2026年8月13日に発売の『Skatesterre』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「50 点」で「酷評」という評価になっています。
2026年10月19日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは7件、最高は68点、最低は30点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。
予期せぬ不具合でランが途切れ、ゲームへの信頼が揺らぐ

『Skatesterre』で最悪なのは、プレイヤーが何もミスをしていないのに理不尽な事態に見舞われる瞬間です。レールからグラインドで抜けたとたんにマップの反対側まで吹き飛ばされたり、パイプに滑り込んだまま抜け出せなくなったり、何の前触れもなくベイルしたりします。どれも順調に進んでいたランを一瞬で終わらせてしまうため、問題は難易度の高さではなく、ゲームそのものを信頼できない点にあります。
この問題は、ほかの多くのゲーム以上に本作では深刻です。どのステージも1つのラインを限界まで伸ばすプレイを求めてくるため、ランプから飛び出してレールに乗り、マニュアルでつないで次のギャップを越えていく必要があります。当たり判定の不具合が起きると、わずかな時間を失うだけでなく、コンボが途切れてラン全体で積み上げた倍率まで消えてしまいます。また、最初のステージではSterre Meijerが永遠にグラインドし続けて抜け出せなくなるなど、挙動がおかしい場所もあります。タイムとスコアがすべてを決めるゲームだからこそ、こうした地形は単なる癖ではなく、壊れた地面のように見えてきます。
不具合はそれだけに留まりません。通り抜けられるはずのオブジェクトにSterre Meijerが引っかかったり、床をすり抜けてステージ下の虚空へと落下していったりすることもあります。毎回起きるわけではなく、2分間のセッションが無事に終わることも多いのですが、長いラインを完全に信頼できなくなる程度には頻繁に起こります。ランが崩れたときに、自分のミスなのかゲーム側の不具合なのか判別できないこともあり、その疑念が『Skatesterre』のほかの優れた部分にまで影を落としています。
コンボを支える操作精度が足りず、大事な場面で途切れる

往年のアーケード系スケートゲームを遊んだ経験があれば、操作にはすぐになじめるはずです。1つのボタンでジャンプし、ほかのボタンでフリップやグラブ、グラインドを繰り出し、トリガーで回転して着地後はマニュアルでコンボをつなぎます。トリックを連続させて倍率を伸ばすためのリバートやマニュアル、スタンス切り替えも揃っており、理屈の上では良いコンボに必要な要素がすべて揃っています。
しかし実際には、本作の核であるコンボ主体のプレイに対して操作の精度が安定しておらず、十分とは言えません。最もわかりやすい例が、着地を次のトリックにつなぐ定番の動きであるリバートからマニュアルへの移行です。これらをつなげていると、アニメーション上は成功しているのにコンボが途切れてしまうことがあります。バランスメーターも中央から始まるとは限らず、ベイル寸前の位置から始まって立て直す余裕すらないこともあります。コンボの成否が決まる肝心な瞬間に、フィードバックが正しくありません。ジャンプの高さやレールへの乗り方も予測できない挙動をすることがあり、狙っていた対象をそのまま飛び越えてしまうことすらあります。
これがどれほど痛手になるかは、プレイヤーが何を求めるかによって分かれます。長いコンボをつないでスコアを追うことを重視するなら、この不安定さは無視できません。野心的なラインであるほど、ゲーム側に途切れさせられる可能性が高くなります。手軽に遊ぶことを主に求めていて多少の粗さを気にしないなら、操作は全体的にレスポンス良く感じられ、ステージをただ滑り回るだけでも十分楽しめます。とはいえ、スコアシステムが評価するプレイスタイルにとっては、操作の信頼性が足りていません。
不親切なチュートリアルと近すぎるカメラが序盤の壁になる

問題は最初のトリックを繰り出す前から始まります。完全に停止してしまうと通常の方法では再び動き出せないため、ジャンプボタンを長押しする必要があるのですが、推測できるような操作ではなく、ゲーム側の説明も不十分です。
これは序盤全体に言えることです。『Skatesterre』にはまともなガイドがないため、最初の数分間は動き出す方法を把握することにさえ苦労しかねません。大手のスケートゲームシリーズが基本を丁寧に教えてくれるのに対し、本作では手探りで理解するしかありません。これでは初心者が離れてしまいますし、この手のゲームなら最低限のルールくらいは説明してほしいと考えるベテランもいらだつかもしれません。
初期状態のカメラもSterre Meijerに近すぎるため、前方のルートが見えにくくなっています。ゲームを始めたら、すぐに設定でカメラ距離を広げておくのがおすすめです。大半のプレイヤーにとっては、カメラを引くとステージがずっと把握しやすくなり、移動もしやすくなります。それでも視界が窮屈だと感じるなら、この設定変更はあまり役に立たないかもしれません。いずれにせよ、これら序盤の問題の中で少しでも対処法があるのはカメラだけです。
途切れず走れるステージ設計は光るが、バグに足を引っ張られる

レベルデザインは本作で最も際立った長所です。ランプやレール、段差、プール、別ルートが、途切れないラインを組み立てられるほど近くに配置されています。各エリアを研究してより素早い抜け方を見つけるよう、目標がプレイヤーを促してきます。ルートを試しながらステージの端から端までコンボを伸ばしていく瞬間こそが、『Skatesterre』で最も楽しい時間です。Free Skateではタイム制限なしでルートを下見できるため、本番のCareerでその走りを存分に活かせます。
用意された7つのロケーションはFactory、Spillway、Mall、Skyscraper、Waterpark、Island、Arenaです。大作ゲームの規模には遠く及ばないものの、同じ場所を少し変えただけの使い回しには感じられません。Skyscraperは高さと常に付きまとう落下のスリルを活かしています。Waterparkはスライダーやプールを滑走ラインへと変えており、Islandはより開放的な空間を用意しています。
ステージのレイアウトは、有名なアーケード系スケートゲームのスポットからも大きく借用しています。『Tony Hawk』シリーズのステージをよく知っている人なら多くのステージがほぼ模倣のように感じられるかもしれず、その既視感は本作にとって不利に働きかねません。馴染みのあるアーケード的なデザインを歓迎する人なら、パーツの配置に本作なりの個性を感じ取れるはずです。どちらの捉え方をするにせよ、これらは長くつながるランのために作られたステージです。そしてそうしたランこそ、当たり判定の不具合や窮屈なカメラによって最も完走を阻まれやすくなっています。
ランを盛り上げる楽曲は魅力的だが、収録曲数が少なすぎる

音楽も『Skatesterre』の確かな長所のひとつです。パンク、スケートパンク、スカで構成されたサウンドトラックは知名度の低いバンドが中心ですが、2分間のランを毎回盛り上げるだけの幅とエネルギーを備えています。これがなければ、演出はずっとありきたりに感じられたはずです。
問題は曲数です。収録曲が12曲しかないため、プレイしているとすぐに同じ曲が繰り返され始めます。音楽はランに勢いを与えてくれるものの、ゲーム体験を長く支え続けることはできません。その点で、本作のほかの部分とよく似ています。
主役の個性を活かしきれず、初代PS風の映像も好みが分かれる

音楽を除くと、演出面がゲームに独自の個性を与えることにはほとんど貢献していません。Sterre Meijerは、『Skatesterre』が手本としているゲームを生み出した世代とは異なるアスリートです。彼女なら本作に現代的なスケートの個性をもたらせたはずですが、実際にはキャラクターモデルと服装の選択肢として登場するだけに留まっています。カットシーンもなく、彼女が何者でなぜ重要なのかを伝えるテキストすらありません。本作は、パッケージを飾る看板スケーターをほとんど活かせていません。
PlayStation 1に影響を受けたアートスタイルはおおむね地味です。テレビの大画面で見ると、単純な表面テクスチャやディテールの乏しさが目立ち、グラフィックが水準以下に見えることがあります。こうしたレトロなアーケード風の見た目が好きなら、特に携帯モードの画面ではシンプルなデザインによく合っており、ステージにある程度の個性を与えてくれます。小規模なプロジェクトである点も、小さな画面なら受け入れやすいはずです。
パフォーマンスはおおむね滑らかで、本作の技術面では比較的信頼できる部分のひとつです。Switch 2ではステージの読み込みが速く、テレビでも携帯モードの画面でも動作は滑らかで、大きなグラフィックの不具合もありません。ただしカクつきに敏感な人にとっては、時折発生する引っかかりがプレイの妨げになることもあります。もっとも、ビジュアルもパフォーマンスも、全体の評価を覆すほどの影響はありません。
進行の自由度は快適な反面、数時間で遊び尽くせてしまう

Careerの進行が柔軟な点は、素直に助かるところです。次のステージを解放するために、すべてのスコアチャレンジをクリアする必要はありません。スコアが伸び悩んでも、アイテムの収集や1回のコンボでcombo coinsを集めるといったほかの目標を達成すれば埋め合わせられます。そのおかげで、新しいステージの解放でストレスを感じる場面はずっと少なくなっています。
しかし同じ柔軟さのせいで、全体のボリュームは非常に短くなっています。次のエリアに進むためにすべての目標を達成する必要がないため、7つのステージすべてのCareerを数時間でクリアできてしまいます。スコアの稼ぎ方にも抜け道があります。静止したままマニュアルやグラインドを維持し、オーリーやフリップを繰り返すと倍率が簡単に上がっていくため、この遊び方なら約90分でエンディングまでたどり着けます。その後に残るのは、残りの目標の達成やハイスコアの追求、そして同じ7つのステージをまた滑ることくらいです。マルチプレイもレベルエディターもなく、最初からやり直すための2人目のキャラクターも用意されていません。
カスタマイズもその物足りなさを埋めてはくれません。服はスクロールメニューから選びますが、そのほとんどは同じ数種類のアイテムの色違いです。デッキの形状やグラフィック、グリップテープ、ウィール、トラックといったボードのパーツも、純粋に見た目だけの要素に留まります。Sterre Meijerには強化できるステータスもなく、プレイの感覚を変えるスペシャルトリックもありません。カスタマイズ機能自体はそれなりに楽しめるものの、成長を実感させるには浅すぎます。短いキャンペーンが終わってしまうと再プレイする理由はほとんどなく、ゲームの不具合に耐えたとしても、その先に得られるものは多くありません。
粗削りな挙動と薄いボリュームが響き、手放しでは勧められない

『Skatesterre』は、手放しでおすすめしづらい作品です。つながりのあるステージレイアウトとエネルギッシュなサウンドトラックは確かな長所ですが、当たり判定の不具合や初期状態で近すぎるカメラ、基本的な説明の不足が、それらの良さを活かすために必要なスケーティングそのものを損なっています。ステージはまさに長く流れるようなラインを誘いますが、そのラインはグリッチや窮屈な視界によってあまりにも頻繁に断ち切られてしまいます。しかもキャンペーンは数時間で終わってしまうため、ステージに習熟した成果が報われる前に幕を閉じてしまいます。浅いカスタマイズ要素も、プレイを続ける理由をほとんど与えてくれません。
コンパクトでつながりのあるステージを、パンクとスカのサウンドトラックに乗せてルート開拓できる短めのレトロなアーケード系スケートゲームを特に求めているのでなければ、見送るべきです。その場合でも、時折起きる当たり判定のグリッチを許容できる必要があります。さらにカメラ距離を広げなければなりませんし、ジャンプボタンの長押しで再び動き出すといった基本操作も、ゲームの助けなしに自力で把握しなければなりません。PlayStation 1風の見た目が好きで主に携帯モードで遊ぶつもりなら、画面の小ささが作品規模に合っています。信頼できる物理挙動や正確な入力で長いコンボをつなぎたい人や、わかりやすい導入、長く遊べるキャンペーン、意味のある成長要素を求めるなら、本作は避けるべきです。Sterre Meijerの現代的なスケーターとしての個性をしっかり表現した作品を期待する人にとっても同様です。主に長いコンボを追求するなら、入力が必ずしも認識されないことを覚悟しておく必要があります。
操作がコンボ主体のプレイには不安定すぎるのか、それとも多少の粗さはあるものの全体的にレスポンスが良いのかについて、メディアの意見は分かれています。PlayStation 1に影響を受けたビジュアルがシンプルなアーケード的デザインに合っているのか、それともテレビでは水準以下に見えるのかについても意見が分かれています。パフォーマンスが滑らかに保たれているのか、それとも時折引っかかりが生じるのかについても、メディアの評価は割れています。








製品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゲームタイトル名 | Skatesterre |
| 原題名 | Skatesterre |
| ジャンル | アクション, インディー, シミュレーション, スポーツ, アーケード |
| プラットフォーム | PC(Steam), PlayStation 5, Nintendo Switch 2, Xbox Series X|S |
| 発売日 | 2026年8月13日 |
| 価格 | Steam ¥1,900 / Nintendo ¥1,900 / Xbox ¥1,750 |
| 公式サイト | — |
| 開発元 | Goon Squad |
| 発売元 | Headup |










