『Drunken Goddess Reflux』、10月19日予定のデモ配信を中止し、クローズドなプレイテストに切り替え
2026年10月17日 | #発売情報 | GamesRadar+
ロシアンルーレットをモチーフにした『Drunken Goddess Reflux』について、共同開発元でパブリッシャーのAlliance Artsが、10月19日に予定していたデモ版の公開を取りやめると発表しました。代わりに、参加条件と動画投稿・配信のルールに事前に同意した人だけが参加できる、クローズド環境でのオンラインプレイセッションを開催します。本作はSteamDBによると、Steamのウィッシュリスト登録数で65位に入っています。
AIによる模倣への懸念と、運用面の事情
Alliance Artsは「Needy Streamer Overload」で知られるスタジオです。Steamでの告知によると、当初は動画の投稿や配信に一定の制限を設けたうえでデモを公開する予定でした。しかし、その制限を適切に運用・管理できる状況にはないと判断したそうです。
中止の理由はそれだけではありません。同社は「デモの内容から、本作の演出やゲーム性を模倣・再現した作品がAIなどのツールで短期間に作られ、本作の発売前に公開されるおそれがある」と懸念を示しています。ゲームの映像がネット上でどう広まるかを管理しきれないことが、AIによる模倣への不安にもつながっているようです。
プレイセッションについては、「事前に参加条件と動画の投稿・配信に関するルールを確認し、同意した人に限定して、クローズドな環境で開催する」としています。
広がるAIを使った模倣と開発者の警戒
今回の判断の背景には、AIを使ったゲームのリバースエンジニアリングやリコンパイルが急増していることがあります。原文は、とくにAnthropicのClaude Opus 5.5のリリース以降に目立つようになったとしています。
AIツールが手軽に使えるようになり、他人のアイデアに便乗して素早く作られるゲームも増えました。模倣作自体は以前からありますが、AIによってその制作スピードが大きく上がったと原文は指摘しています。Steamで話題になった『Meccha Chameleon』はAIを使ったゲームにすぐ模倣されました。未発売の人気作『Family Time』も、Steam上でそっくりそのまま複製されたとのことです。
筆者は、多くの開発者やコミュニティを追うなかで、同様の懸念を目にする機会が増えていると述べています。『Papers, Please』や『Return of the Obra Dinn』で知られるインディー開発者のLucas Popeは、次回作について話すこと自体を控えています。理由は、話をすると「AIに吸い上げられたり、誰かにコピーされたりする」おそれがあるからだそうです。
『Drunken Goddess Reflux』とは
筆者は本作について、『Papers, Please』よりも『Buckshot Roulette』を思わせると述べています。舞台は地獄のバーで、プレイヤーは「あなたのためなら殺しも辞さない、あるいはあなたを殺す」アニメ調の悪魔の少女と向かい合い、酒を1杯ずつあおって相手を酔い潰すことを目指します。Steamストアページには「夜を生き延びて、7つの破滅の味を堪能せよ」という趣旨の紹介文が載っています。