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『スーパーマリオ64』の謎の石碑は「永遠の星」か、ファンが計算による解析結果を公開

2026年10月19日 | #攻略 | VGC

『スーパーマリオ64』の謎の石碑は「永遠の星」か、ファンが計算による解析結果を公開

『スーパーマリオ64』で長年「ルイージが登場する手がかりではないか」と話題になってきた石碑に、新たな解読説が登場しました。プログラマーのMochi64氏が計算による解析を行い、上段は「Eternal Star(永遠の星)」、下段は「We Hope So(そう願います)」と読むのが最も元の画像に近いとする結果を公開しています。

画像を拡大せず、文字を作る工程から検証

謎の石碑は、1996年にN64本体と同時発売された本作のピーチ城にある噴水に設置されています。そこに何が書かれているのか、プレイヤーは約30年にわたって議論を続けてきました。

初期から広まったのが「L is Real 2401」と読めるという説です。「L」はルイージの存在を示し、「2401」は出現させる方法のヒントではないかと考えられていました。1996年にはIGN.comがルイージを使えるようにする方法を発見した人に100ドルを提供すると告知。Nintendo Power誌も1998年4月号のエイプリルフール企画で、この説を取り上げています。

その後、映像が鮮明になった再発売版が登場しても、答えは明らかになりませんでした。元の石碑の文字は、わずか32×32ピクセルの小さな画像に描かれているためです。

Mochi64氏によると、2行の文字は高さが3~5ピクセルしかなく、そのまま読むには小さすぎます。画像を拡大しても、失われた情報を推測で埋めることになるため、解読にはつながらないとしています。

そこで同氏は、1990年代半ばの制作者が使った可能性のある単語、書体、縮小方法を組み合わせ、元の石碑に最も近いピクセル配置を再現する方法を採りました。何百万回もの計算と比較を重ねた結果、最もよく一致したのが「Eternal Star」と「We Hope So」だったといいます。

解析ツールは、候補の文字列と元の画像のずれを数値化し、数値が低いほどよく一致すると評価します。120万語以上を試した結果、この2行の組み合わせは不一致スコアが1,129でした。一方、「L is Real 2401」は上段だけで2,031となっています。

同氏は検証に使ったコードも公開し、別の文字列でさらに低いスコアを出せるか挑戦する企画を設けています。ほかの人が結果を確かめられるようにする一方、自身は広範な検証を経て、これが決定的な答えだと確信しているとのことです。ただし、その文言が何を意味するのかについて、元記事は任天堂が今後明らかにする可能性は低いとみています。

ルイージの登場を期待させた開発中の構想

石碑への関心が高まった背景には、ルイージが実際に本作の2人目の操作キャラクターとして検討されていたことがあります。ディレクターの宮本茂氏が、1996年のインタビューで明かしていました。

公式攻略本に掲載されたインタビューで、宮本氏はレゴのような単純なブロックでできた部屋を用意し、マリオとルイージが走り回ったり、坂を登ったり、ジャンプしたりできたと説明しています。YouTubeにある1995年の展示会映像にも、2人が一緒に映っているように見える場面があり、この説明と一致するように見えます。

宮本氏によれば、ルイージは開発最終年まで残っていたものの、メモリーの問題で削除されたとのことです。マリオブラザーズ風のミニゲームに登場させる案もありましたが、N64を買ったばかりのユーザーはコントローラーを1台しか持っていない場合が多いことなどから、採用を見送ったと語っています。

また、マリオとルイージによる2人プレイを実現できればよかったとしつつ、作り方を誤ると格闘ゲームのようになりかねないため、次の機会への課題にしたと振り返っていました。

2009年の「社長が訊く」でも、宮本氏は実現しなかった2人プレイについて言及しています。画面を分割し、2人が別々に城へ入って廊下で出会う様子に大喜びしたことや、カメラを固定すると走り去るマリオが次第に小さく見えるモードもあったことを明かしました。

2020年に起きた任天堂の過去のゲームデータの大規模流出では、ルイージのモデルも見つかっています。スペースワールド1995の映像が本物であれば、この流出を除き、N64版の本作にルイージが登場する姿を確認できる初の記録ということになります。