激な言葉で敵を罵倒する場面から、物語の背景を背負った痛切な独白まで幅広い表情を見せます。
特に、クー・クラックス・クランを激しく罵る場面と、作品の物語に長く残る重いモノローグが代表例として挙げられています。原文筆者は、現在のようにウィルソンが多くのゲームへ出演している理由を知りたいなら、まずこの演技を振り返ればよいとしています。なお、今回の5作品はキャリアの一部にすぎず、Metal Gear Solid 4: Guns of the Patriots、Ratchet & Clank: Rift Apart、The Outer Worlds、Bugsnaxなどにも出演しているとのことです。