アメリカ・アナハイムにて開催するPlayStation Experience 2016に登壇。
The Game Awardsでお披露目されたものとは
別のバージョンの『DEATH STRANDING』のトレーラーが上映された。
映像は同じなのだが、BGMがロウ・ロア(Low Roar)の『EASY WAY OUT』となっている。
- トレーラーの『EASY WAY OUT』を歌うロウ・ロアは2年前にアイスランドに行った時にたまたまCDショップでかかっていたのを気に入って使用した
- 小島監督はもともとマッツの大ファンで、どうしても会いたくなり、友人の映画監督ニコラス・W・レフン監督に紹介してもらった
- デル・トロ監督とは昔から仲がよく、『DEATH STRANDING』の主役を務めるノーマン・リーダス(以下、ノーマン)氏もデル・トロ監督を通じて知り合った
- ノーマンを起用することが決まった際、デル・トロ監督がどこか寂しげな表情をしたらしく、「いっしょに脚本は書くのは難しいが、出演するのはどうですか?」と尋ねたところ、オーケーが出た
- デル・トロ監督は3Dスキャンで体格や表情、衣装などをキャプチャーしているが、セリフやアクションを演じているのは別の人
- ノーマンやマッツについては3Dスキャンはもちろん、セリフ、アクション(パフォーマンスキャプチャー)も含めてすべて本人によるもの
- ノーマンはいろいろな運命を背負っている主人公
- マッツはライバル、敵という大きな位置付けになる
- このふたりがいればもう十分と思うこともあったそうだが、女性も(いっぱい?)登場する
- 制作しているDECIMAエンジンは、『KILLZONE』や『Horizon Zero Dawn』を手掛けるGuerrilla Gamesによるものと今回初めて明かされた
- DECIMAエンジンはGuerrilla Gamesで以前から使っているエンジンを進化させたもの
- 小島監督はパートナーを選ぶ際の絶対条件として、「テクノロジーと人」が重要だった
- 最初にGuerrilla Gamesを訪問した際、挨拶の後に小さな木箱を手渡された
- 中に入っていたのは、ゲームエンジンのソースコード
- Guerrilla Gamesの蓄積、財産とも言うべきものを、守秘義務も何も交わすことなく「使ってください」と差し出され、小島監督は胸が熱くなった
- “DECIMA”というネーミングについて
- ゲームエンジンのネーミングは単にテクノロジーだけでなく、ゲーム開発の哲学を示すものであり、とても重要
- DECIMAは、ギリシャ語で“子どもの誕生”を意味する
- ひとつ別の意味として出島(長崎に作られた貿易用の人工島)でもある
- DECIMAエンジンは、『DEATH STRANDING』の開発のためにコジマプロダクションとGuerrilla Gamesが共同でブラッシュアップを続けている
- Guerrilla Gamesの中にコジマプロダクションのサテライト・スタジオを作る予定