『Dead Space』の生みの親、グレン・スコフィールド氏が35年のキャリアに幕を閉じゲーム開発の第一線から引退を発表、未来のクリエイターへエールを送る
ゲーム業界で35年もの長きにわたり活躍してきたベテラン開発者、グレン・スコフィールド氏が、ゲーム開発の第一線から引退することを発表しました。氏は『Dead Space』や『The Callisto Protocol』といった人気タイトルを手掛けたことで知られています。
数々の名作を生み出したキャリア
スコフィールド氏のキャリアは1991年からスタートし、『Barbie: Game Girl』のようなライセンスゲームで経験を積んだ後、THQを経てEAで『The Lord of the Rings: The Return of the King』などの映画タイアップ作品にも携わりました。特に彼の名が広く知られるようになったのは、『Dead Space』や『Call of Duty』シリーズでの功績が大きいでしょう。氏はこの35年間を振り返り、「歴史上最も偉大なクリエイティブな爆発の一つを最前列で見てきた」と語っており、EAには『Dead Space』制作の機会を与えてくれたこと、Activisionには3つの『Call of Duty』作品を任せてくれたことに感謝の意を表しています。
業界の未来とAIへの見解
氏の最後の作品となった『The Callisto Protocol』は、『Dead Space』の精神的後継作として期待されましたが、2022年12月のリリース時には賛否両論を呼び、Kraftonの売上予測には届かなかったとされています。スコフィールド氏は2023年9月にStriking Distanceを退社し、2025年には自身の次のプロジェクトの資金調達に苦労していることを明かしていました。その際、AAAタイトルの開発は自分にとっては「まだまだ遠い道のり」だと感じており、アート制作に戻ることを示唆しています。また、氏は昨年、ゲーム開発におけるAI技術について「100%支持する」との見解を示しており、AIが仕事を奪うという懸念をモーションキャプチャーやPhotoshopの登場時に抱かれた懸念と比較し、「常に基準を引き上げてくれる」と語っています。