『Dragon Kings』、Dark Sunの生みの親たちがD&D第2版対応の新作を制作
『Dragon Kings』、Dark Sunの生みの親たちがD&D第2版対応の新作を制作
Dark Sunのオリジナルクリエイター陣が再集結し、1990年代のプレイ感覚を再現できる新作TRPG『Dragon Kings』を制作しています。D&D第5版向けの新設定に加え、D&D第2版への変換ルールも収録される点が大きな特徴です。Wizards of the CoastによるDark Sun関連書籍の発表を受け、原作に近い体験を求めるファンに向けた代替作品として注目されています。
Dark Sunの精神的後継作として制作
本作はStrange Owl Gamesが手がけ、Timothy Brown、Troy Denning、Brom、Bill Slavicsek、Rich Baker、Shane Hensleyら、Dark Sunのオリジナルクリエイターが参加しています。1992年にTSRから発売されたDragon Kingsは、Timothy Brown氏が執筆したDark Sun用サプリメントでした。
その後、Brown氏は2014年に同名プロジェクトのKickstarterを実施し、Khitusという世界とPathfinder、Savage Worlds、13th Age向けのルールを展開。数年後にはD&D第5版にも対応しました。今回の新バージョンは、その設定を発展させた「Dark Sunの精神的後継作」と位置づけられています。
Khitusは、かつてDragon Kingsが消えたことで世界が衰退した舞台です。Dark Sunと同じく環境問題を中心的なテーマに据えながらも、世界が完全に手遅れになる前の希望を描く設定になっています。Brown氏は本作について、「Dark Sunに入れられなかったコンセプトを復活させ、より絶望的で危険な、そして少し希望のある場所へ持っていく」と説明しています。
第5版対応に加えて第2版への変換ルールも収録
本作には、Khitusの設定一式、6種類の新たな種族、新クラスとサブクラス、30種類以上のクリーチャー、すべて人間のアーティストが制作した60点以上の新規挿絵が収録されます。
さらに、D&D第2版で遊ぶための変換ルールも用意されます。第2版時代のDark Sunを遊んでいたプレイヤーは、当時のルールを使いながら新たな設定を楽しめる構成です。特定のゲームシステムに限定せず、設定を中心に他のルールへ適応できる方針も示されています。
Wizards of the Coast版とは異なる選択肢に
Wizards of the CoastはGen Con 2026で、2027年にDark Sun関連の新刊3冊を刊行すると発表しました。一方で、現在の同社の方針では、初期Dark Sunの特徴だった過酷で野蛮なソード&ソーサリーの雰囲気を再現できないのではないかと、プレイヤーから懐疑的な声が出ています。
奴隷制度への言及が削除されるのではないかという批判もあり、Wizards of the Coastが発表した新刊にはDark Sunのオリジナルクリエイターが関わっていません。本作は、こうした状況のなかで、初期作に近い体験を求めるファンへ向けた別の選択肢として展開されます。
Backerkitで9月22日に正式始動
本作のプロジェクトは、Backerkitで9月22日に正式スタートする予定です。事前にフォローしておくと、早期価格での購入、プレビューページ、限定追加コンテンツ、限定版の陶器製ダイスセットにアクセスできます。