『The Lord of the Rings: War in the North™ – Legacy Edition』メタスコア64点、批判ポイントと評価された点

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2026年8月12日に発売の『The Lord of the Rings: War in the North™ – Legacy Edition』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「64 点」で「低評」という評価になっています。
2026年10月10日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは25件、最高は90点、最低は35点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

64The Lord of the Rings: War in the North™ – Legacy Edition好評 6|賛否 17|不評 2
Nintendo Switch 2—(3件)Nintendo Switch—(1件)PC64(8件)Xbox Series X75(6件)PlayStation 560(7件)

押し寄せる敵の群れを殴り続ける単調な戦闘が続く

押し寄せる敵の群れを殴り続ける単調な戦闘が続く

『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』の基本的な流れは、現れた敵の集団をひたすら殴るという一文に集約できます。体感でおよそ8時間ほど続くキャンペーンを通して、この単調なパターンはほとんど変化しません。エリアに入ると背後の道が閉ざされて敵が全滅するまで現れ続け、片付けば次のエリアへ歩いてまた同じ戦闘を繰り返すことになります。ステージの大半は戦闘エリア同士をつなぐ一本道にすぎず、そこでの戦いも序章から最終章まで目に見える発展がないまま進みます。

戦闘の規模と長さが、この繰り返しによる退屈さをさらに悪化させています。ゲーム側が過剰な数の敵を送り込み続けるため、面白さを感じる時間をとうに過ぎても戦闘が終わりません。キャンペーンを通じて新しいアイデアやバリエーションが加わらないため、似たような戦闘が延々と繰り返されるうえに、そのどれもが長すぎます。エリアに閉じ込められて押し寄せる敵の群れを耐え忍ぶ展開は、映画のスケール感を再現する狙いがあるものの、実際には単なる水増しに感じられることのほうが多いです。

敵のバリエーションが豊富な点も、部分的な救いにしかなりません。物語の場面に合わせたクリーチャーとの戦いが好きなら、敵の顔ぶれには一定の幅があります。オークやクモ、アンデッド、トロールが登場し、塚山丘陵に現れるアンデッドの群れなどは物語の雰囲気にしっかり合っています。しかし多くの場面では、規模が次第に大きくなるウェーブ形式で同じ敵が投入されるばかりで、戦い方の変化を迫るような敵はたまにしか加わりません。結局は大量のオークを相手にし続けることになり、この単調さは敵の種類の問題ではなく、エンカウントの設計そのものに組み込まれています。本作のほかのあらゆる要素も、すべてこの前提を踏まえて評価する必要があります。

手応えを欠く打撃感と好みが分かれる重めの戦闘テンポ

手応えを欠く打撃感と好みが分かれる重めの戦闘テンポ

この単調さにどこまで耐えられるかは、戦闘の手触りをどう受け止めるかに大きく左右されますが、万人に納得のいく仕上がりにはなっていません。大半のプレイヤーにとって、本作の攻撃には力強さが不足しています。剣を振るったときの手応えはもっと感じられるべきですし、攻撃のアニメーションも簡素で、敵が地形に引っかかる場面も目につきます。また、オークやトロールにどれだけ攻撃が通っているのか、逆に相手からどれほどの打撃を受けているのかという手応えもほとんど伝わりません。そうしたフィードバックが乏しいため、斧を振るうにしても呪文を唱えるにしても、戦闘が思考停止のボタン連打に陥りがちです。

その一方で、落ち着いてじっくり戦う近接アクションを求めているなら、このテンポ感が適度な重みとして感じられる場合もあります。近年のハックアンドスラッシュ作品と比べると、本作の戦いはより着実で地に足がついています。慌ただしく入力しても見返りはなく、忙しいアクションに疲れたプレイヤーにとっては、この遅めのテンポこそが本当の魅力になりえます。ただし、一撃ごとの爽快感を重視する人には、動作がもっさりしていると感じられる可能性のほうが高いです。

ある程度の慣れが求められる点にも注意が必要です。序盤の数時間は動きがややぎこちなく感じられますが、コンボの仕組みが理解できてくると手触りは上向きます。そこまで進めば、新しい装備を手に入れて試す楽しみが戦い続ける動機になってくれます。そこまでゲームを続けられるかどうかは、序盤のぎこちない戦闘にどこまで辛抱できるかにかかっています。

すぐに倒れて道をふさぐ仲間AIが招く厳しいソロ戦闘

すぐに倒れて道をふさぐ仲間AIが招く厳しいソロ戦闘

ソロプレイには、これらとは別に仲間AIという深刻な問題が存在します。仲間はすぐに倒れてしまうため、プレイヤーが1人で6体以上の敵に囲まれる事態も珍しくありません。エルフの魔術師であるアンドリエルで冒険を始めても、ほかの2人が周囲で次々に倒れてしまうため、すぐに立ち行かなくなります。実際には、生き残るためだけにドワーフのタンクであるファリンへの切り替えを強いられることになります。

AIの不出来さは戦闘時だけに留まりません。味方は狭い通路をふさいだり、近すぎる距離でついてきたりと邪魔になり続けるため、ステージを歩いているだけでも苛立ちを覚えます。万が一仲間が途中でついてこなくなった場合は、パーティを再び合流させるために、キャラクターを個別に操作して同じ道を行き来しなければならないことさえあります。

難易度ノーマルでは、ゲーム後半になると頼りないAIとウェーブ戦闘の組み合わせがいかに過酷かが浮き彫りになります。ある場面では、通常の敵が湧き続けるボス戦に続いて、2体のトロールと大勢の敵を相手にする扉の防衛戦に移り、クリアに1時間以上を要しました。これらをすべてまとめて撃破しなければならず、そのころには仲間はおそらくすでに倒れています。難易度そのものが常に理不尽というわけではありません。問題は、有能な英雄3人を前提に作られた戦闘を、そのうち2人が倒れ続ける状態でこなすのが難しい点にあります。

操作キャラクターの瞬時切り替えと解消されない管理の手間

操作キャラクターの瞬時切り替えと解消されない管理の手間

最も重要な追加要素は、3人の英雄をその場で瞬時に切り替えられるようになったことです。これにより、ひとつのステージを終始同じキャラクターで戦い続ける退屈さが和らぎ、パーティ全体の強化や装備の更新も格段にやりやすくなりました。普段はファリンを主力にしつつ、遠くの弓兵や手の届きにくい敵にはレンジャーや魔術師へ切り替えて対処し、状況が落ち着いたらまた戻すといった立ち回りが可能です。インターフェースも整理され、以前と比べて格段に扱いやすくなっています。

しかし、仲間AIそのものはまったく改善されていません。Legacy Editionは問題を回避するためのより良い手段を与えてくれたものの、問題自体は解決されないまま残っています。

ソロプレイにおけるパーティ管理の手間も無視できません。英雄ごとに所持品と所持金が分かれているため、操作中のキャラクターが拾った戦利品は、ひとつずつ仲間に受け渡す必要があります。さらに仲間は消耗品をすぐに使い切るため、絶えず補充し続けなければなりません。仲間のスキルポイントを割り振る画面も見つけづらく、使い忘れていると仲間の育成不足のせいでステージをやり直す羽目にもなります。これらはアップデートされたインターフェースの欠陥というより、ゲーム側が今なおプレイヤーに求めてくる単調な作業の繰り返しです。

気心の知れた仲間との協力プレイでこそ本来の魅力が輝く

一緒に遊べる友人がいるなら、『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』はずっと快適に楽しめます。最大3人のプレイヤーがそれぞれパーティの1人を操作できるため、AIの代わりに生身の人間が加わると戦闘は格段に楽しくなります。とりわけ全員がトールキン作品に関心を持っている場合は、このゲームの良さが最もよく輝きます。ただし、根幹のメカニクスが薄味だと感じるなら、協力プレイであってもその物足りなさを覆い隠すことはできません。協力プレイに重点を置いた代償として、多くのシステムがごく単純な形以上に作り込まれておらず、友人がいてもその点は変わらないためです。

また、協力プレイの参加形態にも注意が必要です。ほかのプレイヤーのゲームに参加する場合はホストのパーティメンバーを使わなければならず、手助けをしても見合う報酬は期待できません。そのため野良のゲームに参加するのは有力な選択肢とは言えず、決まったグループで同じキャンペーンを一緒に進めるのが現実的な遊び方になります。

ノスタルジーも確かな助けになりえます。オリジナル版の発売当時を懐かしく覚えている友人同士のグループであれば、単調なボタン連打の戦闘でもまだ楽しめるかもしれません。もっとも、その共通の思い出が最後まで彼らを引っ張っていけるだけのものであれば、という条件がつきます。

単調な戦闘を支える豊富な装備集めと控えめな育成要素

戦利品集めが好きなら、新たな装備の獲得はプレイを続ける確かな動機になります。敵の集団を切り抜けて新しい装備を拾い、キャラクターが強くなるかを確かめることには、確かな満足感があります。各英雄にはタンクや近接ダメージ、遠距離ダメージ、サポートといった役割ごとのスキルツリーがあり、武器や防具、装備品のバリエーションも豊富です。戦利品重視のプレイヤーにとっては、この成長要素が薄い戦闘をある程度補ってくれますが、戦利品集めに興味が薄い人にとっては大した上乗せにはならないはずです。

一方で、RPGシステムとしての深みはそれほど期待できません。レベルアップは主にパーティが後半のミッションを生き延びるために存在しており、クールダウン制のアビリティも面白みに欠けます。パーティ全体で役割を特化させるのが好きな人であれば、ビルドが形になるにつれてより深みを見いだせるかもしれません。とはいえ全体として見れば、RPG要素単体でプレイを牽引できるほどの中身はありません。

丁寧に作り込まれた中つ国の世界観と生かしきれなかった物語

丁寧に作り込まれた中つ国の世界観と生かしきれなかった物語

舞台設定の作り込みは、本作における最大の長所です。本筋の物語をそのまま語り直すのではなく、指輪の仲間が別の場所で奮闘している間の北方を舞台に選んでいます。多少ぎこちない台詞も見られるものの、設定を広げて説得力のある世界を築いています。『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観とトーンは、細部まで丁寧に翻案されています。文章からは本物のトールキンらしさが感じられ、ブリー村や裂け谷といったおなじみの場所も丁寧に描かれています。

その一方で、この世界の上に築かれた物語のほうは手放しには勧めにくい仕上がりです。もともと原作に熱心でないプレイヤーにとっては、説明の多さが重荷に感じられるかもしれません。シリーズに思い入れがある人なら映画の外伝として十分に機能し、ロケーションやキャラクターの魅力によって小規模な物語も壮大に感じられ、本編の出来事とも無理なく並び立ちます。ただしトールキンの設定に厳格なファンは、一部のキャラクターやロケーション、魔法の扱い方に違和感を覚える可能性があります。

悪役のアガンダールも、ポテンシャルを生かしきれなかった印象を残します。fellbeastに乗って現れ、雷の嵐を呼び起こす登場シーンこそ印象的ですが、その後は彼の要塞での最終決戦までほとんど姿を見せません。出番の少なさに加えて台詞の迫力も不足しているため、威圧感のある悪役のデザインに反して、最終的には記憶に残りにくい存在に留まってしまっています。

高解像度化によってかえって際立つ前世代機のビジュアル

本作の仕上がりはリマスターというより、単なる表面の塗り直しと呼ぶのが実態に近いです。ゲームは今なおPlayStation 3やXbox 360時代の見た目のままであり、主な改善点も解像度の向上と、フレームレートが30 FPSから60 FPSへ引き上げられた程度に留まっており、明らかに年月を感じさせます。

鮮明になった映像が、かえって古いビジュアルを目立たせる結果となっています。狭いマップやエリア間のロード画面、ディテールの低いキャラクターモデルがくっきりと目につき、前世代機のゲームであることを露呈しています。舞台のアートディレクションは今でも独特の雰囲気を醸し出していますが、それを支える技術の古さは隠せません。

サウンドの仕上がりにもばらつきが見られます。音量が大きくなったり非常に小さくなったりと不安定で、オーディオ設定を最大にしても全体の出力が異様に低く感じられることがあります。

快適に動く環境がある一方で深刻なバグや処理落ちも潜む

ゲームがスムーズに動作すると決めてかかることはできません。PC環境では60 FPSで安定して動作し、目立ったフレームレートの低下は見られませんでした。Switch 2でも60 FPSを維持して画面分割プレイに対応していますが、初代Switchでは同じ水準をこなせなかったため、ハードによる事情の違いには注意が必要です。PCまたはSwitch 2で遊ぶのであれば、記録されているパフォーマンスは安心材料になります。

しかし、ほかのプレイ環境ではそれほど安定していませんでした。静かな場面でさえフレームレートが10 FPS台まで落ち込むことがあり、プレイヤーが倒れるかセーブをロードし直すまでその状態が続きました。これにより、ただでさえ難しいウェーブ戦がフレームレートとの戦いになってしまうことさえあります。

さらにバグがより深刻な問題を引き起こすこともあります。あるプレイでは、中ボスが戦闘中に何度も消えてしまって再出現せず、進行不能に陥りました。手動でセーブデータを管理できない仕様のため、唯一の解決策はゲーム全体を最初からやり直すことだけでした。これは誰にでも起きたわけではないものの、技術的な問題が1回の戦闘をはるかに超える損失をもたらしうることを示しています。

熱心な原作ファンが固定メンバーで挑むなら選べる一本

Legacy Editionでの改善点と中つ国という舞台設定は、本作の弱点を補えているでしょうか。大半のプレイヤーにとって、その答えはノーです。キャラクターの瞬時切り替えと整理されたインターフェースによって、『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』は以前より扱いやすくなりました。しかし、繰り返しが多く長すぎるウェーブ戦闘や、ソロプレイを損なう仲間のAI、そして古びた見た目は解決されていません。パーティを扱いやすくなっても、そのパーティがほとんどの時間を費やしている行為そのものは変わらないためです。舞台設定は確かな強みであり、友人との協力プレイこそがこのゲームが最もよく機能する場です。そのため本作は、決まったグループを持ち、繰り返しの戦闘を受け入れられる熱心なトールキンファンにとって妥当な選択肢となります。

それ以外のプレイヤーは慎重になるべきです。ソロプレイでは依然として、道をふさぎ、すぐに倒れ、絶えずパーティ管理を求めてくるAIの仲間に対処しなければなりません。原作を知らない人には物語が難解に感じられるかもしれず、設定にこだわるファンは一部の自由な解釈に異を唱える可能性があります。深いRPGシステムを求めるプレイヤーにとっては、レベルアップが単調な作業に感じられるかもしれません。他人のゲームへの参加は報われず、パフォーマンスもすべての環境で信頼できるわけではありません。時間とともに発展していく戦闘を求めている場合や、解像度とフレームレートの向上ではなく本格的なビジュアルリマスターを期待している場合は、ほかの作品を探したほうが賢明です。

メディアの間では、戦闘に説得力のある着実な重みがあるのか、それとも手応えを欠いたボタン連打のように感じられるのかで意見が分かれました。また、協力プレイによって本当に楽しめるゲームになるのか、それとも基本的なシステムを支えているにすぎないのかという点についても意見が分かれています。さらに、成長要素が意味のあるビルドの深みを提供しているのか、それとも単調なレベルアップに留まっているのかについても評価が割れる結果となりました。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名The Lord of the Rings: War in the North™ – Legacy Edition
原題名The Lord of the Rings: War in the North™ – Legacy Edition
ジャンルアクション, RPG
プラットフォームPC(Steam), Xbox Series X|S
発売日2026年8月12日
価格Steam ¥2,300 / Xbox ¥2,350
公式サイト—
開発元Aspyr Media
発売元Aspyr Media

ストアページ

ストア名URL
Xboxhttps://www.xbox.com/ja-JP/games/store/9NW5319WVF3H
Steamhttps://store.steampowered.com/app/2523770/

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

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神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち