← 最新記事一覧

『Planet Zoo 2』、自然保護区の再生と一人称視点で動物園経営を拡張

2026年09月12日 | #発売情報 | IGN

『Planet Zoo 2』、自然保護区の再生と一人称視点で動物園経営を拡張

動物園経営ゲームの新作『Planet Zoo 2』で、とくに注目されるのは、飼育施設を作るだけでなく、野生動物を自然へ戻す保全活動が大きな柱になったことです。原文筆者は、地上目線の一人称視点で動物や環境を観察しながら、自然保護区の生態系を整えていく体験に強い魅力を感じたとしています。発売は10月13日を予定しています。

自然保護区の再生が新たな目標に

本作では、従来型の動物園に加えて、自由に歩き回れる野生動物保護区を管理できます。保護区にはサバンナや森林など、形の異なる複数のバイオームが存在し、それぞれに「繁栄」状態へ到達するための条件が設定されています。原文筆者が体験した東アフリカの保護区では、在来植物を一定の割合で配置することや、水場を確保することなどが求められていました。

環境を十分に整えると、そこで暮らす在来種の健康状態を高められます。動物園で繁殖させた個体を自然へ放し、適した環境で個体群を定着させることが、従来の経営とは異なる新しい目標になります。体験版では資金が無制限に設定され、保護区もある程度整備済みだったため、荒廃した生態系を再生するのにどの程度の規模や費用が必要なのかは確認できなかったとのことです。それでも、原文筆者は保全活動こそ本作で最も期待している要素だと評価しています。

最初から地上目線で動物を観察

プレイ開始時には、従来のような俯瞰視点の経営画面ではなく、地上の世界へ直接入ります。プレイヤーは東アフリカ大地溝帯を一人称視点で歩き回り、起伏のある自然環境を身近に観察できます。建物を建てたり、経営データを確認したりする前に現地へ降り立つ構成が、ゲームへの入り方そのものを変えていると原文筆者は述べています。

オフロード用の調査車両に乗れば、広大な風景の中を走りながら動物を探せます。イボイノシシやシマウマの写真を撮影する場面では、接近すると逃げてしまう個体もいるため、しゃがんで慎重に近づく必要がありました。草や葉が密集した景観だけでなく、動物の毛並みや動きも近距離で細かく表現されており、原文筆者はタイクーンゲームとして過去最高水準の見た目だとしています。プレイ時の動作も好印象だったものの、使用したPCの詳細なスペックは確認できなかったとのことです。

動物園の施設管理と同じく、保護区でも生き物の要求を満たすために環境を調整します。どの植物をどれだけ配置するか、水へアクセスできるかといった条件を確認しながら、動物が暮らせる場所を形作っていく仕組みです。保護区は自然に近い不規則な形状をしているため、建物を均等に並べる従来型の動物園とは異なる計画が必要になります。

動物園経営と繁殖システム

保全活動を支える資金を得るため、通常の動物園も運営します。飼育下で繁殖させた動物を増やし、健康な個体を将来的に野生へ送り出すという流れです。この部分の手触りは前作に近く、体験版では資金が無制限だったため、収支の調整や破産を避ける経営がどの程度変わったのかは判断できませんでした。

原文筆者は、Frontierの近年のタイクーン作品について、帳簿の均衡や破産回避を楽しみたいプレイヤーにとって、経済シミュレーションの難度が十分に高くないという不満を示しています。本作でも、限られたプレイ時間と無制限資金の条件では、その問題が改善されたかどうかは確認できないとしています。したがって、自然保護区の魅力が明確に示された一方、経営ゲームとしての挑戦性にはまだ不透明な部分が残っています。

一方で、動物の繁殖には細かな育成要素が用意されています。個体ごとに、戦闘時の優位性に関係するVitality、現実的な幅の中で寿命の上限に影響するLongevity、子どもを産む確率を表すFertility、病気への抵抗力を示すImmunityの4種類の能力値があります。これらの能力は子どもへ受け継がれるほか、ヒョウの珍しい黒い体色のような外見上の特徴も遺伝します。

より優れた特徴を持つ幼体を生み出すには、複数世代にわたる交配を慎重に進めなければなりません。経済面の評価がまだ定まらない一方で、繁殖計画を長期的に組み立てる楽しさは十分にありそうです。動物を単に展示するだけではなく、能力や遺伝を見ながら群れの将来を考えられる点が、保護区への放逐にもつながります。

施設の内装と新しい展示形式

建築や装飾は、本作でも大きな比重を占めています。パーツはサイズ変更、回転、組み合わせ、色変更が可能で、想像した建物を細部まで作り込めます。自分で長時間かけて装飾することを好まないプレイヤー向けに、あらかじめ完成した建物も用意されています。建築スタイルは、現代的な北欧風のNorth、アメリカの屋外施設を思わせるWest、アジア風のEast、アフリカや一部のオセアニアに合う南国調のSouthに分けられています。

新要素として、トイレや病気の動物用の隔離施設を除き、配置できる建物の多くに作り込まれた内部が用意されました。プレイヤーは建物の中へ入り、一人称視点で来園者やスタッフの様子を確認できます。レストランでは、最初に料理を提供するカウンターを設置し、そこへ複数の座席エリアや屋外テラスを接続します。接続された区画は同じ施設の一部として認識され、来園者やスタッフが利用できる仕組みです。ギフトショップも同様に機能し、スタッフ休憩室には座席や活動用の設備を置けます。

地形編集機能も健在で、新しいツールが追加されています。水場を作るには貯水域を用意し、一定の高さに水面を固定する必要がありますが、水面の質感をより波立たせたり、水の濁りや色合いを変更したりできます。原文筆者は、映画Iron Lungに登場するような赤い海も作れると説明しています。ただし、高い場所から低い場所へ水が流れ落ちる本格的な川を作る方法は見つけられず、実際には平らな水路に流れのような視覚効果を加える形に近かったとのことです。

水族館と鳥類展示も追加

水族館と鳥類用の大規模な展示施設は、追加コンテンツではなく本編に含まれます。水族館では、ダイバーが獣医作業や清掃のために出入りするスタッフ用のエアロックを設置する必要があり、その位置によって水面の高さが決まるように見えたと原文筆者は報告しています。ただし、この仕様は体験中に確認しきれなかったとのことです。エアロックより下はかなり深く掘れるようで、水槽の中にはガラス製のトンネルもほぼ自由に通せます。来園者は水中を歩いているような感覚で展示を見られ、ペンギンのような半水生種は、陸地と水場の両方を備えた飼育環境で過ごします。

鳥類展示はやや扱いづらいものの、仕組みを理解すれば機能します。まず平らな展示区域を作り、複数の支柱を離して配置します。その後、上部を覆うネットの種類を選ぶと、支柱の位置に合わせて専用の屋根が生成されます。支柱の配置によっては見た目を整えるために作り直す必要がありますが、展示内部の面積が飼育種の飛行に十分かどうかは自動で計算されます。空を飛ぶ動物が自由に動ける空間を確保しやすい点は、この展示形式の利点です。

確認できた図鑑には、クラゲからキリンまで、さまざまな環境に生息する49種が掲載されていました。原文筆者は短時間の体験では経営部分を含む全体像を把握できなかったとしつつも、実際に見た動物の描写やアニメーション、そして保護区へ放したときの存在感を高く評価しています。動物を展示する動物園から、自然環境を再生して野生へつなげる施設へと広がったことが、本作の最大の変化です。