『Faraway』メタスコア72点、意見が割れた理由

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2026年11月5日に発売の『Faraway』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「72 点」で「賛否」という評価になっています。
2026年11月4日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは7件、最高は78点、最低は65点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

72Faraway好評 3|賛否 4|不評 0
iOS (iPhone/iPad)—(0件)PC72(5件)Nintendo Switch—(0件)Nintendo Switch 2—(0件)Xbox Series X—(1件)PlayStation 5—(2件)

長押しで星を周回して離して飛ぶ、ワンボタンで直感的に遊べる星座パズル

長押しで星を周回して離して飛ぶ、ワンボタンで直感的に遊べる星座パズル

『Faraway』で操作するのは、今にも消えそうな一筋の流れ星です。星はシンプルな宇宙空間を自動で前進し、プレイヤーが進行方向を直接変えることはできず、使うボタンもたった1つしかありません。ボタンを長押しすると近くの星の重力に引き寄せられて周回を始め、ボタンを離すとその瞬間に向いていた方向へ勢いよく飛び出します。ボタンを離すタイミングで飛び出す速度が決まる仕組みで、周回軌道を取り囲むリングの色が赤なら速く、青なら遅いことを示します。決められたエリア内では周回した星同士が直線で結ばれていき、自分が引いた軌道と交差するかエリア外に出るまで星をつなぎ続けることで、1つの星座が完成します。

言葉で説明すると覚えることが多いように思えますが、実際に触ってみるとすぐに感覚を掴めます。長押しで軌道に入り、離して抜けるだけなので、操作はシンプルかつ直感的で、遊び始めて数分もあれば最初の星座を描けるようになります。ゲームに入り込むこと自体は決して難しくありません。

ただ序盤には、頭を切り替えるべきちょっとした癖があります。スティック操作に慣れていると、つい自分の手で直接速度や向きを変えたくなってしまいます。操作できるのはボタンを押すタイミングだけだと納得するまで、最初の数回のプレイでは少し苦労するかもしれません。それでも一度慣れてしまえば、操作そのものに気を取られることはなくなります。

制限時間に追われながら星々を巡り、複雑なループを描いて高得点を狙う

制限時間に追われながら星々を巡り、複雑なループを描いて高得点を狙う

このたった1つの操作系でありながら、プレイヤーの腕前が反映される余地はかなり大きいです。星座を作るエリアは広大な宇宙の各所に点在しており、次のエリアにたどり着くまでの移動は時間との勝負になります。画面上のカウントダウンは流れ星の残り寿命を示しており、星座を完成させると時間が回復し、複雑な図形を描くほど多くの時間が手に入ります。エリアとエリアの間は常に制限時間との戦いになるため、リズム感と周囲への注意力を働かせながら、素早い反応で次の星の集まりで最も多くのポイントを稼げるルートを数手先まで考える必要があります。奥深さの理由はボタンの数にあるわけではなく、1つしかないボタンで時間に追われながらルートを組み立てる緊張感から生まれています。

そして、このルート計画の面白さを左右しているのがスコアリングのルールです。単に多くの星を手早くつなぐだけなら難しくありませんが、大きな得点源になるのは閉じた図形とその内側に作るループです。ループを作るたびにスコア倍率が上がり、エリア内の星をすべて使い切ればポイントが2倍になります。スコアが上がるとレベルも上昇し、エリアが広くなるだけでなく星の数やスピードも増していくため、どのエリアも手応えのあるルート計画パズルへと変化します。どの星から始めるか、出口を塞がずにどうループを閉じるか、失敗しやすい形を狙って時間を使う価値があるかなど、じっくり考えることになります。

ゲーム構造の面から見ると、本作は Tetris や Lumines、Puyo Puyo といった、シンプルで何度も遊べるパズルゲームに通じる手触りがあります。いずれも始めるのは簡単で、触り続けるうちに底知れない奥深さへと引き込まれていく作品群です。ただし、この比較が最後まで当てはまるわけではありません。本作には Tetris のように遊んだ瞬間に面白さが伝わる分かりやすさも、遊ぶほど着実に深まっていく奥行きもありません。それでも、極限までシンプルな1ボタンの仕組みから、手ごわい挑戦を作り上げることには成功しています。

最高の瞬間は、描いた計画が実際にうまくいったときに訪れます。あるエリアのほぼすべての星を使い、ループの中にさらにループがあるような複雑な星座を完成させて星を使い切ったときは、格別の達成感があり、跳ね上がるスコアもその苦労に見合っています。この快感があるからこそ、プレイが崩れて失敗した後でも、ついもう一度挑戦したくなります。

基本操作以外の仕組みは手探りになりがちで、試行錯誤が求められる

基本操作以外の仕組みは手探りになりがちで、試行錯誤が求められる

しかし、そうした域に達するまでの道のりは、人によってなかなかに険しいものがあります。本作は基本操作こそ教えてくれるものの、システムの仕組みで何ができるのかについてはほとんど教えてくれません。効率的な星座のパターンや、退路を塞がずにループを作る方法、コンボシステムでどんな形が高く評価されるのかといった点は、すべて自力で試行錯誤しながら見つけ出すことになります。チュートリアルがもう少しあれば大きな助けになったはずで、数時間遊んだ後でさえ、特定の星の配置をどう進むのがベストなのか手探りになる場面があります。自分の引いた軌道でルートを塞いだと気づいたときには手遅れだったり、次の星の集まりまであと数ピクセルのところで時間切れになったりすることもしばしばです。スコアとコンボの仕組みは最も理解しにくい部分であり、苦戦するプレイヤーも少なくないはずで、『Faraway』は万人に向いているゲームとは言えません。

そこで大きな助けになるのが、ゲームスピードを落として遊べる難易度設定です。難易度を易しくするとゲームの進行が遅くなり、計画を立てる時間が増えるだけでなく、どこへ向かえばいいかの案内も分かりやすくなります。進行速度はいつでも変更できるため、仕組みを覚える間は遅くし、操作に慣れて手応えが欲しくなったら速くするといった調整も可能です。こうした設定がスコアの仕組みを直接解説してくれるわけではないものの、制限時間に追われて場当たり的な判断に終始することなく、落ち着いて試行錯誤できる余裕が生まれます。

本作のハードルは操作の習得というより、ゲームの仕組みを理解する過程にあります。その手探りに付き合えるかはプレイヤーの気質によりますが、序盤の戸惑いさえ抜けてしまえば、難しさは自然と和らいでいきます。

追加ステージは練習になる一方で、理屈が分からず繰り返すだけにもなりやすい

追加ステージは練習になる一方で、理屈が分からず繰り返すだけにもなりやすい

仕組みを理解しにくいという問題に対して、本作が用意している主な回答は、段階的に組み立てられたコンテンツです。丁寧に作られた手作りのステージ群が長めのチュートリアルの役割を果たしており、自由に遊ぶフリープレイへ進む前に、ステージごとに新たな課題やパズル、テクニックを提示してくれます。メインの Faraway モードでポイントを稼ぐと、さらに2種類のステージがアンロックされます。Echoes ステージでは、あらかじめ決められた星座が点線で表示され、時間制限や挑戦回数の上限がない落ち着いた環境で、高度なテクニックを練習できます。Ascent ステージでは、決まった形の星座が1つだけ用意され、そのすべての星を使って最高スコアを出す方法を模索します。1つのステージ自体は数秒で終わるものの、最適な解き方がすぐに思いつかなければ数分間頭を悩ませることになります。

実際に手を動かして覚えるタイプの人にとって、これらのモードは奥深い仕組みを身につけるための確かな道筋になります。とりわけ Echoes は特定の状況だけを切り取って見せてくれるため、メインモードのようなプレッシャーなしに、どんなつなぎ方や形が作れるのかをじっくり確かめられます。ここで磨いた腕前は、その後のスコアにもはっきりと表れます。

一方で、言葉で説明してもらわないと理解しにくいタイプの人にとっては、体験がまったく違ったものになってきます。Echoes や Ascent をこなすことで腕前は確かに上がるものの、仕組みを理解したというより、失敗を重ねて強引にクリアしたように感じるかもしれません。何度も挑戦するうちに形をクリアできたとしても、なぜその挑戦がうまくいったのかが腑に落ちず、この繰り返しに強いストレスを覚えることもあります。そうしたプレイヤーにとっては、これらのモードは教えることよりも腕を試すことのほうが得意に見えます。結果として上達はするものの、教わったという実感は得られないかもしれません。

狙った星と引き寄せられる星が食い違い、操作の精度に悩まされる瞬間

狙った星と引き寄せられる星が食い違い、操作の精度に悩まされる瞬間

プレイしていて最もはっきりした不満点は、狙いどおりに動かせるかどうかの精度です。ボタンで操作できるのは重力のオンとオフを切り替えることだけで、近くのどの星に引き寄せられるかはゲーム側が決めており、ゲームが最適だと判断した星が選ばれます。星がまばらに散らばっていれば、これはほとんど問題になりません。しかし複数の星が近くに集まっていると、1000分の1秒のズレで違う方向へ引っ張られ、作っていた星座もそのスコアも台無しになります。ある星に引き寄せられると思っていたら別の星へ向かってしまったり、正しい星を狙って長押しやタップでそちらへ寄せようとしても、ゲームが別の場所へ振り回して星座がそこで終わってしまったりします。ゲームが最も精密な操作を求める場面でこそ、この1ボタンの設計は最も大きなもどかしさを生み出します。

そして時間制限があることで、この失敗の代償はさらに大きくなります。星が密集した配置では、ゲームが選ぶ星とプレイヤーが狙う星が一致しないことが珍しくありません。時間制限のない Echoes なら煩わしいだけでやり直せば済みますが、1秒1秒が重要になる時間制限付きの Faraway モードでは、それだけでプレイが終わってしまうこともあります。これに対する解決策としては、狙った星に印を付けられるオプションや、届く範囲にある星を順番に切り替えて選べる仕組みがすぐに思い浮かびます。そのどちらかがあるだけでも星座のルート作りはずっと快適になり、ゲーム全体の遊びやすさも大幅に向上するはずです。

問題は決してビジュアルにあるわけではありません。グラフィックはくっきりしていて、シンプルで魅力的です。色鮮やかでシンプルな図形が宇宙の黒い背景によく映え、気を散らす派手なエフェクトもありません。正確なタイミングと素早い判断が求められるゲームにとって、これは重要な点です。それでいて独自の個性もあり、プレイに合わせて光が脈打ち、軌道が輝くので、宇宙が自分の動きに反応しているように感じられます。自分がどこへ進もうとしていたかは常にはっきり見えます。だからこそ、問題の本質がゲームが狙う星を選ぶ仕組みにあると分かります。ハイスコアを狙うプレイヤーにとっては、この設計が本作を続ける価値があるかどうかを左右しかねません。

心地よいシンセ音楽と星々の瞬きが、時間に追われるプレイに静けさを添える

要求されるスキルは多いものの、本作は遊んでいて不思議と心が落ち着くゲームです。リズミカルなシンセサイザーのアルペジオが銀河から銀河への移動にゆったりとした雰囲気を添え、パターンが形づくられるにつれて音楽もしっかりとした構成へと展開していきます。目標を達成するたびに短いシンセの音が心地よく鳴り響きます。宇宙らしい雰囲気は最初から最後まで快適で、自らの動きによって星座が形づくられていく様子を眺めていると、静かな美しさを感じられます。素早い反応と的確な思考が求められるゲームでありながら、終始落ち着いた気持ちで遊べるのは本作ならではの魅力です。

ただし、その落ち着きはあくまでスコアを中心に組み立てられた仕組みの中にあります。常に獲得ポイントと流れ星の残り時間に気を配る必要があるため、せっかくの音楽や雰囲気を心から楽しむのが難しい場面もあります。プレッシャーのないエンドレスモードがあれば、純粋に見た目の美しさを楽しむためだけに自分のペースで星座を作れたはずで、そうしたモードが欠けているのは惜しいところです。

自己記録の更新に熱中できるか、変化の乏しい反復に飽きてしまうかで分かれる評価

本作を長く楽しめるかどうかは、自己記録を更新するためにプレイを繰り返すことを、どれだけ楽しめるかにかかっています。

自己ベストを更新することがやる気につながる人にとって、このゲームの中心となる部分には長く遊び続けられる力があります。星座を作る手触りは心地よく、ミスした後のリスタートも一瞬で、プレイとプレイの間に煩わしさはほとんどありません。そのため、「あと1回だけ」と繰り返しているうちに1時間が過ぎてしまうことも珍しくありません。オンラインランキングが明確な目標を与えてくれますし、メインモードも上達に合わせて難易度を引き上げ続けてくれます。

一方で、飽きずに遊ぶために変化を求める人には、次第に物足りなくなるかもしれません。ゲームプレイ自体は手堅く作られているものの、遊びの幅は決して広くありません。メインモードは自動生成されるもののプレイごとの差異はごく小さく、用意された3つのモードも同じ基本システムのバリエーションに過ぎません。時間が経つにつれて同じ動作の繰り返しに疲れてくることもあり、ランダム性もそのマンネリを防ぐ役にはあまり立っていません。

操作に慣れてしまえば、ゲームの全コンテンツを見るのにおよそ2時間もあれば十分です。その後は、ひたすら記録の更新に何日も費やすことになります。本作を長く遊べるかどうかは、新しいコンテンツの量ではなく、記録への挑戦を純粋に楽しめるかどうかにかかっています。より良いスコアを目指して何度も挑戦する体験が、ある人にとってはまた遊びたくなる理由になり、別の人にとっては飽きや疲労の原因になってしまいます。

手軽さと奥深さを両立しながらも、自動選択のもどかしさを受け入れられるかが重要

『Faraway』は、プレイヤーの好みによって条件付きでおすすめできるゲームです。たった1つのボタンの先には、本物の奥深さが広がっています。離すタイミングを見極めること、制限時間と戦いながらルートを考えること、ループをふんだんに詰め込んだ星座を作ることなど、どれも確かなやりがいがあります。すっきりとしたビジュアルと心地よいシンセ音楽のおかげで、集中力を求められるゲームプレイでも終始落ち着いて楽しめます。しかし、ゲーム側が基本操作以上の手引きをしてくれることはほとんどありません。また、星が密集した場面では自動選択の仕組みによって慎重な計画が崩され、時間制限付きのプレイがそのまま終わってしまうもどかしさも抱えています。

シンプルな操作を、タイミングの把握やルート計画、スコアの最適化を通じて極めていくのが好きな人には遊ぶ価値が十分にあります。複雑な星座作りや自己記録の更新が繰り返し遊ぶ動機になる人や、瞬時の反応も試される落ち着いたシンプルな宇宙のゲームを求めている人にもぴったりです。ゆっくり遊べる設定や練習用のステージが用意されているため、無理なく始められる点も親切です。一方で、試行錯誤で覚えるよりもスコアやコンボに関する分かりやすいチュートリアルが欲しい人、スティック操作の癖が抜けるまで時間がかかりそうな人は、購入をよく考えたほうが賢明です。制限時間やスコアのない純粋にリラックスできる体験を求める人や、各モードを一通り遊んだ後にも多彩なコンテンツを期待する人も注意が必要です。特に、星が密集した場所でゲームが別の星を選んだせいで、計画していた星座やプレイ全体を失うストレスに耐えられないなら、手を出さないほうが無難です。

メディアの間で最も意見が分かれたのは2つの論点です。1つは、Echoes と Ascent が奥深い仕組みを本当に教えてくれるのか、それとも苛立つような反復の末に力技でクリアさせているだけなのかという疑問。もう1つは、自動生成があっても基本の動作がほとんど変わらないため、繰り返しのプレイを面白いと感じ続けられるのか、それとも単調さから疲れてしまうのかという受け止め方の違いです。

誰でも始めやすい手軽さをもたらしているたった1つのボタンは、星の選択を1つ間違えただけでプレイ全体を台無しにしてしまう原因でもあります。このゲームに遊ぶ価値があるかどうかは、「もう1回」と思わせる魅力が、そのもどかしさを上回るかどうかにかかっています。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名Faraway
原題名Faraway
ジャンルインディー, アーケード, パズル, アクション
プラットフォームPC(Steam), Nintendo Switch 2, Nintendo Switch, Xbox Series X|S
発売日2026年11月5日
価格Steam 無料 / Nintendo ¥1,200 / Xbox ¥1,550
公式サイトhttps://annapurnainteractive.com/games/faraway
開発元Steph Thirion
発売元Annapurna Interactive

ストアページ

ストア名URL
任天堂https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000131183
Xboxhttps://www.xbox.com/ja-JP/games/store/9NNRB59JH8BM
Steamhttps://store.steampowered.com/app/2831000/

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

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神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち