Xboxは「逆買収」の途上にあると業界アナリスト、HaloなどをActivision傘下へ
2026年09月28日 | #その他 | GamesRadar+
ゲーム業界アナリストのJoost van Dreunen氏は、MicrosoftがXbox傘下のスタジオをBethesdaやActivision Blizzardの管理下に移している動きを「Xboxの逆買収」と表現しました。自社で築いたスタジオを運営する力が、買収した企業側に移りつつあるとの見方です。
Xbox傘下のスタジオを再編
Microsoftは先週、Xboxで予定している計3,200人の人員削減の一環として、新たに268人を削減すると発表しました。Halo StudiosやThe Coalitionも影響を受けます。また、スタジオの管理体制も大きく見直されます。
Playground GamesとTurn 10は統合され、Bethesda Game StudiosがObsidian Entertainmentを管理することになりました。RareとWorld's Edge、そしてHaloシリーズはActivision Blizzardの傘下に移ります。
「買収の狙いは人材だった」と分析
NYUスターン・スクール・オブ・ビジネスの教授でもあるvan Dreunen氏は、Xboxの主力シリーズであるHaloを、2023年にMicrosoftが買収したActivisionの傘下に置くのは「驚き以外の何ものでもありません。Xboxのスタジオ運営がいかにうまくいっていなかったかを示している可能性もあります」と指摘しました。
同氏は、専任チームを設けたうえでHaloをActivisionの管理下に置くことには合理性があるとしながらも、それだけで成功が保証されるわけではないと述べています。Call of Dutyでは、シリーズ最大のローンチとなったBlack Ops 6も、春になるころにはプレイヤー数が大きく落ち込んだと例に挙げました。
さらに同氏は、MicrosoftがActivision Blizzardに690億ドルを投じた結果、同社が自ら築いたスタジオを運営するのに最も適した部門になったとして、「ゆっくりと進む逆買収を目の当たりにしています」と表現しました。
Pixar買収との共通点を指摘
van Dreunen氏は、Xboxの買収戦略をDisneyによる2006年のPixar買収になぞらえています。当時、Disneyの社内アニメーション部門が苦境にある一方、Pixarは世代を代表するヒット作を生み出していました。Pixarの幹部はDisneyのアニメーション部門を率いる立場になりました。
同氏はこの例を引き合いに、Microsoftの買収は知的財産だけでなく、経営人材の獲得も目的だったとの見方を示しています。
Microsoftは2023年末にActivision Blizzard Kingを買収して以降、毎年人員削減を実施しています。スタジオの閉鎖が相次ぎ、Bethesda、Activision Blizzard、Kingの管理下に入るスタジオも増えるなか、Xbox Game Studiosに残るスタジオは一握りになりつつあります。