『God of War Laufey』のデラックス版はダウンロード専用、PlayStationが進めるディスク離れ
2026年09月30日 | #ゲーム紹介 | Polygon
来年2月にPS5で発売される『God of War Laufey』では、通常版にパッケージ版が用意される一方、デラックス版はダウンロード専用です。特典の内容だけでなく、販売形態にもソニーのディスク離れが表れています。
パッケージ版を選びにくくする販売形態
サンタモニカスタジオの新作『God of War Laufey』は、予約特典やデラックス版の内容が公開されました。ゲーム内アイテムが中心の一般的な特典ですが、通常版にはパッケージ版があるのに対し、デラックス版はダウンロード専用です。
ソニーは7月、2028年1月からPlayStation用ゲームディスクの生産を終了すると発表しました。実現すれば、遊び終えたゲームを売る、中古で安く買う、友人と貸し借りするといったことができなくなります。発表後、プレイヤーからは強い反発が続き、方針を撤回しなければPS6を買わないという声も上がりました。一方、不満を持つファンが最近実施した1週間のボイコットは、プレイヤー数に目立った影響を与えませんでした。
デラックス版がダウンロード専用なのは、ソニーがディスクのない未来を見直すつもりがないことを示す、最新の例です。むしろ、パッケージ版を劣った選択肢として印象づけようとしているように見えます。デラックス版の特典は、予約特典と同じようにダウンロード追加コンテンツとして販売できます。それでも別の販売形態にしているのは、そもそもパッケージ版を望ましくないと思わせるためではないでしょうか。
通常版の画像でも、パッケージ版の表示はダウンロード版のロゴより明らかに小さく描かれています。パッケージ版の魅力を強調するどころか、見劣りするように見せているのです。同じ絵なのだから、2つの画像の比率をそろえる技術くらいあるはずです。
大作で続くダウンロード版の優遇
こうした売り方は『God of War Laufey』が初めてではありません。PlayStationは以前から、大作で同じような形を取っています。今月発表されたMarvel's Wolverineも、パッケージ版があるのは通常版だけです。昨年のGhost of Yoteiでは、通常版はパッケージ版を選べましたが、デラックス版と250ドルのコレクターズエディションはダウンロード版でした。
ゲームディスクと現物のグッズをセットにした最近の例としては、2024年発売のThe Last of Us Part II Remasteredがあります。99ドルのWLFエディションには、ゲームディスクのほか、コレクションカード47枚、ピンバッジ、布製ワッペン、スチールブックケースが付属しました。
2028年を前にソニーがディスクについて方針を変える可能性は低そうですが、ゼロではありません。2019年にジム・ライアンが携帯ゲーム機の時代は終わったと語ったことを思い出せば、見通しが覆ることもあります。とはいえ今のところ、ソニー幹部はゲームのコレクターズエディションを集める人にとって、コレクションに飾るゲーム本体はパッケージ版でなくてもよい、と考えているようです。