『No More Room in Hell 2』メタスコア79点、高く評価された点とちょっとした不満

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2026年8月11日に発売の『No More Room in Hell 2』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「79 点」で「好評」という評価になっています。
2026年10月10日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは11件、最高は90点、最低は70点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

79No More Room in Hell 2好評 9|賛否 2|不評 0
PC79(11件)PlayStation 5—(1件)Xbox Series X—(3件)

乏しい物資と限られた弾丸が強烈な緊張感を生み出す

乏しい物資と限られた弾丸が強烈な緊張感を生み出す

ショットガンの弾一発を拾うためだけに、炎に包まれた部屋へ引き返してダメージを受ける価値がある場面もあります。これは決して大げさな表現ではなく、『No More Room In Hell 2』はプレイヤーにそうした必死の行動を自然と選ばせます。物資が極端に乏しいため、わずかな拾得物にも確かな重みがあり、それこそが本作のシステムを支える要になっています。プレイヤーが感じる緊張感の多くは、物資を得るためにどれだけのリスクを背負えるかという判断から生まれています。

弾薬はその象徴的な例で、武器ごとに口径が異なるため、遊んでいるうちに自然と.45 ACPと.357を見分けられるようになります。画面上に残弾カウンターが常時表示されないため、残弾を知るにはマガジンを直接確認しなければなりません。残りが4発きりだと知った状態で暗い建物に踏み込む瞬間は、怖気づくのと同時に気分が高揚します。この工夫によって、動きの鈍いゾンビが再び恐ろしい存在として際立っています。銃声が大きく弾も貴重なため、状況に応じて射撃と近接攻撃を切り替える必要があり、スタミナも管理すべき資源の一つになります。キックは包囲された際に体勢を立て直す隙を作れますが、ダッシュと同様にスタミナを激しく消費します。ゾンビの群れから逃げた先で、疲労困憊のまま別の群れに鉢合わせるミスは、何度か経験すれば身に染みて避けるようになります。

こうした重圧は、単に敵のステータスを水増しして作ったものではなく、ゲームの中核として組み込まれており、ノーマル難易度ではバランスが適切に感じられます。一方で高難易度になると、ゾンビが多すぎて息をつく暇がほとんどなくなる場面があり、本来の魅力が薄れてしまいます。本作が最も輝くのは、危機と危機の合間に恐怖がじわじわと募っていく適度な余白があるときです。

計画が崩れた混乱を仲間と乗り越える協力プレイの醍醐味

計画が崩れた混乱を仲間と乗り越える協力プレイの醍醐味

物資の欠乏だけでは単なるストレスになりかねませんが、それを何度も遊びたくなる体験へ変えているのが協力プレイです。ロビーには最大8人が参加でき、役割を分担しつつ互いの死角をカバーし、全員分には到底足りない物資を分け合います。一番盛り上がるのは、立てていた計画が崩れた瞬間です。誰かが不用意にゾンビの群れを引き寄せて出入口を突破され、その場の機転だけで生還を目指すような状況に追い込まれます。友人としっかり意思疎通を図りながら遊べば、そうした混乱こそがプレイ全体のハイライトになります。

あらかじめ気心の知れた仲間をそろえる必要はなく、背中を預け合って育成のコツを教え合えるなら、野良で見知らぬ相手と組むだけでも十分に楽しめます。近接ボイスチャットは十分な距離まで届くため、近くにいればすぐに会話を始められますし、部屋やトンネルの中では声がこもって聞こえる演出も効いています。固定メンバーで何晩も計画的にセッションを重ねるプレイは一段と魅力的で、近年のマルチプレイでも屈指の面白さです。ただし、これらはすべてプレイヤー側に会話や協力の意思があってこそ成り立ちます。システム自体はチームワークにしっかり報いてくれますが、プレイヤー同士の連携そのものを自動で生み出してくれるわけではありません。

ミッションの規模からも、仲間と一緒に遊ぶべき理由がよく分かります。新たな軍事バンカーマップであるRaven Rockは、最も低い難易度でも一人でクリアするのに1時間以上かかりました。一人で挑むと大人数向けに設計されている印象が強く、最大7人の仲間と一緒に攻略してこそ、はるかに楽しめるはずです。

広大で非線形なマップが突きつける探索と安全のリスク判断

広大で非線形なマップが突きつける探索と安全のリスク判断

本作のマップは、それ自体がプレイの動機になるほど魅力的に作られています。広大で非線形な構造になっており、迂回路や入れる建物があちこちに存在し、箱や引き出しには弾薬や包帯、薬品が隠されています。ロケーションごとにガラリと雰囲気が異なり、隅々まで探索すれば相応の収穫が得られます。目標地点は画面に表示され続けますが、少し寄り道して何か役立つ物がないか探したくなる誘惑が常に付きまといます。

しかし、その誘惑には常に危険が伴います。Raven Rockの複雑な構造では、警戒を怠らず慎重に進む姿勢が求められます。見通しの良い通路が危険なボトルネックに変わることもあり、部屋によっては医療キットをもう一つ手に入れるために音を立てるリスクを冒すべきか、シビアな判断を迫られます。広大な田舎の農場マップでも、同様のジレンマがさらに大きなスケールで立ちはだかります。狭い民家の周囲に遮蔽物のない畑が広がるため、壁に囲まれた室内の安全を取るか、開けた地形での機動力を取るかの選択を強いられます。こうしたマップの作りにより、物資の探索は単なるアイテム集めではなく、命を懸けたリスク判断になっています。

パーマデスと育成システムがもたらす喪失の恐怖と重い緊張感

パーマデスと育成システムがもたらす喪失の恐怖と重い緊張感

Beginnerより上の難易度ではパーマデスが前提となるため、プレイヤーの立ち回りは大きく変わります。限られた弾薬に加えて音を立てられないプレッシャー、さらには感染の脅威が常につきまとい、一歩進むごとに入念な判断を迫られます。攻撃を受けすぎると視界がかすんで幻覚や幻聴が現れ、薬品で進行を抑えられないとゾンビ化してしまうため、全体のテンポは静かで張り詰めたサバイバルホラーに近い感触になります。愛着のあるキャラクターが窮地に立たされ、事態が悪化していく場面ほど、失うものの重みが痛烈に響きます。

キャラクターを失う痛みをこれほど重くしているのは、育成に注ぎ込んだ時間の長さです。サバイバーは固有の基礎能力や背景設定を持ってランダムに生成され、ミッションを生き延びるたびにレベルが上がり、節目ごとにスキルが解放されます。銃を使わずに戦うならスタミナや近接攻撃力を特化させるなど、好みのプレイスタイルに合わせた育成も可能です。じっくり時間をかけて思い描いたビルドを完成させていく過程には大きな達成感があります。スキルツリーがあるからこそ長く遊び続けられますが、難関ミッションに挑むたびに、手塩にかけたキャラクターを失う危険にさらされます。身の危険を感じたときはいつでも早期脱出を選べるものの、その代償として獲得できるはずだった経験値を諦めなければなりません。

しかし、一人で遊ぶソロプレイヤーはこうした魅力の大半を味わえません。ソロモードではパーマデスとキャラクター育成の両方が削られており、フルメンバーで挑む過酷さに対してゲーム側が手心を加えすぎているようにも映ります。気兼ねなくマップの構造を覚える練習には役立ちますが、本作の体験に重みを与えている2つの根幹システムが欠けているため、主にソロで遊ぶ人には物足りなく感じられます。

脆い人間味を際立たせる重い近接戦闘と粗さが残る挙動の賛否

脆い人間味を際立たせる重い近接戦闘と粗さが残る挙動の賛否

近接戦闘の挙動は意図的にぎこちなく調整されており、プレイヤーが戦闘に何を期待するかで受け止め方が分かれます。ごく普通の脆い人間として泥臭く戦う感覚を味わいたいなら、この手触りはうまく機能しています。バールの一振りには確かな重みと隙があり、的確に狙い澄ましても、ゾンビを倒すには頭部へ4回以上の打撃を叩き込まなければならない場面が珍しくありません。狭い出入口にゾンビが3体押し寄せる状況で不用意に大振りすれば、仲間がカバーしてくれない限り一気に命取りになります。人間の無力さをテーマに据えた本作において、このもっさりとした重厚感は状況の危うさを説得力たっぷりに伝えています。

一方で、キレのある正確なヒット判定を期待する人には、このシステムは粗削りで物足りなく映るはずです。ゾンビの攻撃モーションは見切りにくく、間合いの外にいるように見えても被弾することがあります。包囲を抜けようと敵の隙間をすり抜けようとした際に、掴み攻撃の硬直に巻き込まれる場面も少なくありません。攻撃を受けるたびに感染のリスクが高まるため、立ち回りの判断を一度誤ると、単に体力を削られる以上の手痛い損害につながります。操作の精密さを重視するプレイヤーにとっては、ストレスが募りやすい仕様です。

また、ゾンビ自体の挙動が雰囲気に水を差す場面もあります。障害物の周囲でぎこちなく引っかかったり、壁などの背景をあからさまにすり抜けたり、攻撃を受けた際のリアクションにばらつきが生じたりします。頻繁に起きるわけではないものの、一度目にするとせっかくの没入感が削がれてしまいます。

じわじわ迫るシナリオモードと速い防衛のサバイバルモード

じわじわ迫るシナリオモードと速い防衛のサバイバルモード

サバイバルモードは、ゲーム全体によりテンポの速い別のリズムをもたらしてくれます。チームで隔離されたエリアを防衛しながら迫り来るゾンビのウェーブをしのぎ、ラウンドの合間に補給物資を回収して、最後は脱出用車両で生還を目指します。短い時間で手軽に遊べるため、じっくり進むメインモードとは対照的な、慌ただしい防衛戦として心地よい息抜きになります。物資の細かな管理よりも戦闘アクションを純粋に楽しみたい人には、うってつけの選択肢です。

『No More Room In Hell 2』ならではのじわじわと募る恐怖を求めるなら、やはり長時間のシナリオモードこそが本番です。ミッションは通常30〜60分ほど続き、その中で徐々に高まる緊張感は、ウェーブ制のモードでは到底味わえません。サバイバルモードは短時間の息抜きや初心者の入門に適しており、ウィークリーチャレンジや素早いレベル上げにも重宝します。しかし、本編が持つじっくり味わう恐怖を手放しており、より一般的な防衛モードに近い仕上がりです。入念な計画よりもひたすら戦闘を楽しみたいプレイヤーなら、サバイバルモードのほうが性に合うはずですし、このモード自体もまさにそうした需要のために用意されています。

シナリオモードに見られる入念な準備や補給の要素は、ゲームの設計として筋が通っており、とてもよく練られています。それでも、息つく暇のない激戦を第一に望む人にとっては、戦闘が始まる前の探索や装備のやりくりに費やす時間がまどろっこしく感じられるかもしれません。目標のパターンが繰り返され始めると、その傾向はなおさら強くなります。

アーリーアクセスから大幅に改善された技術面の安定性と現状

アーリーアクセスから大幅に改善された技術面の安定性と現状

アーリーアクセス期間中に触れて以来という人なら、本作の変貌ぶりに驚くはずです。以前悩まされていた画面のカクつきやゲームの強制終了、ゾンビの不具合の大半はきれいに解消されています。今回のプレイでも、たまにフレームレートが落ちる程度で動作は終始滑らかであり、目立ったバグにも遭遇しませんでした。もちろん、技術面で苦心してきたこれまでの経緯を考えると、あらゆる不具合が根絶されたわけではなく、稀にクラッシュする可能性はまだ残っています。人におすすめするのを躊躇する段階は脱したものの、完全に隙がないわけではありません。

操作のもたつきや照準の甘さが痛手となるコントローラー操作

操作のもたつきや照準の甘さが痛手となるコントローラー操作

コントローラーを使ったプレイは、本作の中で最も粗さが目立つ部分です。キャラクターの強化画面やショップ、チャレンジ一覧を行き来するだけでも動作が重く、カーソルが不意に見失われて手探りで選ばざるを得ない場面もあります。メインメニューなら煩わしいだけで流せますが、ミッションの最中となると命取りになりかねません。味方のマイクが余計な音を拾っていて今すぐミュートしたいのに、ゾンビが迫る中でソーシャルメニューの操作にもたつくのは最悪のシチュエーションです。コンソール版では持ち物を選ぶラジアルメニューが多少助けになるものの、依然として挙動は鈍く、画面も煩雑なUIで散らかり、各ボタンの役割も分かりづらさが残ります。

Steam Inputを介したPC版では、ゲーム開始前のメニュー選択でコントローラー操作とカーソル操作が何度も入れ替わり、インベントリ管理に強いストレスを感じました。正式リリースを前に、開発元はコントローラーの認識異常や予期しない入力切り替えを修正し、Steam Inputの設定を問わず完全対応したとアナウンスしています。ただし、この修正後に再検証した記録はなく、修正の対象も認識と切り替えの不具合に限られます。メニュー周りやインターフェース全般に見られる操作のもたつき自体は、今なお解消されていません。

さらに、照準操作のしにくさも不満に拍車をかけています。コントローラーのエイムアシストは敵の体に強く吸い付く一方で、ゾンビの頭部を追う挙動が弱く、弾が胴体に吸われやすい上に微調整も効きません。一般的なシューターなら些細な不満で済むかもしれませんが、残弾が4発きりかもしれず、一発撃つごとに音が出る本作では、補充の利かない弾薬の浪費に直結します。コントローラー操作のぎこちなさは、他のほぼどのゲームよりも手痛い代償となって跳ね返ってきます。

過酷さと連携の楽しさを併せ持つ骨太な協力サバイバルホラー

『No More Room In Hell 2』は、限られた弾薬や守る価値のあるキャラクター、互いに頼り合う仲間との連携によって、あらゆる遭遇に意味が生まれる作品です。一触即発の過酷な協力サバイバルを求めるプレイヤーには、迷わずおすすめできます。特に、互いをカバーし合って不測の事態をアドリブで切り抜けたい友人グループや、見知らぬ相手とも進んで会話できる人にうってつけです。また、広大な非線形マップを入念に探索し、パーマデスのスリルを感じながら好みのスタイルへじっくり育てる過程を楽しめる人にも応えてくれます。アーリーアクセス時の動作不良で離れてしまった人も、見違えるほど堅牢になった環境に出会えるはずです。物資の乏しさ、作り込まれたマップ、奥深い育成、そして連携プレイの面白さは、本作を推薦する十分な強みになっています。

ただし、プレイヤーの遊び方や重視する要素によっては、評価が分かれる部分もあります。主にコントローラーで遊ぶつもりなら、入力不具合の修正報告があるとはいえ、メニューや持ち物の操作がもたつき、照準の甘さで弾薬を無駄にする覚悟が必要です。キレのある精密な近接戦闘を求める人も、あえて重く作られた挙動と見極めにくい敵の攻撃に疲れを感じる可能性があります。絶え間ないアクションを最優先したい人には、準備の比重が大きいシナリオモードが遅く感じられるかもしれませんが、よりテンポの速いサバイバルモードという選択肢もあります。また、一人だけでプレイする場合、ソロモードではパーマデスと育成の両方が削られているため、本作ならではの醍醐味の多くが損なわれます。難易度についても、高難易度ではノーマルほど息をつく余裕がありません。なお、重く不器用な近接戦闘が人間の脆さを説得力たっぷりに伝えているのか、単にストレスなのかについては、メディアの間で意見が分かれました。じっくり進むシナリオモードと、テンポの速いサバイバルモードのどちらがより楽しい遊び方かについても、メディアによって評価が割れています。

本作を過酷にしている要素は、そのまま本作をやりがいある体験にしている理由でもあります。弾丸の一発、武器の一振り、キャラクターの一命を貴重に扱うからこそ、仲間と共に生き延びた瞬間に自らの手で勝ち取った確かな実感が得られます。その手応えを最も深く味わえるのは、じっくりとした展開を受け入れられる息の合ったチームです。そうしたプレイヤーにとって、『No More Room In Hell 2』は大いにプレイする価値のある作品です。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名No More Room in Hell 2
原題名No More Room in Hell 2
ジャンルアクション, インディー, ホラー, FPS, ステルス
プラットフォームPC(Steam), PlayStation 5, Xbox Series X|S
発売日2026年8月11日
価格Steam ¥3,400 / Xbox ¥3,500
公式サイトhttps://www.nmrih2.com
開発元Torn Banner Studios
発売元Torn Banner Studios

ストアページ

ストア名URL
PlayStationhttps://store.playstation.com/ja-jp/concept/10019078
Xboxhttps://www.xbox.com/ja-JP/games/store/9PF1Q2F7JM9G
Steamhttps://store.steampowered.com/app/292000/

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

9080706050
神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち