『わいるどぶるーすかいず』メタスコア62点、批判ポイントと評価された点

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2026年8月14日に発売の『わいるどぶるーすかいず』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「62 点」で「低評」という評価になっています。
2026年10月9日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは28件、最高は90点、最低は45点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

62わいるどぶるーすかいず好評 8|賛否 18|不評 2
PC67(10件)Xbox Series X—(1件)PlayStation 562(17件)Nintendo Switch—(0件)

残機を失うと最初からやり直しになる厳しいラン構成

残機を失うと最初からやり直しになる厳しいラン構成

『ワイルドブルースカイズ』では、ランに失敗したときのペナルティが重く設定されています。ここでのランとは、全11ステージのうち6ステージを残機3でクリアすることを指し、3機目を失うとコンティニューできずに最初のミッションへ戻されます。後半のステージは実際にそこまで到達しなければ覚えられないため、直前にやられた地形をもう一度見るためだけに、序盤のマップを何度も繰り返すことになります。ランの途中で特定のステージをやり直す際にも残機を1つ消費するので、あまり助けになりません。結局のところ、上達するための現実的な方法は、キャンペーン全体を新たなランとして最初からやり直し、より良い結果を目指すことになります。このルールはアーケード全盛期のものであり、当時親しんだプレイヤーにはなじみがあるかもしれません。しかし現代の基準で見ると、練習を前提とするゲームの仕組みとしてはストレスがたまります。

残機1つがもっと長持ちすれば、このラン構成も受け入れやすかったはずです。本作は被ダメージが大きい一方で回復アイテムはめったに出ず、わずかに出現するものも回復量が少なすぎてほとんど役に立ちません。機体の状態は次のステージにも引き継がれるため、苦戦したミッションの後は弱ったまま次の戦いを迎えることになります。一瞬の油断で挑戦が終わることもあり、しかもその多くは自分のミスだと納得できるものではありません。はぐれた敵への衝突や壁にピンボールのように跳ね返される挙動、逃げ道のないまま画面を埋め尽くす危険など、プレイヤー側ではなくゲーム側に原因があると感じる場面が多かったです。失った残機がキャンペーンの完全なやり直しにつながるとなれば、その感覚はなおさら堪えます。

機体の火力も長続きしません。各ステージで手に入るアップグレードパックは1〜2個しかなく、ダメージを受けすぎると失われてしまいます。後半のステージでは数発被弾しただけで火力が大きく落ちるため、特にフリーロームのステージでは敵にダメージを与えるのが苦痛なほど遅くなります。あるプレイでは、最初からやり直して万全の状態に戻すという解決策も割に合いませんでした。キャンペーン全体をもう一度プレイしなければならないからです。このラン構成は習熟には報いるものの、上達にかかるコストを非常に高くしています。アーケード時代のルールで育ったプレイヤーなら受け入れられるかもしれませんが、それ以外の大半のプレイヤーにとっては、本作を象徴する不満点になるはずです。

周回プレイを意識して作られた鮮やかで変化に富むステージ

周回プレイを意識して作られた鮮やかで変化に富むステージ

この不満が惜しまれるのは、ステージ自体が見る価値のある出来栄えだからです。ステージの魅力こそが本作最大の強みと言ってもよいでしょう。セルシェーディングによるカートゥーン調のグラフィックは明るいパステルカラーで世界を際立たせ、動いているときの見栄えも良好です。舞台は深宇宙ではなく群島であり、大海原や嵐から活火山、ピラミッドへと景色が次々に移り変わるため、常に目新しい光景が広がります。

峡谷のステージは、レベルデザインの良さが最もよく表れている場面です。中盤では巨大な岩や敵に叩き落とされそうになりながら巨大な滝を上昇し、その後はグリムクローに占拠された川沿いの基地を戦い抜きます。すべてのステージがこの水準に達しているわけではないものの、最も優れた場面は、本作がどれほど魅力的なゲームになり得たかを物語っています。

ステージは繰り返し遊ぶことを前提に設計されています。各ステージには「WILD」の綴りを構成する収集アイテムの文字が隠されています。サブ目標ではノーダメージクリアやチーム全員の生存、ボスの素早い撃破が求められ、チームメイトからも滝の下をくぐって飛ぶような独自のチャレンジが出されます。特定の目標を達成するとマップ上の分岐ルートが開くため、どのステージにも戻ってやり込む具体的な理由があります。舞台設定や仲間たちに興味を持ち続けられるなら、こうした仕掛けは確かな魅力になるでしょう。一方で、ストーリーやキャラクターに惹かれなければ、ハイスコアを狙うことだけでは繰り返しプレイする十分な理由にならないかもしれません。

射撃モードが分割された操作の煩雑さとオート連射の重要性

射撃モードが分割された操作の煩雑さとオート連射の重要性

基本操作を覚えること自体は難しくありません。よくできたチュートリアルが移動と射撃を手早く教えてくれるため、ほとんどのプレイヤーは15〜20分で慣れるはずです。問題が生じるのは切迫した場面です。スターフォックスと異なり、『ワイルドブルースカイズ』では通常ショットとチャージ式のホーミング弾が別々のボタンに割り振られ、ボムは3つ目のボタンにあります。スピード感のあるオンレールの場面で、ボムと通常ショット、チャージショットのどれを使うか瞬時に判断するのは混乱しやすく、慣れるまでに時間がかかります。1つのボタンにまとめられたはずの2つの射撃モードをわざわざ使い分けることになり、操作を扱いにくくしているだけで深みは生まれていません。

設定画面には部分的な解決策が用意されています。通常のブラスターは連射速度に上限があり、ボタンをどれだけ速く連打しても発射速度は上がりません。しかし連続射撃をオンにすれば、重装甲の敵が現れる短い時間内に十分な弾数を当てるのがずっと容易になります。手の疲れも大幅に減るため、オート連射を有効にするとゲームの進行が何段階も楽になります。最初のミッションを始める前にオンにしておくのがおすすめです。

操作感そのものは一言で評価しにくいところがあります。オンレールでは飛行が正確かつ非常に滑らかに感じられ、当たり判定も後半ステージの厳しい旋回や回避のなかでしっかり機能しています。そうした場面での精密な回避を重視するなら、飛行は本作で最も手触りの良い部分かもしれません。しかしゲーム全体を通して見ると、操作感を全面的には信頼できません。スピード感に欠ける場面が多く、操縦がふわふわして物足りなく感じられることがあります。さらにカメラが機体のすぐ後ろに位置しているため、狙っている対象が見えにくい点も不満を生んでいます。

テンポを損なうオープンアリーナ戦と打たれ弱すぎる僚機

テンポを損なうオープンアリーナ戦と打たれ弱すぎる僚機

本作で最もテンポが間延びするのはフリーロームの戦闘です。レールを外れるとスピードが落ち、慌ただしく進むオンレールの場面と比べてアリーナ戦は鈍重に感じられます。敵がのんびりと漂っている一方で、追ってくる敵は背後に張り付いたまま執拗に撃ち続けてきます。逃げる手段は旋回、ブレーキ、バレルロールに限られ、敵を振り切るための宙返りやUターンが用意されていないため、こうした戦闘の面白さは大きく損なわれています。

静止した標的を狙うミッションが、この問題をさらに悪化させています。あるフリーロームのステージでは、マップ自体が回転するなかで一連の歯車を撃ち落とさなければなりません。機体はなかなか減速できないため、ロックオンして威力の低いチャージショットを放ち、マップをぐるりと一周して再挑戦するという同じ手順の繰り返しになります。その時点ですでにアップグレードを失っていれば、このサイクルはさらに長引くことになります。

僚機の存在も余計な手間を増やします。味方はすぐに助けなければほぼ一瞬で撃墜されるうえ、その手間に見合うほど敵を倒してくれるわけでもありません。彼らを守ることは照準や回避と真っ向から衝突するため、戦いながら味方の面倒を見るのは困難です。再プレイを重ねて救援要請のタイミングを把握してようやく、ある程度対処できるようになります。仲間を失うことには明確な代償があり、撃墜された仲間は修理のため次のステージを欠場するうえ、ステージのメダル条件は全員の生存を前提としています。確認できた限り、前のステージでメダル獲得に十分なポイントを稼がなければ分岐ルートが開かないため、このメダル条件は見過ごせません。後半のフリーローム戦では、あらゆるミスが体力やアップグレード、ひいては残機の損失につながるため、この余計な負担がそのまま厳しいラン構成に跳ね返ってきます。

好みが分かれるボス戦の耐久力とパターン攻略の手ごたえ

好みが分かれるボス戦の耐久力とパターン攻略の手ごたえ

すべてのステージはボス戦で締めくくられますが、どれだけ楽しめるかはプレイヤーの好みによります。ボスの多くは長時間ダメージを耐え続ける一方で、攻撃パターン自体は読みやすいものです。本当に手ごわい場面はめったになく、ステージやランのクライマックスであるべき場面が盛り上がりに欠け、うんざりさせられることもあります。多くのプレイヤーにとって、ボス戦は各ステージの残念な締めくくりとなってしまうでしょう。

一方で、パターンを覚えて攻略するボス戦が好きなら印象は変わります。各ボスには独自のテーマやスターフォックス風の大げさな台詞が用意されており、多くのボスが複数の形態を持っていて確かな手ごたえがあります。それぞれ異なる攻撃パターンを覚えるのが好きなプレイヤーにとっては、これらの戦闘が本作で最も楽しめる部分になり得ます。

愛着の湧きにくいキャラクター描写と薄味なストーリー

愛着の湧きにくいキャラクター描写と薄味なストーリー

シナリオ面は、キャンペーンに思い入れを持つきっかけをあまり与えてくれません。メインキャストやボス、脇役のボイスはいずれも優れているものの、描かれる人物像は曖昧でありきたりです。台詞をキャラクター同士で入れ替えても気づかないほどです。部隊は「最も固い絆で結ばれた戦友」「決して崩れない部隊」と呼ばれているものの、実際には同僚のようにしか見えず、戦いのなかで培われた絆は伝わってきません。

ストーリーも同様に中身が乏しい印象です。かつて追放されたグリムクローが戻ってきたという設定はあるものの、物語は次のミッション地点へ向かって攻撃を仕掛ける以上の内容へ踏み込むことはほとんどありません。悪役には明確な動機がなく、ミッション中の部隊の会話も驚くほど少なめです。長時間プレイしても特定のキャラクターに思い入れを持つ理由は与えられず、感情移入のフックもほとんどありません。

また、本作はインスピレーション元にも非常に忠実なままです。場面によってはStar Fox 64の展開をほぼそのままなぞっています。最初のステージでは海を越えて破壊された都市へ向かい、仲間から飛行チャレンジを持ちかけられ、ボス戦で締めくくられるという流れまで同じ順番です。4人のパイロットも、往年のフライトクルーを意識した代役であることは明らかです。懐かしく満足感のある場面も時折あるとはいえ、オマージュが前面に出すぎているため、本作独自の個性が入り込む余地はほとんどありません。忠実なトリビュートを好むなら、おなじみの代役たちとの冒険を楽しめるかもしれません。しかし、独自のアイデンティティを持った後継作を求めるなら、新しいアイデアよりも借用のほうが目についてしまうでしょう。

一部ステージで見られる処理落ちとアクセシビリティの課題

一部ステージで見られる処理落ちとアクセシビリティの課題

特定のステージではフレームレートが大きく低下し、飛行が鈍重でカクついて状況を把握しにくくなります。リロードしても改善せず、同じ場所で再び処理落ちが発生しました。その一例として、到達までに数回のランを要する別ルートのステージ4冒頭でも起こります。アクセシビリティ面にも不備が見られます。ある隠し出口では分岐ルートの解放が音だけで知らされ、視覚的な代替手段が用意されていません。ほかのステージでは音による合図は必要ないものの、ろう者や難聴のプレイヤーはこの合図を見逃してしまうため、本作は完全にアクセシブルとは言えません。

魅力とストレスが混在する中で人を選ぶフライトシューティング

魅力とストレスが混在する中で人を選ぶフライトシューティング

『ワイルドブルースカイズ』は人におすすめしにくい作品です。色鮮やかなステージや、峡谷の滝を上昇する場面のような際立った瞬間、収集アイテムや分岐ルートは確かな強みです。しかしそれらの魅力は、失敗が最初からのやり直しにつながるラン構成や、扱いにくい分割式の射撃操作によって足を引っ張られています。さらに鈍重なフリーローム戦や打たれ弱い僚機、薄っぺらく描かれたキャラクターたちも不満を残します。本作は繰り返しプレイされることを前提に設計されているものの、その構成のせいで再プレイが罰のように感じられてしまいます。

購入を検討するなら慎重になるべきです。本作が向いているのは、Star Fox 64風の忠実なオマージュを特に求め、ルート開拓や収集アイテムのためにステージを極めるのを好む人です。そのうえで限られた残機とキャンペーンのやり直しを受け入れられ、プレイ開始直後にオート連射をオンにできる人なら価値を感じられるでしょう。一方で、ステージを自由にリトライしたい人や、魅力的なキャストとストーリーを必要とする人には向いていません。標的への周回の繰り返しや、絶え間ない味方の救出に追われる遅いオープンアリーナ戦が嫌いな人も見送るべきです。メダル狙いのプレイヤーは、打たれ弱い仲間を全員そろえておくことが条件の一部であることを知っておく必要があります。

メディアの間でも意見が分かれています。ボス戦が退屈なだけの硬い敵なのか、それとも本作で最も楽しい多段階のチャレンジなのかで評価が割れました。また、飛行操作が正確で手触りが良いのか、ふわふわして遅いと感じられるのかでも評価が分かれています。さらにStar Fox 64への忠実な模倣が、本作独自のアイデンティティを残せているかどうかについてもメディアによって受け止め方が異なっています。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名わいるどぶるーすかいず
原題名Wild Blue Skies
ジャンルアクション, アドベンチャー, インディー, シューティング, フライトコンバット
プラットフォームPC(Steam), PlayStation 5, Xbox Series X|S
発売日2026年8月14日
価格Steam ¥1,870 / Xbox ¥1,870
体験版あり
公式サイトhttps://playwildblue.com/
開発元Chuhai Labs, VITEI BACKROOM Inc.
発売元Balor Games

ストアページ

ストア名URL
PlayStationhttps://store.playstation.com/ja-jp/concept/10019957
Xboxhttps://www.xbox.com/ja-JP/games/store/9PLVS5P1ZSRX
Steamhttps://store.steampowered.com/app/1921490/

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

9080706050
神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち