『Slay the Spire 2』はアセンション数が半減し、難度の上がり方が前作より急になった
2026年10月01日 | #ゲーム紹介 | DualShockers
『Slay the Spire 2』は前作をやり込んだプレイヤーには簡単に見えるかもしれません。しかし、シリーズやジャンルに慣れていない状態で始めると、初クリアやアセンション10のダブルボス戦で苦戦するのも無理はありません。Mega Critは、遊び続けるうちに実感できる難度の高い変更をいくつも加えています。歯ごたえのある挑戦を好むプレイヤーにはうれしい一方、前作より手強く感じる理由にもなっています。
難度を押し上げる8つの変更
8. 強化効果には思わぬ落とし穴も
新要素のエンチャントは、カードに効果を付け、ランの最後まで強化を続けられる仕組みです。追加ドローや攻撃ダメージの上昇に加え、休憩所でカードを複製できるようになる効果もあります。
ただし、エンチャントには利点と欠点が同時に付くものもあります。たとえばNutritious Soupはストライクを強化しますが、デッキから取り除けなくなります。Corruptedはカードの威力を大きく高める代わりに、使うたびにHPを失います。Bombardmentのようなカードに付けると、大きな失敗になりかねません。
また、エンチャントを選びたくなっても、よりシンプルで有利な報酬がないか考える必要があります。先を見越した判断が大切です。
7. 第1幕の序盤から厳しい
特に高アセンションでは、『Slay the Spire 2』の第1幕は前作より難しいという声があります。通常の敵もエリートも攻撃的で、手に入った攻撃カードを適当に使うだけでは、想像以上にダメージを受けます。
前作では、グレムリン・ノブのようなエリートが、スキルを控えて素早く倒す立ち回りを促していました。今作のBygone EffigyやTerror Eelは攻撃を続け、耐久力の低いデッキを厳しく追い込みます。
エリートを何度も倒す余裕はないため、商人やイベントで得られる有力なレリックを頼る場面が増えます。運の影響も大きくなるので、マップを確認して進むルートを考えておくことが重要です。
6. 第1幕に2種類のルートがある
第1幕にはOvergrowthとUnderdocksの2つのバリエーションがあります。どちらか一方に慣れていても、第3幕まで安定して進み、アセンションを攻略するには両方の特徴を覚え、それぞれに合わせた立ち回りが必要です。
一方ではエリートに挑みやすく、もう一方では守りを固めた方がよいと感じることもあります。ボスも合計6種類いるため、毎回同じ展開にはなりません。カードやコンボがそろわないランでは、避けられない敗北に向かうより、やり直した方がよい場合もあります。
5. アセンションの段階は半分に、難度上昇は急に
前作にはアセンションが20段階あり、すべてクリアするには長い時間がかかりました。今作では段階数が半分になっています。キャラクターも前作より1人多く、クリアに必要なランが増えることを踏まえた変更です。
ただし、難度の上昇はより急です。段階数が減ったぶん、各アセンションでの変化が大きくなっています。前作では通常の敵、エリート、ボスの難度が段階的に上がりましたが、今作では1段階上がるだけで、それらすべてが強化されます。
筆者は、上達を実感しやすくなるため、この変更を好意的に見ています。一方で、難度の上がり方には好みも分かれます。
4. 古代の存在から選ぶ報酬が多い
今作では、各幕の始まりや終わりに特別な宝箱を開ける代わりに、古代の存在と出会って報酬を選びます。非常に強力な報酬もあれば、うまく活用するために工夫が必要なものもあります。
報酬の種類は前作より大幅に増え、どれが手に入るかは分かりません。どの古代の存在に会うかも選べず、それぞれに選択肢が多く、めったに見ないものもあります。そのため、特定の報酬を当てにして準備するのは困難です。さまざまな報酬を活用できる、バランスのよいデッキを目指す必要があります。
3. エナジーを増やす手段が少ない
前作にはエナジーを増やすボスレリックが多く、後半の戦闘では、開始時にエナジーを3から4に増やせることがよくありました。そのぶん、高コストの攻撃カードを選びやすく、デッキの相乗効果を気にしすぎずに済みました。
今作にもエナジーを増やす古代のレリックはありますが、出現率は低く、デメリットも大きい傾向です。Mega Critは、エナジーを無条件で増やす手段を珍しくし、手に入れたときの価値を高めようとしているようです。
手札をすべて使い切る戦い方は難しくなったため、カード選びを慎重に行い、カード同士の相乗効果を意識する必要があります。
2. 第2幕のエリートは準備不足を許さない
調整パッチが重ねられても、第2幕のエリートは手強いままです。最近ではInfested Prismが大幅に強化されました。第1幕が最初の大きな壁になりやすい一方、第2幕や第3幕ではデッキを強化し、敵を圧倒できることもあります。それでも、ハイヴのエリートは準備ができていないと非常に危険です。状況によってはルートを慎重に選び、戦闘を避ける必要があります。
Entomancerは低コストの攻撃を使いすぎると強く反撃し、手数を重ねるシヴやクローのデッキ、ドロー手段の乏しい構成を厳しく封じます。Infested Prismはスキルを汚染し、防御を重視していると受けるダメージを増やします。Decimillipedeは複数回攻撃する手段がないと、こちらの動きを止めます。
1回のランで必要な対策をすべてそろえることはできません。相性の悪いエリートに当たれば、そのまま敗北することもあります。
1. 前作の定番戦略が通用しにくい
大きな変化のひとつは、カードの効果や基本的な戦略が見直されたことです。たとえば前作では、アイアンクラッドの筋力を上げ、ヘビーブレードで大ダメージを与える戦い方が、分かりやすい攻略法でした。
今作では、そうしたカードの多くが弱体化または削除され、より分かりにくい戦略を試す必要があります。ディフェクトのフォーカスを軸にした構成も同様です。フォーカスの効果は一時的になり、1回の戦闘中に積み上げるのが難しくなっています。
毎回同じカードを使わずに済むため、ゲームのバランスにはよい変化です。その一方で、デッキが安定しにくくなり、全体の難度も上がっています。ローグライクでは安定性が重要です。
また、『Slay the Spire 2』はまだバージョン1.0に達しておらず、バランス調整が続いています。お気に入りの戦略が、わずか1週間で変わったり使えなくなったりする可能性もあります。環境が変化し続けるため、特定の戦略にこだわりすぎず、柔軟に対応する必要があります。