『テイルズ オブ エターニア リマスター』メタスコア76点、高く評価された点とちょっとした不満

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2026年10月15日に発売の『テイルズ オブ エターニア リマスター』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「76 点」で「好評」という評価になっています。
2026年10月14日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは13件、最高は85点、最低は65点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

76テイルズ オブ エターニア リマスター好評 9|賛否 4|不評 0
Nintendo Switch—(0件)Nintendo Switch 2—(2件)PlayStation 4—(0件)PlayStation 577(11件)PC—(0件)Xbox Series X—(0件)

個性豊かな4人の掛け合いと関係性が旅を特別なものにする

個性豊かな4人の掛け合いと関係性が旅を特別なものにする

『テイルズ オブ エターニア リマスター』の最大の魅力は、旅を共にする仲間たちです。リッドののんびりした態度はファラの頑固さとうまく噛み合い、キールの勉強熱心さはメルディの屈託のない振る舞いと衝突を繰り返します。4人が繰り広げる、見ていて楽しいほど気まずい空気感も癖になります。物語の導入はシンプルです。リッドとファラが暮らす村の近くに奇妙な船が墜落し、中にいた少女は誰にも通じない言葉を話していました。幼なじみの2人は彼女の言葉を理解する手がかりを求めて旅立ち、旧友のキールを仲間に加えます。やがて彼らは、インフェリアとセレスティアという双子の世界に迫る大災厄、グランドフォールの脅威に巻き込まれていきます。

物語の大半は、おなじみのJRPGらしい王道の道筋をたどります。小さな村から始まった物語は晶霊を集めながら世界を救う旅へと広がっていきますが、全体の筋書きに大きな目新しさはありません。もっとも、時折どんでん返しが用意されており、明るくカラフルな序盤の印象よりもシリアスな領域へと踏み込んでいきます。それでも、この旅を価値ある体験にしているのはプロットそのものではなく、魅力的なキャラクターたちです。ファラがメルディを助けようと飛び込む傍らでリッドは不平を鳴らし、キールは効率優先の姿勢とひ弱さからリッドと何度も対立します。ファラは場を収めようとしますが、そもそも一同をトラブルに巻き込んだ張本人は彼女自身だったりもします。そしてメルディは、バラバラな4人をつなぎとめる存在になっていきます。

任意で見られる短いスキットは今回フルボイス化され、キャラクターの個性を引き立てつつ、メインストーリーだけでは描ききれない関係性を豊かに肉付けしています。これらは寄り道要素なので自分から積極的に探す必要がありますが、キャラクターの踏み込んだ描写はワールドマップでのキャンプやNPCとの会話に散りばめられています。何気ない村人との会話から愉快な掛け合いへ発展することも珍しくありません。こうした要素を素通りしてしまうと、彼らの人物像を浅くしか味わえないため、ぜひ立ち寄ってみてほしいところです。

主人公のリッドをどう評価するかは、主人公像に何を求めるかによって分かれます。巻き込まれ型の主人公が好みな人には、辺境の狩人から世界の救世主へと成長していく彼の姿が魅力的に映るはずです。彼自身は平穏な日常を取り戻したいだけなのですが、友人を大切に思う気持ちがあるからこそ、厄介な事態にも毎回付き合っていきます。その実直な姿勢が、先の読めがちなストーリーを前に進める原動力となっています。一方で、熱血で能動的な主人公を好む人には、彼の無関心そうな態度が物足りなく感じられるかもしれません。その場合は、ファラの「Easy breezy!」という前向きな姿勢やメルディのひたむきさが、グループを力強く引っ張ってくれます。

一見シンプルなリアルタイム戦闘の奥にある確かな戦術性

一見シンプルなリアルタイム戦闘の奥にある確かな戦術性

本作を遊ぶべきもうひとつの理由は戦闘です。一見するとシステムは単純で、横スクロールのフィールドでリアルタイムに立ち回り、通常攻撃から術技へとつなげていきます。低難易度であればボタン連打でも押し切れますが、その奥には奥深い戦術性がしっかり用意されています。武器には斬撃・刺突・蹴りといった攻撃タイプが存在し、スキルによって通常攻撃とともに強化されていきます。術技は使い込むほどに進化し、基本の術技から上位の術技や融合術技を習得できるほか、これらを組み合わせて華麗なコンボをつなぐことも可能です。また、メルディとキールに関してはCraymel cage systemにより、2つのケージ間で晶霊を自由に組み替えてフリンジコマンドで新たな魔法を編み出せます。すべての組み合わせを同時に解放できるわけではないため、プレイヤーごとの工夫が色濃く反映されます。

事前の準備がものを言うのは、やはり高難易度です。隊列や作戦、属性や状態異常に合わせた装備の選択をおろそかにすると、HardやExtremeではあっさり全滅しかねません。戦いはフィールドに出る前のポーズメニューからすでに始まっています。Extremeであっても雑魚敵相手ならオート戦闘で切り抜けられる場面は多いものの、ボス戦となればステータスを底上げする料理の準備に至るまで、綿密な戦略が欠かせません。

バリエーション豊かな敵の存在も、プレイヤーに立ち回りの変化を促してくれます。敵は外見だけでなく、攻撃パターンや厄介さもそれぞれ異なります。頑丈なカメには魔法を当てて転倒させないと甲羅に阻まれて刃が通りませんし、空中を飛び回るハチにはジャンプ攻撃を繰り返さないと攻撃が届きません。戦況を素早く見極めて適切な対処を選ぶ面白さが、このシステムにはしっかりと詰まっています。

プレイ中は終始60 fpsで滑らかに動作しており、スピード感を重視したバトルにおいてこの安定感は大きな強みです。素早いアニメーションと次々に繰り出される技が手触りの良さを高め、テンポよく展開するバトルをより爽快なものに仕上げています。

2D平面ゆえの窮屈さや序盤の硬さは受け入れる必要がある

2D平面ゆえの窮屈さや序盤の硬さは受け入れる必要がある

あらかじめ飲み込んでおくべき制約として、戦闘中の移動が2Dの単一平面に限られている点が挙げられます。自由な位置取りが難しく、システム面でも現代のテイルズ オブ作品ほどしなやかには動かせません。乱戦になると画面の端に敵味方が密集してしまい、自キャラの位置を見失いやすくなる場面もあります。近年の3D作品からシリーズに入ったプレイヤーほど、この窮屈さが気になりやすいはずです。

この硬さは、特にゲーム開始直後の数時間で目立ちます。序盤はダッシュとジャンプくらいしか移動手段がなく、技の選択肢も少ないため、コンボを滑らかにつなぐのは簡単ではありません。ただし、冒険が進むにつれてアクションの幅は着実に広がっていきます。新たなアビリティが解放されて術技をつなげやすくなり、魔法も広範囲攻撃や多彩な召喚術へと発展していきます。

AIが操作する3人の味方は、作戦やポップアップメニューの号令に従い、おおむね指示通りに動いてくれます。ただし、打たれ弱い術者に大きく頼る場合は、予期せぬトラブルへの警戒も必要です。隊列の設定が距離を取れという号令より優先されてしまい、術者が敵の群れへ突撃してあっけなく倒される場面が稀にあります。頻発するわけではないものの、手強いボス戦では手痛い被害になりかねません。こうした挙動の癖はあるものの、戦術的なバトルの面白さを損なうほどではありません。

快適さや難易度を好みに合わせて細かく調整できる充実の機能

快適さや難易度を好みに合わせて細かく調整できる充実の機能

本リマスターで特にありがたい追加要素は、昔ながらの仕様に縛られず、プレイスタイルを自分好みに管理できる点です。エンカウント頻度は「通常」「低」「なし」の3段階から選べます。おすすめは「低」で、数歩歩くたびに戦闘で足止めされる煩わしさがなくなる一方、パーティーを無理のないペースで育てるのにちょうどいい戦闘回数を維持できます。「なし」に設定すれば自由な探索やアイテム回収が快適になるものの、戦闘で得られる報酬も手放すことになるため、強敵との戦いを前にしたレベル管理には注意が必要です。

各種のブースト機能は、難易度を上げる方向にも下げる方向にも自由に使えます。経験値やガルドの獲得量をゼロにしつつ難易度をExtremeに引き上げれば、より過酷な縛りプレイに仕立てられます。逆にエンカウントを切り、アイテムドロップを2倍、経験値・ガルド・攻撃熟練度・料理熟練度を2倍や4倍に設定すれば、驚くほど手軽に進められます。さらに、全滅時のデスペナルティ撤廃や所持品上限の緩和など、現代基準に合わせた調整も用意されています。バトルリトライで直前からやり直せるほか、クイック回復で移動中の立て直しもスムーズです。オート戦闘の高速モードで雑魚戦を手早く流せますし、ミニゲームのスキップや再挑戦にも対応しています。これらの便利機能を使っても、トロフィー獲得が制限される心配はありません。

ただし、一部の機能はゲームバランスを大きく変えてしまうため注意が必要です。特にアイテム所持上限の引き上げなどは、本来のリソース管理の緊張感を損なう可能性があるため、有効化する前によく検討したほうがよいでしょう。それでも、難易度や快適性をここまで柔軟にカスタマイズできる自由度は実に快適です。バトルの醍醐味を損なうことなく、昔ながらの煩わしいテンポだけをきれいに省いて楽しめます。

目的地アイコンは便利だが自力で探索する楽しさと引き換えになる

今作からは、メインクエストやサブクエスト、取り逃しやすい要素に目的地アイコンが表示されるようになりました。テイルズ オブ作品ではストーリーを少し進めただけで二度と発生しなくなるイベントも多いため、この機能は非常に助かります。特に期間限定クエストを示す緑色のアイコンは、普段は攻略情報を見ずに自力で進めたい人であっても、オンにしておく価値が十分にあります。

一方、普段の進行を示すアイコンについては、好みが分かれるところです。道に迷いやすいプレイヤーにとっては目的地表示が無駄な行き来や彷徨いを減らしてくれますが、すべての場所を案内してくれるわけではありません。もともとマップが極端に広大だったり複雑だったりする作品ではないため、自力で進められる人からすると、黄色のメイン目的地や赤色のサブクエストアイコンはガイドが親切すぎて興ざめに感じるかもしれません。

手厚いガイドには相応の代償も伴います。目的地アイコンを頼りにすると、広い屋敷に入った際にも各部屋を回って住人全員に声をかける必要がなくなります。アイテムを持つNPCの居場所が直接示されてしまうためです。すべての要素を教えてくれるわけではないものの、この仕様によって古き良きJRPG特有の「手探りで探索するワクワク感」が薄れてしまう面は否めません。期間限定イベントの取り逃しを防ぎつつ、それ以外のマーカーをどこまで表示するか自分で調整するのが、おすすめの遊び方です。

ダンジョンの仕掛けやTP管理には今なおクラシックな粗さが残る

ダンジョンの仕掛けやTP管理には今なおクラシックな粗さが残る

オリジナル版にあった粗削りな部分がすべて解消されたわけではありません。プレイしていて設計の古さを最も感じやすいのがダンジョンです。例えば序盤では、岩を押したり引いたりして敵の湧く穴を塞ぐパズルが登場します。しかし位置調整の操作が煩わしいため、ギミックを解くより敵の脇を駆け抜けてしまったほうが楽に感じられます。また、グラフィック設定をどう変えても、構造自体が古いために特定の通路や足場への行き方が把握しにくい場面もあります。

動かせる岩などのオブジェクト周辺では操作キャラクターが引っかかりやすく、このあたりの挙動にはもう少し改善が欲しかったところです。大半の人にとっては少し気になる程度の粗さで済み、進行の妨げになるほどではありません。ですが、位置合わせのぎこちなさや移動の引っかかりに敏感な人だと、探索中に少なからずストレスを感じてしまう恐れがあります。

長丁場のダンジョンでは、リソース管理も地味な負担になります。術技を使うためのTPが頻繁に底をつくため、セーブポイントの間隔が広いエリアでは、消費を抑える指示をこまめに出さざるを得ません。キャラクターごとの作戦設定である程度は緩和できるものの、道中でのTP管理は手間がかかりがちです。ダンジョンの奥から長い道のりを引き返す途中で手強い敵と遭遇したときなどは、特にその煩わしさを実感します。

ビジュアルの改善は控えめでワールドマップやムービーに古さが覗く

リマスターによるグラフィックの向上は確かに感じられるものの、変化としては控えめです。表示切り替え機能は、背景を無理にぼかすことなくドットの粗さを適度に和らげてくれます。オリジナル版の表示と見比べてみると、輪郭が引き締まって背景の視認性が向上していることが分かります。キャラクタースプライトは当時のドット絵の味わいを保ちつつ、背景やオブジェクトはすっきりと見やすく整えられました。メニュー周りやキャラクターイラストも非常に鮮明です。

ただ、グラフィックが強化されたとはいえ、風景全体の古めかしさまでは拭えていません。現代化しきれなかった部分の筆頭が、簡素な造りのワールドマップです。また、アニメーションによるカットシーンは明確な弱点となっています。アップスケール処理のフィルターによって不自然なノイズが生じており、当時の映像を素直に残したほうが綺麗に見えたのではないかと感じるほどです。見やすさの改善は評価できるものの、本リマスターの本質的な価値はビジュアルの刷新よりも利便性の向上にあります。

時代を超えて色あせない桜庭統のサウンドトラック

一方で、サウンドトラックの素晴らしさは別格です。劇伴の数々は今までになくクリアに響きます。穏やかで優しい楽曲が冒険の始まりを心地よく彩り、物語の進展に合わせて胸躍る勇壮な曲やドラマチックな旋律へとドラマを盛り上げていきます。年月を感じさせるグラフィックとは対照的に、桜庭統によるサウンドトラックは色あせない魅力を放っており、シリーズ屈指の完成度を誇っています。

随所に古さは残るものの仲間との旅と奥深い戦闘は今なお魅力的

『テイルズ オブ エターニア リマスター』は、斬新なストーリー展開よりも、仲間同士の生き生きとした掛け合いやスキットでのキャラクター描写を好むプレイヤーに自信を持っておすすめできます。また、隊列や作戦、装備の工夫を凝らし、多彩な敵の特性に合わせて立ち回る戦術的なバトルを楽しみたい人、とりわけ高難易度で歯ごたえを味わいたい人にもうってつけです。追加された便利機能によって最新のテイルズ オブ作品と同等になるわけではありませんが、エンカウント頻度や難易度、快適性、取り逃し対策を自分好みに選べるため、原作が持っていた本来の面白さを快適に味わえます。

ただし、人によっては購入をためらう要素もあります。近年の3Dアクションに慣れ親しんでいると、2Dの単一平面によるバトルは窮屈に感じられやすく、手数の少ない序盤は特にその傾向が強まります。ダンジョンでの細かな位置合わせやオブジェクトの引っかかり、長丁場におけるこまめなTP管理も、遊んでいるうちにじわじわと負担になりかねません。ビジュアルの大規模な刷新を期待していると、画質の向上は控えめでワールドマップも素朴なままであり、アップスケールされたアニメカットシーンのノイズも気になります。エンカウントを完全にオフにすると戦闘報酬が得られず、レベル不足に陥る注意も必要です。原作への思い入れがない新規プレイヤーは、こうしたクラシックな手触りが自分に合うかどうかを一度検討してみるとよいでしょう。

メディアの間では、通常の目的地アイコンが無駄な彷徨いを防ぐ優れた機能なのか、それとも道に迷いにくい本作において過保護すぎるのかで評価が分かれています。また、リッドの受動的な性格を親しみやすい主人公と受け取るか、無関心で熱意に欠けると見るか、あるいはAI操作の仲間をどこまで信頼できるかについても見解が分かれました。しかし、そうした議論があるにせよ、共に旅する仲間たちの魅力や、準備を重ねて挑むバトルの面白さという本作最大の長所が揺らぐことはありません。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名テイルズ オブ エターニア リマスター
原題名Tales of Eternia Remastered
ジャンルアクション, RPG, ファンタジー, ロールプレイング
プラットフォームPC(Steam), PlayStation 5, Nintendo Switch 2, Nintendo Switch, Xbox Series X|S
発売日2026年10月15日
価格Steam 無料 / PlayStation ¥3,960 / Nintendo ¥3,960 / Xbox ¥3,960
体験版なし
公式サイト—
開発元TOSE CO., LTD.
発売元Bandai Namco Entertainment

ストアページ

ストア名URL
PlayStationhttps://store.playstation.com/ja-jp/concept/10014611
任天堂https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000110880
Xboxhttps://www.xbox.com/ja-JP/games/store/9P30VHWQXPS0
Steamhttps://store.steampowered.com/app/3470960/_/?snr=1_7_7_7000_150_1

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

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