MMO界のレジェンド、ラフ・コスター氏が30年来の夢を詰め込んだ新作MMO『Stars Reach』を発表!数千の惑星でプレイヤーが社会を築き上げる究極のサンドボックス体験とは?
2026年06月29日 | #ゲーム #発売 | Polygon
『ウルティマオンライン』や『スター・ウォーズ ギャラクシーズ』といったMMOの伝説的クリエイターであるラフ・コスター氏が、長年の夢を詰め込んだ新作MMO『Stars Reach』を開発していることが明らかになりました。本作は、現代のMMOが失いつつある「生きた仮想世界」という原点回帰を目指しており、プレイヤーが自由に世界を創造し、社会を築き上げていくという、これまでのMMOとは一線を画す体験を提供するとされています。
惑星を丸ごとシミュレートする驚異の環境システム
『Stars Reach』の最大の魅力は、その徹底した環境シミュレーションシステムにあります。コスター氏によると、ゲーム内のすべての惑星は、温度、湿度、地質、数百に及ぶ物質特性を持っており、雨が降れば水たまりができ、川が地形を削り、冬には湖が凍結するなど、現実世界さながらの環境変化がリアルタイムで進行します。さらに、木々が自然に繁殖し、森林が燃え、過剰な採掘によって洞窟の天井が崩落するといった生態系や地質活動まで再現されています。プレイヤーは石を溶かして溶岩にしたり、それを冷やして新たな岩層を作ったりと、環境に直接介入できる一方、誤って生態系に壊滅的な影響を与えてしまう可能性もあるとのこと。これは「30年間作りたかったゲーム」とコスター氏が語る、まさに彼のビジョンが凝縮された部分と言えるでしょう。
数千の惑星を舞台に広がる自由な世界創造
本作は数千もの惑星を舞台にしており、ワームホールを介してそれらが繋がっています。ワームホールは時間とともに現れたり消えたりするため、特定の宇宙領域がアクセス不能になったり、新たな惑星が発見されたりすることもあるそうです。プレイヤーは小惑星の採掘、地形のテラフォーミング、都市の建設、宇宙船の製造、ビジネス経営、エンターテイナーとしての活動、政府の設立、あるいは単なる探検など、文字通り無限の可能性を秘めています。コスター氏はこのゲームを「エマージェンス(創発)に基づいたデザイン」と表現しており、決められたタスクをこなすのではなく、プレイヤー自身の行動から新たな物語や体験が生まれることを重視しています。ゲームはPvEが主体で、PvPはローンチ後の派閥システム導入まで許可されないとのこと。プレイヤー間の協力を促すプロソーシャルなデザインが随所に盛り込まれており、コミュニティ形成がゲームの核となるでしょう。
プレイヤーが市長を選出する社会システム
『Stars Reach』では、プレイヤーが実際に社会を形成し、運営することが可能です。コスター氏が見せたデモでは、数十人の住民が暮らす繁栄したプレイヤー居住地が登場しました。そこには公共の公園や惑星内部へと移動できる交通システム、そして市民が選挙で選出した「市長」によって管理される都市インフラが存在しました。プレイヤーは法律を制定し、リソースの管理方法を決定するなど、現実の社会運営に近い体験ができるとのことです。例えば、資源保全を優先するコミュニティもあれば、産業拡大を選ぶコミュニティ、あるいは混沌とした実験的な自己統治を目指すコミュニティも生まれるかもしれません。これは、MMOが本来持っていた「仮想の場所」というコンセプトを追求し、プレイヤーに「リアルな問題」を与え、その解決を通じてゲーム体験を深めてもらうというコスター氏の考えが反映されています。
『World of Warcraft』とは異なるMMOの可能性
コスター氏は、「MMOはゲームジャンルではなく、ゲームを配置する仮想空間だ」と述べています。かつてのMMOが持つ可能性が、『World of Warcraft』のような成功作によって狭められたと考えており、『Stars Reach』ではその原点に立ち返り、多様なプレイスタイルを受け入れることを目指しています。モデレーションもゲームシステムに組み込まれており、プレイヤーは自身が作りたい文明の種類や参加者を決定するルールセットを作成できるとのこと。これは、各ゾーンがDiscordのサーバーのように機能しつつ、全体としてはより大きな世界の一部であると考えることができます。コスター氏は、現代のゲームが失いがちな「魔法のような感覚」を大切にしたいと語っており、プレイヤーがひたすら周回するのではなく、本当に「遊べる」環境を提供することを目指しているそうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | 未定 |
| 開発元 | Playable Worlds |
| ジャンル | MMORPG |