ゲーム機、米国の追加関税でさらなる値上げの可能性
米国で検討されている半導体関連の追加関税が、ゲーム機の価格をさらに押し上げる可能性があります。関税の対象は半導体だけでなく、それを使用するゲーム機やノートPC、サーバーなどにも及ぶ案が出ており、Nintendo Switch 2、PS5、Steam Deck、Xbox Series Xへの影響が懸念されています。
半導体だけでなくゲーム機も対象になる可能性
Politicoの報道によると、トランプ政権は半導体および関連技術に広範な関税を課す案を検討していると、複数の関係者が明らかにしています。米国内の半導体工場への投資を条件に関税の軽減を認める案もあるものの、制度の詳細は固まっておらず、今後数週間から数カ月で大きく変わる可能性があるとのことです。
関税がゲーム機にも適用されれば、メーカーは米国へ輸入する際の負担を消費者向け価格に転嫁するとみられます。米国のテクノロジー業界は、AIデータセンターの建設拡大によって半導体が不足していることや、米国内で製造工場を整備するには数年から数十年かかることを理由に、急速な関税導入へ反対しています。
2025年にもゲーム機の価格上昇をめぐる動き
トランプ政権が2025年4月2日に広範な関税を発表した直後、任天堂は初代Nintendo Switchの価格を引き上げました。同社は値上げの理由として関税を明言しませんでしたが、関税の影響を受けた措置と受け止められました。
その後、米連邦最高裁がこの関税措置を違憲と判断したことで、トランプ政権は企業への返金を余儀なくされました。任天堂は返金によって四半期利益が大幅に押し上げられたと説明しています。一方、Playdateのメーカーが関税による値上げ分を顧客へ直接返金したのに対し、任天堂などは返金を実施しませんでした。
AI需要によるメモリ不足も価格に影響
追加関税とは別に、AIデータセンターの建設競争によるRAM不足もゲーム機価格を押し上げています。PS5は発売時より高い価格になっており、Xbox Series Xも発売時を上回る価格です。Nintendo Switch 2についても、9月に値上げされる予定とされています。