『Exterminauts』は3人協力PvEシューター、2026年にPC・コンソール向け発売へ
2026年09月08日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
『Exterminauts』は、Behaviour Interactiveが開発する3人協力型のPvEシューターです。gamescom 2026で試遊版が披露され、PCとコンソール向けに2026年の発売を目指していることが明らかになりました。味方への誤射も起こる制御不能な混乱と、出撃前のビルド構築を組み合わせた作品として、協力プレイの方向性が注目されます。
惑星のインフラを修復する“現場作業員”
舞台は、企業による資源開発で荒廃しながら、同時に異星生物からも侵食されている惑星Tianです。プレイヤーはExterminautと呼ばれる武装請負人として惑星に降下し、企業インフラの修復と、施設を破壊している異星生物の駆除を請け負います。兵士や選ばれし英雄ではなく、仕事を終えて報酬を受け取るために現場へ向かう作業員という立ち位置が、本作の世界観を特徴づけています。
作品全体のモチーフになっているのは、1980年代から1990年代のSF映画に登場した「特別な能力を持たない人々が、危険な仕事をこなす」という構図です。オレンジ色の反射材付き作業服、工具ベルト、赤いリングの付いたヘルメットなど、外見も現場作業員を思わせるデザインになっています。背中に装着するOverdriveも、外見は建設現場の装備に近い一方で、実際にはプラズマを蓄え、接触した異星生物を爆発させられる装置です。
惑星Tianには広大な景観や生態系を感じさせる異星生物が存在し、企業施設の残骸や崩壊したインフラが各地に残されています。高低差を利用した立体的な戦闘と、遠距離から敵を狙える見通しのよい場所の両方が用意されているとのことです。原文筆者は試遊中、高所から下に押し寄せる敵を迎撃する時間が長かったと振り返っており、開発者から長距離ライフルの存在も説明されたとしています。
Overdriveが戦闘と探索をつなぐ
本作の中心となるのが、ケーブルとクランプでキャラクターに接続された大型プラズマ装置Overdriveです。戦闘以外では端末への電力供給、システムのショート、ドアの開放、ジップラインの再起動などに使います。単なる必殺技用のゲージではなく、施設内の進行にも関わる装備として機能する点が特徴です。
戦闘では、ダウン状態の敵にOverdriveを接続して即座にとどめを刺すことができます。また、特殊武器をOverdrive状態に移行させ、一定時間だけ最大火力を発揮する使い方も可能です。敵を処理するために使うのか、移動や装置の起動に温存するのかを判断する必要があり、装備の使いどころが戦況を左右します。
特殊武器は、企業が多形態プラズマを兵器として利用したものです。冷気や電撃を扱う武器のほか、それらを組み合わせた攻撃も登場します。開発チームは約1年半にわたり、「制御された混沌」を感じられるゲーム性を意識してきたと説明しており、画面上では異なる属性や効果が同時に発生する派手な戦闘が展開されます。
発売時点では25〜30種類の異なる敵が登場する予定です。飛行する敵、地中を移動する敵、大型の敵、小型の敵など、行動や役割は多岐にわたります。敵の組み合わせによって戦場の状況が変わるため、同じ場所でも毎回同じ戦闘になるとは限りません。原文筆者は、味方の攻撃と敵の攻撃を見分ける前に、どの爆発が自分に向かっているのかを把握する必要があるほど、戦場が急速に混乱すると伝えています。
エンブレムとバッジで役割を組み立てる
各Exterminautには、クラスの土台にあたるエンブレムが設定されています。エンブレムによって、ガジェットの効率やクールダウン管理、冷気属性のダメージなど、強化されるパッシブ能力の方向性が変わります。そのうえで、追加パッシブであるセカンダリーバッジを組み合わせ、自分のエンブレムを補強したり、あえて異なる方向へ広げたりできます。
ガジェットホイール、メイン武器、特殊武器、各武器の改造スロットも、エンブレムやバッジと相互に作用します。決められた役割を担当するだけではなく、同じ方向に能力を集中させる構成と、複数の属性や機能を混ぜた構成の両方を作れる仕組みです。開発者は、初心者が入りやすい導入を用意しつつ、高難度の契約では自分のビルドを理解していなければ突破しにくくなるよう、複雑さを段階的に高める方針を示しています。
契約へ出発する前には、その任務で遭遇する可能性が高い敵の種類を確認できます。出現する敵に合わせて武器やバッジを調整する理由があるため、現地で場当たり的に対応するだけでなく、出撃前の準備が重要になります。敵の情報を見て装備を変更するか、あえて汎用性の高い構成で臨むかが、協力プレイにおける判断のひとつになりそうです。
シーズンと企業が描く背景
シーズンはおよそ6週間の周期で進行し、シーズンが切り替わってもプレイヤーの進行状況はリセットされません。アンロックした要素は保持され、新シーズンのパスではコスメティックだけでなく、武器、ガジェット、改造パーツも追加される予定です。機能面の報酬と外見変更アイテムが、シーズンごとに必ず同じ比率で配分されるわけではありません。
期間を逃したバトルパスのアイテムについては、シーズン終了後も購入できるようにする方針です。期間中に入手できなかったことで、コンテンツが永久に利用できなくなる仕組みにはしないとのことです。
物語は本格的なナラティブゲームを目指したものではありませんが、5つの企業と、それぞれを代表して契約中に通信してくる人物が存在します。企業の代表者は誇張された個性を持ち、会話を細かく追わなくても立場を把握できる一方、注意して聞けば、契約の裏側を示す発言も含まれる設計です。なかでもプラズマと異星生物を研究する科学系企業Chem 9は、5社のなかでも特に疑わしい存在として扱われています。
Chem 9をめぐる疑惑が、シーズン更新に合わせて展開されるストーリーチャプターで具体化するかは、まだ明かされていません。企業が何かを隠している一方、プレイヤーはあくまで報酬のために働いているという対比が、今後の物語の土台になります。
発売に向けた開発状況
Behaviour Interactiveは本作を4年半にわたって開発しており、フルクロスプレイに対応するPC・コンソール版を2026年に発売する計画です。開発チームは、Helldivers 2の成功によって自分たちの方向性が試された一方、結果的にはその方針が裏付けられたとも説明しています。
原文筆者は試遊版について、混沌とした戦闘、ビルド構築の深さ、各セッションを適切な長さにまとめる契約形式が、作品の狙いを成立させていたと評価しています。試遊中には味方への誤射によって、ゲームの開発者と自身の編集長を同じ試合で倒す場面もあったといい、そうした予測不能な事故こそが本作の性格を端的に表しているとの見解を示しました。