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ニーアオートマタ
2017年2月23日 / PS4 , Steam
ニーアオートマタのゲーム中に流れる絵本のページ。
絵本名 | 導入 |
---|---|
たましいのひ | トオイ昔、山が噴火しました |
たいせつなもの | キカイは、見つけました |
おやごろし | お父さんを殺しました |
やさしいおうさま | 雨の日も、風の日も |
くらいうみのそこ | その子は、大きな力を持っていました |
いきるいみ | 機械達はそれぞれのタカラモノを大事にしていました |
みんないっしょ | 数多の戦いと冒険を経て、預言者は言う |
せんそうのきおく | 僕は元々、大昔に兵器として作られました |
トオイ昔、山がフンカしました。
フンカの火の中から、カミサマが現れました。
カミサマはキカイ達に、こう言いました。
イシキを、イタミを、ヨロコビを、カナシミを
イカリを、シュウチを、コドクを、ミライを・・・
イキルイミを。
キカイは、見つけました。
それをキカイはタカラモノと呼んでいました。
タカラモノの形は、みんな違いました。
タカラモノの形は・・・
みんな違いました。
お父さんを殺しました。
お母さんを殺しました。
お父さんを殺しました。
お母さんを殺しました。
その手には、成長の喜びと・・・
一人になった孤独が、冷たく握られていました。
雨の日も、風の日も。
嵐の日も、雷の日も。
燃え上がる戦場の炎の下でも。
その者達はいつも一緒でした。
どうしてだか理由は分かりませんでしたが、いつもよりそって生きていました。
いつまでも、いつまでも・・・
その子は、大きな力を持っていました。
でも、その子は、少し壊れていました。
まわりの人を傷つけてばかりいました。
その子は、いい子になろうとがんばりました。
でも、その子は、上手くいい子にはなれませんでした。
その子は、要らない子だと言われました。
その子は、深い海に捨てられました。
深い海の中でその子は叫びます。
おかあさん。
おかあさん。
おかあさん。
おかあさん。
その子の声が、おかあさんに届くことはありませんでした。
機械達はそれぞれのタカラモノを大事にしていました。
ある機械にとってのタカラモノは『家族』でした。
ある機械にとってのタカラモノは『兄弟』でした。
ある機械にとってのタカラモノは『美しさ』でした。
そして、ある機械にとってのタカラモノは・・・
『憎悪』でした。
幾多の戦いと冒険を経て、預言者は言う。
ああ、大地の慈悲を。
ああ、天上の喜びを。
鉄の軛から解き放たれ、私達の魂は救済されるだろう。
永遠に。
永遠に。
エミール「僕は元々、大昔に兵器として作られました。」
エミール「ありとあらゆる環境に適応し、残滅する為の兵器の一部として。」
9S「兵器・・・だったのか。」
エミール「・・・エイリアンとの戦いが始まった時、僕は自己増殖による兵器増強を行いました。」
2B「自己増殖?」
エミール「はい。僕は複製された無数のエミールのうちの一人です。」
エミール「僕は・・・僕達はお互いに協力しあう事でなんとか防衛戦を維持していました。」
エミール「しかし、そうやって何百、何千とコピーされていくうちに僕達の記憶は薄まっていったのです。」
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