『Marvel’s Guardians of the Galaxy: Encore Edition』メタスコア82点、高く評価された点とちょっとした不満

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2026年11月5日に発売の『Marvel's Guardians of the Galaxy: Encore Edition』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「82 点」で「好評」という評価になっています。
2026年11月2日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは8件、最高は90点、最低は60点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

82Marvel's Guardians of the Galaxy: Encore Edition好評 6|賛否 2|不評 0
Nintendo Switch 282(8件)

Milanoでの何気ない会話や軽妙な掛け合いがチームを輝かせる

Milanoでの何気ない会話や軽妙な掛け合いがチームを輝かせる

『マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の魅力が際立つのは、何も起きていない平穏な時間です。惑星間を移動するあいだ、Milanoの船内を自由に歩き回りながら仲間の会話を聞いていられます。ロケットが慢性的な金欠を誰かの判断ミスのせいだとぼやき、ドラックスが比喩をすべて言葉どおりに受け取り、ガモーラが警戒を解かず、グルートがいつも通りにたたずむ中、ピーター・クイルが軽口を挟みます。同じようなやり取りは二度と繰り返されないため、足を止めて耳を傾ける価値は十分にあります。本作の良さが最もはっきり表れているのがまさにこの空間であり、チームと過ごす時間それ自体が楽しく、単なるミッションの合間を埋めるだけのものではありません。

探索中も仲間同士の会話は途切れません。互いに雑談を交わしつつ、折に触れてスター・ロードへ意見を求めてきます。プレイヤーは2つの選択肢から返答を選ぶか、あえて何も答えないことも可能です。選んだ受け答えや行動を仲間が覚えていて、後になって話題に出る選択もあります。物語の大筋が分岐するわけではありませんが、ピーター・クイルも個性豊かな仲間たちで構成されるチームの一員にすぎない事実を実感させてくれます。戦闘中も掛け合いは止まらず、気の利いた悪口やきわどい冗談が映画の雰囲気をよく再現しています。作中では現実の汚い言葉の代わりに異星のスラングが使われており、ロケットのようなならず者ぞろいの一行に実によく似合っています。なお、アイテム集めに夢中になってメインルートから外れると、仲間から容赦なくからかわれると思っておいたほうがよいでしょう。

シナリオ面でも、キャラクターそれぞれに満足のいく成長の道筋が用意されています。結成当初のチームは金がなく、互いを信用しておらず、足並みすらそろっていません。しかし物語が進むにつれて全員に心の変化が描かれ、最後にはチーム全体がひとつにまとまります。本作が扱うテーマには喪失やトラウマが含まれ、それぞれが違う形で過去の傷に苦しめられています。それでも重苦しくなりすぎないのは、ユーモアと仲間同士のどこか抜けた愛情が、最も暗い題材の重さを和らげているからです。おなじみの顔ぶれにも新鮮な解釈が加わっており、片言の英語を話すロシア人のコスモ・ザ・スペースドッグや、対面している相手がその人物のどのバージョンなのか判別できないMantis、思わず笑ってしまうほど格調高い言葉づかいで話すAdam Warlockなど、個性的な造形が際立っています。

これらすべてを生き生きと引き立てているのがキャスト陣の演技です。英語版の声優陣は明らかに楽しんで演じており、その熱量のおかげで皮肉の効いた軽口や絶え間ない口げんかが本作いちばんの楽しみに仕上がっています。静かな会話でさえ退屈させません。中南米スペイン語の吹き替え版もキャラクターの魅力や笑いの間合いを保っており、会話やコミカルな場面はしっかり成り立っています。スペイン語版のスター・ロード役は演技自体こそ軽妙で優れているものの、声がキャラクターにあまり合っていない印象を受けました。それでもどちらの言語でも、ロケットの毒舌やドラックスの独特なつぶやき、そしてあらゆる「I am Groot」は安定して笑いを誘います。ゲームのほかの要素はすべて、この5人の魅力をどれだけ引き立てているかで評価されることになります。

80年代の名曲が響くサントラと鮮烈なビジュアルの見せ場

80年代の名曲が響くサントラと鮮烈なビジュアルの見せ場

ガーディアンズの物語にミックステープは欠かせませんが、本作のサウンドトラックは全体を通しても特に優れた要素です。ピーター・クイルが愛してやまない1980年代音楽への愛が全編に行き渡っています。Iron Maiden、KISS、Mötley Crüe、Rick Astley、Bonnie Tyler、「The Final Countdown」、「Holding Out for a Hero」といった名曲が数多く収録され、ロックやポップス、ソウル、ファンク、ディスコまで幅広く網羅しています。さらに重厚なオリジナルオーケストラ曲に加え、スター・ロードが愛する架空バンドのフルアルバムまで用意されています。音楽は単なるBGMにとどまらず、戦闘や物語の重要な場面にうまく溶け込んでおり、この冒険に欠かせないものとなっています。

ライセンス楽曲はMilanoの船内で流せるほか、戦闘中に仲間を励ますチームバンディングの場面でも流れます。中でも曲の威力が際立つのは、ゲーム側がタイミングを選び、物語の節目にぴったり合わせて曲を流した瞬間です。そうした名場面を体験すると、本作が心を動かす力の多くが、計算された演出のタイミングから生まれているのだとよく分かります。

ビジュアル面も世界観の構築に十分に役立っています。屋内外を問わず、舞台となる環境は想像力豊かで個性的です。幾何学的な形の植物が生い茂る惑星や異星の世界や生き物、ファンタジー画家が思い描いたような怪物など、視覚的な見どころには事欠きません。Switch 2版には目に見える妥協点があり、テクスチャの解像度が低く、場所によってはディテールも減っています。それでも衣服の光沢や金属表面の反射、舞い散るパーティクルエフェクトは保たれています。顔のモーションキャプチャーも表情豊かですが、顔が少しぼやけて見えることもあります。壮大な見せ場はハードの性能を存分に生かした屈指の出来栄えです。本作は見た目の驚きに大きく頼っているため、そこが削られれば損が出るのも事実です。

仲間への指示で連携が決まる爽快感と単調になりがちな戦闘

仲間への指示で連携が決まる爽快感と単調になりがちな戦闘

操作できるのはスター・ロードだけです。エレメンタルガンと簡単な近接攻撃で戦い、ほかのガーディアンズはそれぞれ自分の判断で戦います。バトルの中心となるのがガーディアンモードです。ボタンを押し続けて仲間を選び、ピーター・クイルが狙いを定めている相手に特殊能力を使うよう指示します。連携がうまく決まれば、見事な連撃が生まれます。ロケットがgravity bombを投げて敵の集団を1か所に引き寄せ、グルートが地面をダメージを与えるトゲで覆い、ドラックスがまだ立っている敵をボディスラムで叩きつけるといった流れです。こうして能力をつなげていくと、戦闘は銃弾と爆発が飛び交う、慌ただしくも爽快なバレエのようになります。戦闘後に得られるスキルポイントで各ガーディアンの新しい攻撃が使えるようになり、ピーター・クイルもシールドを壊したり敵の弱点を突いたりできる新しいエレメンタル弾を手に入れるため、戦術の幅も着実に広がっていきます。

チームバンディングは戦闘にもうひとつの要素を加えます。ゲージが満タンになると戦闘の途中でチームが集まり、戦況について仲間たちが口にしたことをもとにピーター・クイルが励ましの言葉をかけます。正しい言葉を選べばチーム全体が強化されて能力の待ち時間も短くなり、選択を間違えてもピーター・クイル自身は強化されて音楽も流れます。どちらの場合でも倒れた仲間は戦闘に戻ってくるため、ピンチを打開する切り札として重宝します。

スター・ロードの動きは軽やかで、回避しながら同時に撃つことができ、射撃の手応えもまずまずです。引っかかりが出てくるのは、手ごわい敵との一部の戦闘です。特に厄介な敵の中には弾を大量に撃ち込まないと倒れないものがいくつかあり、すべての能力に待ち時間があるため、仲間の能力が再び使えるようになるのを待つあいだ戦闘が止まってしまいます。そうした場面では戦闘が単調に感じられることも少なくありません。やられたときのストレスも大きく、画面の指示に合わせたボタン入力(QTE)の失敗はよくある死因であるにもかかわらず、チェックポイントからの再読み込みに時間がかかります。

これがどれほど問題になるかは、本作に何を求めるかによります。本作は意図的に遊びの幅を絞って作られており、チームへの指示を軸にした三人称視点のシューティングとして、約20時間の物語重視の冒険を水増しするような余計な遊び方を詰め込むことはありません。キャラクターや物語が目当てなら、戦闘は最後まで楽しめます。戦闘の合間には周囲の地形を使った軽いパズルが入り、グルートが橋を架け、ロケットが狭い場所に潜り込み、ガモーラが障害物を切り開いたりピーター・クイルを高い足場へ押し上げたりし、ドラックスが重い物を動かします。少しイライラさせられるパズルはごく一部だけです。一方、ゲームプレイの繰り返しそのものに変化と夢中になれる面白さを求めるなら、早いうちに単調に感じるかもしれず、遊び続けるにはガーディアンズの魅力に頼ることになります。戦闘は遊ぶ主な理由としてではなく、チームの魅力を支える要素として最もよく機能しています。

大画面のTVモードは見応え十分だが携帯モードは評価が分かれる

大画面のTVモードは見応え十分だが携帯モードは評価が分かれる

TVモードでの移植の出来は十分に納得できるものです。Xbox版と並べてもほぼ同じに見え、標準の画質設定では1440p・平均約30fpsで動き、HDRと優れたアートディレクションの助けもあって新作のように感じられます。ただし、常に30fpsを保てるわけではありません。120Hzのディスプレイでは1080pの性能設定が使えますが、40fps前後で不安定に動くため、より良い選択となるのは画質設定です。画質設定であれば見た目の差ははっきりしており、滑らかな場面のほうがカクつく場面より多く感じられます。VRRにも対応しています。どちらのモードも完全に安定しているわけではありませんが、大画面では本来あるべき見た目で楽しめます。

携帯モードこそ、このバージョンの評価が分かれるところです。携帯モードでは画面のディテールが大きく落ち、おそらく予想以上に落ちます。引きの画面では、ロケットのように細かく作り込まれたキャラクターが、異星の生き物というより家庭用の掃除道具のように見えてしまうこともあります。カットシーンのフレームレート、髪の描画、ライティング、特にキャラクターの顔のライティングは、どれも質が落ちます。その代わりに動きが滑らかになるなら納得できますが、そうはならず、後で触れるように携帯モードでもカクつきが起こります。

携帯モードに価値があるかどうかは、何を重視するかによります。持ち運べることを重視するなら、飛行機の中やベッドでこの冒険を遊べるのは大きな魅力であり、それだけで購入の理由になりえます。携帯モードでも遊べなくなるほどではなく、見た目も今なお十分に良好です。一方、見た目の迫力が目当てなら、携帯モードでの妥協で楽しさは大きく損なわれます。驚きの感覚こそが物語にのめり込ませる大きな要素だからです。この作品を味わうなら、大画面のTVモードのほうが向いています。

特定の場面でのフレームレート低下とクラッシュの発生状況

特定の場面でのフレームレート低下とクラッシュの発生状況

ほとんどの場面でフレームレートは安定していますが、特定の場所では不安定になります。ゲーム後半では、TVモードと携帯モードの両方で動きがより不安定になります。あるシーンでは最初から最後までカクつきが続き、後半の大規模な戦闘のいくつかでは、一部の敵がコマ送りのような動きになります。細かい反射が描かれる鏡でも、フレームレートがはっきり下がることがあります。TVモードでは戦闘そのものが大きく損なわれることはありませんが、フレームレートに敏感なプレイヤーはこうした低下があることを知っておいたほうがよいでしょう。携帯モードでは、カクつきはカットシーンや敵の多い戦闘で最も目立ちます。

クラッシュはたまに起こる程度で、特定の状況に関係しています。ポーズメニューからキャラクターのスキンを変えると、ゲームがクラッシュしてシステムメニューに戻されることがあります。終盤の数時間にあるひとつのシーンの周辺でも、ほかにいくつかのクラッシュが集中しています。あるボスはバグで10分間まったくダメージが通りませんでしたが、チェックポイントからやり直すと、同じ戦闘はわずか数分で終わりました。オートセーブとチェックポイントが頻繁にあるため、こうした不具合で失う時間は少なくて済みます。これらの問題の一部は発売前に見つかったもので、パッチで直ったかどうかははっきりしません。

アンコール版で追加された要素の価値とそれぞれの使い勝手

アンコール版で追加された要素の価値とそれぞれの使い勝手

アンコールの追加要素はちょっとしたおまけであり、ゲームを作り直したものではありません。ジャイロ操作、Joy-Conをマウスのように使った視点操作と照準、ゲーム内バンド「スター・ロード」の追加曲、そして各ガーディアンに1着ずつ用意された限定のグラムロック衣装5種類が含まれます。この衣装を着ると、全員が80年代のロックスターのような姿になります。衣装は楽しいものの、初めてのプレイでは場違いに見えることもあり、惑星で見つかるスキンの多くのほうが魅力的です。すでにほかの機種でクリアしているなら、もう一度遊ぶ価値のある要素はほとんどありません。最も得をするのは、持っているゲーム機がSwitch 2だけのプレイヤーです。初代Switchでは、本作は2021年のクラウドバージョンとしてしか出ていなかったからです。

2つの操作オプションのうち、価値が高いのはジャイロ操作です。初期設定ではオフになっており、無重力の場面、スライディング、Milanoの操縦に使えます。こうした宇宙の場面では、コントローラーを傾けて操作するほうが従来の操作より楽しいので、試してみる価値はあります。ただし、そうした場面は多くなく、ジャイロは通常の照準には使えません。ゲーム全体でジャイロを使って狙いたい人にとっては、あってもなくても困らない機能に感じられるはずです。

Mouse modeは、左右のスティックを使う操作と比べて得られるものが少ない印象です。切り替えは手軽で、右のJoy-Conを平らな面に置くとマウスとして動き始め、より素早く狙えるようになります。しかし撃ち合いでゲームプレイが特に良くなるわけではなく、従来のスティック操作のほうが快適です。素早く狙いたい人や、プレイ中に操作方法を切り替えるのが好きな人なら十分に使える遊び方ではあります。ただし、多くの操作がマウスとして使う側のJoy-Conに割り当てられたままなので、扱いにくさは否めません。全体として、このモードは購入の理由というより、ハードの機能を見せるためのものに感じられます。

キャラクターと物語を愛する人に向けた手堅い移植作

『マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー アンコールエディション』は、キャラクター、物語、音楽を大事にする人なら迷わず勧められる一本です。どのガーディアンにも満足のいく心の変化が描かれ、掛け合いは途切れることなく続き、声優陣は明らかに楽しんで演じており、1980年代のサウンドトラックは戦闘や物語の重要な場面で強く響きます。初めて遊ぶ人で、主にTVモードでプレイするなら、最良のバージョンを体験できます。TVモードでは想像力豊かなビジュアルと出来の良い移植がチームの魅力を十分に引き出しており、Switch 2が唯一のゲーム機なら、なおさら強く勧められます。

ただし、いくつか注意しておきたい点もあります。戦闘は仲間の能力がうまくつながったときの爽快感こそあるものの、ゲームプレイそのものに変化を求める人にとっては、弾を大量に撃ち込まないと倒れない敵、能力の待ち時間、同じことの繰り返しが、約20時間のプレイの中で負担になりかねません。携帯モードは、持ち運べることを何より重視するなら価値があります。一方で、カットシーンや敵の多い戦闘でのディテールの低下やカクつきが気になる人にとっては、その代償は小さくありません。後半の場面、大規模な戦闘、反射の多い場面でのフレームレート低下や、たまに起こるクラッシュも、セーブが頻繁にあることで影響は軽く済みます。ジャイロとマウスの操作オプションが役立つのも、特定の場面か、特定の好みを持つ人に限られます。すでにほかの機種で遊んだことがあり、しっかりした新コンテンツを求めていて、携帯モードで遊ぶ必要が特にないなら、アンコールの追加要素は買い直す理由としては物足りません。

メディアの間で最も意見が分かれたのは、携帯モードに価値があるかどうかでした。一部のメディアは持ち運べることだけで購入の理由になると評価した一方、別のメディアはディテールの低下とカクつきが迫力を損なっていると感じました。また、絞り込まれたゲームプレイが冒険を最後まで支えられるのか、それともすぐに単調になるのか、ジャイロとマウス操作に大きな価値があるのかについても意見が分かれています。技術面や戦闘面でどんな妥協があっても、本作を遊ぶ理由はMilanoの船内でこのチームと過ごす時間にあり、その時間が最もよく映えるのは大画面のTVモードです。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名Marvel's Guardians of the Galaxy: Encore Edition
原題名Marvel's Guardians of the Galaxy Encore Edition
ジャンルアクション, アドベンチャー
プラットフォームNintendo Switch 2, Xbox Series X|S, Xbox One
発売日2026年11月5日
価格Nintendo ¥7,986 / Xbox ¥3,500
公式サイト—
発売元CDE Entertainment

ストアページ

ストア名URL
任天堂https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000119219
Xboxhttps://www.xbox.com/ja-JP/games/store/9NN0ZFKW2ND8

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

9080706050
神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち