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ニーアオートマタ
2017年2月23日 / PS4 , Steam
暦が万年を超えるのでいまいちわかりにくいオートマタの時空列。前作レプリカント/ゲシュタルトも関連してくるので流し読みしている人も多いと思われる。
別に把握しなくても裏に存在する世界設定なので話の本筋には関係がないが、知っていると更に好きになるかもしれない。
ネタバレもりもりなのでご注意ください!
簡単な箇条書きですがニーアの世界の成り立ちはこのようになっている。開発の方針として前作は「兄弟/親子愛」がメインであって世界背景はゲーム内から極力排除していたりする。
同じようにオートマタでも多くは語られていない。あえて難しいことは表に出さないようにしているとのこと。
簡単に言えば異世界転移してきた別ゲームの主人公とラスボスをミサイルで殺したら、魔力が呪いになって人類が滅亡の危機に。
魔力の影響を受けない人工生命体を作って地球を管理させて、人間はデータ化して保存。長い年月が経って人工生命体は自我を持っちゃって人間の魂が魔物扱いされて討伐されたので人類全滅は確定!
(ここら辺は漫画版のナウシカっぽい)
アンドロイドだけが残る世界になっちゃったけど人間の命令で稼働し続けるしかない。でも人間がいないから皆んな鬱になってきた・・・よし自作自演でアンドロイドの活気を取り戻すぜ!<=ここがオートマタのシナリオの核になっている
アンドロイド「うわああああ、宇宙人だぁぁぁ」
エミール「分裂して宇宙人滅殺!」
宇宙人「機械生命体つくったでよ!」
機械生命体「宇宙人、お前もしねえ!」
アンドロイド&機械生命体「存在意義のため共依存しようや」
〜 fin 〜
エミールを人間と言って良いなら唯一生存している人類はエミールのみ。あとはバンカーのどこかに人間の遺伝子データは保存されているらしいですね。多元世界という存在があり、それを管理している人物がいるのでどうにでも話を発展させられそうな世界です。
主人公は黒文病の可愛い妹を助けるためにマモノの魔王を倒した。しかしマモノと思っていたものは昔流行った疫病を逃れた人間たちだった。そして魔王は主人公の魂。
主人公は妹を救ったと思われたが、黒文病を治す唯一の力を持つ魔王を倒してしまったので妹の黒文病は絶対に治らなくなった。そもそも、全人類の魂の崩壊を阻止していた魔王を倒してしまったので、いずれ人類は全滅する。
人間コピーである主人公達はオリジナルが死ぬと自分たちも死ぬので、人類全滅の進行と同じく全滅する。
多少のズレあります。
西暦 | 出来事 |
---|---|
異世界 | DOD(ドラッグオンドラグーン) 剣と魔法の西洋ファンタジー世界 |
2003年 | ◆2003年6月12日 異世界生物の侵入 DOD世界の巨人がニーア世界へ時空を超えてやってくる。DOD世界の主人公カイムとレッドドラゴンも転移しニーア世界「新宿」まで追いかけ巨人を倒すがニーア世界の軍の戦闘機に殺される。 ※この時、ニーア世界はノンファンタジーの僕らと同じような世界。 「巨人」「竜」の出現によって人類の『白塩化症候群』が全世界規模で発症。同時に人間の化物化『レギオン』が蔓延。 【白塩化症候群】 細胞が塩化する。巨人と竜から発せられる「魔素」による影響。魔素に感染することで発症する。 魔素に感染すると「人類を滅亡させる」か否かを問われる。YESならレギオン化して化物に。NOなら塩になる。巨人の呪いのようなもの 【レギオン】 巨人を構成している魔素によって凶暴化した人間 |
2009年 | レギオンの発生源である「新宿」へ核攻撃を行うが、結果として白塩化症候群が全世界に広まる |
2014年 | 人類は異世界の「魔素」を利用して飛躍的に技術が発展する。「魔素」を利用することで魂と肉体の分離補完技術を立案。これにより「ゲシュタルト計画」が始まる。 【ゲシュタルト計画】 塩化する肉体から避難するため一度魂を分離して眠につく。塩化騒動が終わったら肉体に戻す計画 |
2015年 | ゲシュタルト計画レベル1「魂魄保存法」に対して反対運動が起こる。テストの少なさから正確なゲシュタルト化のデータが集まらず計画のリスケジュールを検討。 【ゲシュタルト化】 魂の存在になった状態 |
2025年 | レプリカントシステムの基本技術が完成見込みになる。 【レプリカントシステム】 人間の塩化しない肉体(人造人間)を作る。のちにゲシュタルト化した魂を入れ込んで復活させることができる |
2026年 | 国立兵器研究所で対レギオン用の実験兵器6号ハルア(エミールの姉)の暴走事故が発生。実験兵器7号(エミール)によって石化されて研究所の地下に磔にされる。 ハルアとエミールは魔素による人体実験で改造されて兵器化された。研究所の予算・人員が削除され、その分をゲシュタルト計画に受け入れる。兵器開発は実質凍結状態になる。 |
2032年 | レプリカントシステムが完成。半永久的に世界中の人間をゲシュタルト化し、レプリカントを作り出す構造が構築される。レプリカントの本能に「レプリカントシステム」を組み込む。アンドロイドを開発し、レプリカントシステムを管理させる。人類はゲシュタルト化を進めどんどん眠りにつく。まだまだ全人類をゲシュタルト化することはできず、難民は多数いた。 |
2033年 | 起動システム『黒の書』を始めとする13冊の本が完成。このシステムによってゲシュタルト体をレプリカント体に戻すことが可能となった。ゲシュタルト化した魂は一定時間で崩壊体になり死亡することが判明。崩壊しないゲシュタルトを探すため黒の書を難民に渡し、強制的にゲシュタルト体にさせ安定する個体を探す強硬策にでる |
〜 | レギオン大量発生やゲシュタルトの崩壊体により計画は難航した |
2050年前後 | 人間ニーアが黒の書を手にすることでオリジナルゲシュタルトであることが判明。ニーアの魔素を使えば崩壊体を阻止できるためゲシュタルト計画が安定化する。この人間ニーアが黒の書を手にする時に人間ヨナも黒の書を手にしている。人間ヨナはゲシュタルトに適性がないので崩壊体の症状が進行する。 ニーアの魔素を供給する条件と引き換えに崩壊体になったヨナを助ける方法が見つかるまでコールドスリープさせることになる。 【オリジナルゲシュタルト】 黒の書を手にしても崩壊体にならない人間のこと。他のゲシュタルトへ魔素を供給することで崩壊体にならなくなる。ニーア以外にオリジナルゲシュタルトは見つかっていない。 |
2764年 | 時間が経ち過ぎてレプリカント体に自我が目覚め始める。 |
3000年前後 | レプリカント体は完全に自我を持ち、環境に適応した文化を形成する。自分の元となる人間がいることを知らず、自分たちが人間だと思い生活する。 |
3200年後半 | ◆レプリカントとアンドロイドが全てのレギオンを倒し、魔素を多元世界に還元。世界が浄化される ◆世界が浄化されたので眠っていたゲシュタルト体の人類が目をさます レプリカント達は、ゲシュタルト体に襲われ始める(人間が体に戻ろうとするだけ)。ゲシュタルト体を身体を奪いに来るマモノと称して敵視する。ここからレプリカントVSゲシュタルトが始まる。 |
3300年前後 | ゲシュタルト達は起動システム「黒の書」を発動させたいが、オリジナルゲシュタルトの魔素を供給しているにも関わらず崩壊体になり始め大変なことになる。人間ニーア(魔王)は人間ヨナが心配で、しびれを切らせて独自に行動しだす。 |
3361年 | 人間ニーアは起動システム「黒の書」を使用して全てのゲシュタルト体をレプリカントに回帰させようとする。デボル・ポポルは黒の書起動のために、白の書を持った肉体ニーアに『封印されし言葉』を集めさせた。結果的に、白の書を手にした肉体ニーアが人間ニーアを殺す。ゲシュタルト計画は失敗。救済処置として肉体の記録化とDNA採取を進めるが難航。 新型アンドロイドの開発計画が立てられる。 |
3400年 | ◆ゲシュタルト計画の崩壊 魔素を供給されなくなったゲシュタルト達の崩壊が加速する。オリジナルであるゲシュタルトを失ったレプリカントは黒文病が発生し滅亡。 |
4200年 | ◆人類完全絶滅 ゲシュタルト遺伝子・レプリカント構成情報を記録化して月面保管基地に収容 ◆人類絶滅の真実に気づくアンドロイドが増加 アンドロイドの戦意が低下。人類軍司令部は戦意高揚目的に「ヨルハ計画」を立案 |
5012年 | ◆外宇宙から飛来したエイリアンによる侵略が開始 エイリアンは兵器「機械生命体」を製造 |
5204年 | 衛星軌道上に作られた軍事施設によりアンドロイドによる反攻作戦が開始 |
〜 | ヨルハ計画が進行 |
11800年辺り | 機械生命体の手によりエイリアン死亡 |
11934年 | エンゲルス型要塞破壊合体可変歩兵 製造 |
11940年 | バンカーを含む全ての基地建設が終了。全部で13基存在する 【基地の内訳】 ・大出力レーザー…4基 ・軍事基地…9基 そのうちバンカーはヨルハ部隊専用の基地として設計される |
11945年 | ◆第243次降下作戦 2Bの出撃であり、オートマタの現在 |
項目 | 概要 |
---|---|
アンドロイド | 人類が作ったAIで動く人工ロボット。ゲシュタルト計画の一環でレプリカントを管理する個体がいる(デボル・ポポルがそれにあたる) |
機械生命体 | 地球を侵略しにきた地球外生命体エイリアンが作ったAIロボット。全てがネットワークでつながっており、より高度な機械生命体へ進化することが根底にある。そのせいで創造主であるエイリアンは機械生命体から殺されている。行動原理は『敵を倒す』の一点。目的を達成するためには敵が必要であるためアンドロイドを滅ぼしてはいけない。感情を持っているような機械生命体がいるが、あくまで人間を模範しているだけで擬似的な感情である。 |
エイリアン | 機械生命体を作った創造主。地球侵略にきたが、すでにその頃には人類は滅亡している。人類の遺したアンドロイドを倒すために機械生命体を向かわせる。戦いの中で進化した機械生命体に殺される。 正直何をしにきたのかわからない。 |
機械生命体ネットワーク | 全ての機械生命体をネットでつなげ、共通した意思を持つための仕組み。 |
N2 | 通称「赤い少女」 機械生命体ネットワークを管理していたネットワーク内の概念的存在。いわゆるスカイネット。 人類の記憶情報を取り込んだため「概念情報」として自我が形成される。機械生命体の進化のため機械生命体ネットワークにワザと欠陥を作った。それによりパスカルなどの特殊個体が生まれる。 【スカイネット】 ターミネーターで有名。簡単に言うと自我をもった人工知能/ネットワーク |
アダム・イヴ | 機械生命体の進化過程で生まれた。ネットワークが生み出した最新型個体で、ネットワークエラーで生まれたパスカル等の特殊個体の情報も含まれる。 本作中のアダムは人類学に興味を持ち、死を体験するために自らネットワークを遮断した。 |
5つのAI | 【人類側が作ったAI】 アンドロイド。長い年月を経てAIにも独自の自我が目覚めているが、根本には人が設定した命令が生きているため、人を愛し見放せない。そのため人類が居なくなった今も生存戦略を模索する 【ポッド】 アンドロイドが作った支援型AI。複雑な思考を目的として作られていないが、ポッド間の情報交換によりAI機能が進化している最中 【ヨルハ部隊】 ヨルハ部隊にはブラックボックスというユニットが搭載されている。機械生命体のコアを流用したものであるため機械生命体と同じ意識構造を持つ可能性がある。ヨルハ部隊のみこの仕様になった理由は「破棄させるのが決定しているアンドロイド兵器に通常AIを搭載するのは、非人道的である」とされたため。 ヨルハ部隊はアンドロイドと機械生命体のハイブリッド的な扱い。 【エイリアンが作ったAI】 機械生命体。全ての個体をネットワークで繋げることで知識・経験を常に獲得し反映している。戦闘進化の為には敵が必要なためアンドロイドを全滅させることはない。 【独自AI】 N2。機械生命体ネットワークへ蓄積された人類情報を元に生まれた副産物。機械生命体ネットワークをわざと欠損させ特殊個体を生み出し機械生命体の進化を加速させた。人類側が作ったAIは人の代役として作られているので人とそれほど変わらない。 エイリアン側が作ったAIはそもそも敵殲滅用なので感情はない。ネットワーク内に蓄積された情報によって人の模範人格が形成される。進化しても本当の感情を持っているかは疑問(オートマタ内では) |
エミール | 前作で登場したメインキャラが分裂した複製。対レギオン用実験兵器実験兵器7号へと改造された過去がある。 エミールはエイリアンと一人で戦っていた。流石に一人では無理なので大量に分裂した。何度も分裂した先の個体のなので記憶が希薄になっている。オリジナルがいるはずだが存命は不明。改造されているので微妙だが、唯一生き残っている人間と言えるかもしれない。 |
ヨルハ機体 | 機械生命体のコアを流用して作られたブラックボックスを搭載した新型アンドロイド。創造主である人類が滅亡したことによる戦意低下を防ぐための「ヨルハ計画」の為に作られた存在。最終的に秘密保持のため破棄される。初期型はA型モデル。真珠湾降下作戦でA2を除く全Aタイプが死亡。唯一生き残ったA2のパーソナリティデータを元にE型モデルが作られる |
機械生命体のコア | 機械と植物で作られているらしいが、これはレプリカントシステムを管理していたものと同じである。 |
項目 | 概要 |
---|---|
ニーア・レプリカント | 日本で発売された前作。少年が主人公 |
ニーア・ゲシュタルト | 海外で発売された前作。英語版でおっさんが主人公 |
ゲシュタルト | 白塩化を防ぐために身体を捨てて魂だけの存在。前作のニーアではマモノと呼ばれる。 一部のゲシュタルト体は自我が崩壊しているためレプリカントを襲ってしまう |
レプリカント | 人類が作った人造人間。白塩化を解消した際に戻るための肉体。前作のニーアは自我が目覚めたレプリカントの一人。レプリカント田中がいるならゲシュタルト田中が必ずいる。オリジナルであるゲシュタルト田中が死んだ場合、レプリカント田中も死ぬ。 長年の月日が流れたため自我が目覚め、崩壊体となったゲシュタルト体を脅威とみなしマモノと称して敵視する。お互いの言葉は通じない |
ニーア | レプリカント側:前作の主人公 人類側:ゲシュタルト化に完全適合したオリジナル・ゲシュタルト。レプリカントからは魔王と呼ばれる前作で肉体ニーアが人間ニーアを殺してしまったので、人類の魂は形を維持できなくなり滅亡した |
ヨナ | レプリカント側:ニーアの妹。黒文病という不治の病にかかっている 人類側:ニーアの妹/娘。ゲシュタルト化に適合できず崩壊体になり、コールドスリープで眠っている |
エミール | 対レギオン用実験兵器実験兵器7号。石化されたカイネを救うために実験兵器6号を吸収して今のような人外の姿になる。 前作主人公ニーアに好意を寄せているゲイ。 |
デボル・ポポル | レプリカントを管理する人類が作ったアンドロイド。 オートマタのデボル・ポポルとは別の個体。他にも世界各地にいた |
起動システムの本 | 黒の書を筆頭に13冊ある。多元世界に関連する魔素技術の流用で作られ、ゲシュタルト体をレプリカント体へ戻すためのもの。 全ての本はゲシュタルト体を吸収して独自の人格を持っている。つまり人間の魂でできている |
レギオン | 巨人を構成している魔素によって凶暴化した人間。白塩化症候群にかかった際に『人類を滅ぼす』かを問われ、YESだとレギオン化。NOであれば白塩化症候群で塩になる |
レッドアイ | 知性を残してレギオン化した個体。赤い目をしている。レプリカント体もレッドアイ化した痕跡がある |
崩壊体 | 自我が崩壊してしまったゲシュタルト体。周りを襲い始め、最終的に死に至る。人間ヨナはコールドスリープすることで崩壊体を停滞させていた |
黒文病 | レプリカント体に発生する奇病。発病すると身体に黒い文字が浮き出てき、確実に死に至る。対となるゲシュタルト体が崩壊体になることで発症するため絶対に治療できない。 黒文病である肉体ヨナを救うためには、人間ヨナを復活させなければならない。 |
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