『Drunken Goddess Reflux』、AIによる模倣作を懸念しSteam Next Fest体験版の配信を中止 発売日は12月8日
Alliance ArtsとWho Youが開発中のインディーゲーム『Drunken Goddess Reflux』について、開発側が10月19日開始のSteam Next Festでの体験版配信を直前に取りやめたことが分かりました。生成AIを使った模倣作が短期間で作られることを防ぐためとしています。本作は12月8日に発売予定です。
体験版の配信を中止した2つの理由
『Drunken Goddess Reflux』は、美しいアニメ調の悪魔を相手に、ロシアンルーレット方式で飲み比べの夜を生き延びるゲームです。Steamのウィッシュリスト登録数はすでに2万5000件を超えています。
Steam Next Festは10月19日から26日までの1週間にわたって開かれ、開発者が今後発売予定のゲームの体験版を公開するイベントです。プレイヤーは多くのタイトルを無料で試せ、開発者にとっては作品の宣伝やウィッシュリスト獲得の機会になります。
Alliance Artsは本作の体験版も10月19日に公開する予定でしたが、イベントの数日前に配信中止を決めました。同社はX上で体験版を待っていたファンに謝罪し、2つの理由を説明しています。1つ目は、ゲームプレイ映像や配信が同社の定める公開時の制限に沿っているかを確認できないことです。2つ目は、体験版を出せば、生成AIを使って他者が素早く模倣作を作れるようになると考えたことです。
ゲーム業界で高まるAIへの懸念
ゲーム業界では、AIの利用が開発者とプレイヤーの双方にとって大きな懸念になっています。AIは開発を速め、効率を高める可能性がある一方、AIツールやバイブコーディングによってゲームのクローンが作りやすくなるという問題があります。体験版を公開した場合、AIを使った模倣作の開発者が先に完成させて公開し、『Drunken Goddess Reflux』の発売前に先行してしまう可能性も十分にあります。そうなれば、本作の発売後の成功が妨げられるおそれがあります。
申し込み制のクローズドテストを実施
体験版は配信されませんが、発売前に遊ぶ機会が完全になくなったわけではありません。Who Youの公式Discordサーバーでは、クローズドテストへの参加申し込みフォームが現在受け付けられています。興味のあるプレイヤーは、そこから参加を申し込めます。