『オバケイドロ2』メタスコア73点、意見が割れた理由

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2025年10月9日に発売の『オバケイドロ2』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「73 点」で「賛否」という評価になっています。
2026年10月10日時点での集計内容となっており、採点対象のレビューは6件、最高は88点、最低は40点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

73オバケイドロ2好評 4|賛否 1|不評 1
Nintendo Switch 273(6件)Nintendo Switch—(0件)

捕まった仲間を救出する脱獄劇にこそバトルの面白さが詰まっている

捕まった仲間を救出する脱獄劇にこそバトルの面白さが詰まっている

もし捕まってマップ中央の牢屋に入れられても、プレイヤーができるのは、すぐ背後にオバケが迫るなかで仲間が解放ボタンへ全力疾走する姿を見守ることだけです。この瞬間こそが『オバケイドロ2』の面白さの核心です。捕まってもラウンドから脱落するわけではなく、牢屋に入れられるだけで脱出する手段は残されています。追われながら誰かが救出に向かう場面では、試合に戻れるかがその救出にかかっているため、牢屋の中のプレイヤーも走っている仲間と同じくらい緊張します。捕まれば不利にはなるものの、それでラウンドから完全に締め出されることはありません。全員が最後まで試合に関わり続けるからこそ、混沌とした即興のチームワークが生まれ、単純な追いかけっこに強い緊張感を与えています。

ルールは明快です。1人のプレイヤーがオバケを操作し、3分以内に3人のニンゲンを全員捕まえるのが勝利条件です。時間切れの時点でニンゲンが1人でも逃げ延びていれば、ニンゲンチームの勝利となります。捕まったプレイヤーは牢屋に送られ、牢屋を開けるには2つのボタンを押さなければなりません。ボタンは最初こそ牢屋についているものの、脱獄が起きるとマップ上の別の場所へ移る場合があるため、救出のたびに全力疾走だけでなく冷静な判断も求められます。生存者が1人捕まった段階ですぐ解放することもできます。あるいはオバケが別の仲間を追うのを待ち、捕まった瞬間に解放してボタンを探し直す手間を省く手もあります。さらに仲間を解放すると、ニンゲンにとって実質的に唯一の防御手段であるランタンのスタンが1回分回復するため、危険を顧みずに救出へ向かう十分な理由になります。1人がオバケを引きつけ、2人が同時にボタンを押し、別の仲間がオバケをスタンさせて味方を守る。チームがこうした連携を取ったときは、足の速さと同じくらい判断力が報われます。

ただし、こうした奥深さを味わえるかどうかはプレイヤー次第です。ニンゲン側に課された必須の目標は生き延びることだけだからです。脱出路の開通や妨害道具の探索など、明確な目標をこなす非対称対戦ゲームに慣れた人には、本作のニンゲン側はサバイバルというより、かくれんぼのように感じられるかもしれません。ラウンドがどれほど白熱するかは、プレイヤーが自らリスクを冒してボタンを押しにいくかどうかにかかっています。

1試合3分で手軽に遊べる一方、長く続けると単調さも目立ってくる

1試合3分で手軽に遊べる一方、長く続けると単調さも目立ってくる

どのラウンドもきっかり3分間で終了し、この時間制限がゲーム全体のテンポを決めています。まとまった時間を要求されがちな多くのマルチプレイゲームと違い、『オバケイドロ2』はバスの移動中やテレビのCM中、家事の合間のわずかなスキマ時間にも気楽に遊べます。その3分間を埋めるのはシンプルな追いかけっこで、短い時間なら十分に楽しめます。5人いるニンゲンのうち初期キャラクターは2人で、残りの3人はアンロックして解放していきます。全員が物陰にしゃがんだり茂みに身を潜めたりでき、オバケの視界に入らない限りほとんど見つかりません。もし見つかっても、ランタンのフラッシュでオバケをスタンさせるか、キャラクター固有の能力で切り抜けられます。はじめはオバケが近づくと足が速くなり、Kuroは牢屋に見張り役がいるとオバケの位置を察知できます。対するオバケ側にも、ニンゲンが近くにいることを音楽で察知する合図に加え、ロングジャンプや壁抜け、数秒の溜めが必要な広範囲のチャージキャッチといった多彩な手段が用意されています。

操作系も非常にすっきりしています。ニンゲンはスティック移動に加え、しゃがみ、ジャンプ、救出、カメラリセットにボタンが1つずつ割り当てられているだけです。オバケもボタンを押して捕獲し、長押しでスーパーキャッチを繰り出す構成になっています。腕前に関係なく誰でもすぐに馴染めるため、純粋に追いかけっこの駆け引きへ集中できます。

この手軽な短さこそがゲームデザインの強みですが、何時間も続けて遊んでいると、プレイの単調さが気になってくる場面もあります。もっとも、オンラインで見知らぬプレイヤーと対戦すると、今でも思わず声が出るほど盛り上がる熱いラウンドに出会えます。

劇場を模した演出とティム・バートン風のダークな可愛らしさ

劇場を模した演出とティム・バートン風のダークな可愛らしさ

シンプルなゲームサイクルに深みを与えているのが、芝居がかった遊び心あふれる不気味な演出です。メニュー画面は文字どおり劇場のような仕立てで、捕獲や解放の瞬間もドラマチックに見せてくれます。デフォルメされたキャラクターたちは、落ちくぼんだ目や繊細な描線が特徴的で、アニメ調とティム・バートンのスケッチを掛け合わせたような独特の風貌をしています。アコーディオンの音色を効かせたBGMも秀逸で、不気味さと軽快さの間を巧みに行き来して舞台を盛り上げます。牢屋に捕まったニンゲンがその場で裁縫を始められるといった細かな演出も効いており、ホラー仕立ての世界観をどこか微笑ましいものに変えています。かくれんぼの最中に本を読み出す子どものような愛嬌があります。

マップごとにギミックや手触りがしっかり差別化されている点も見逃せません。市街地には動く乗り物やよじ登れる建物があり、寺には身を隠せる背の高い草や足をとられる水場が配置されています。校庭から薄暗い路地まで、ロケーションごとに違った立ち回りと難易度が楽しめます。

多彩な要素をアンロックするための周回プレイには賛否が分かれる

多彩な要素をアンロックするための周回プレイには賛否が分かれる

ただし、こうした多彩な要素の多くは最初から自由に遊べるわけではありません。キャラクターやアリーナ、スキルなどはアンロックが必要で、ボリューム自体は豊富なものの、最初から開放されていてほしかったと感じるのが正直なところです。なかでもマップの仕様は気になります。各マップにはより広いバリエーションが存在するのですが、それを解放するために狭い初期バージョンを何度も周回させられる仕様になっています。この手順はわかりにくいうえに、面白い仕掛けを後出しのマップに隠して見かけのボリュームを水増ししているようにも受け取れます。

とはいえ、報酬の仕組みそのものには良い面もあります。目標をクリアするとスタンプが手に入り、ちょっとしたボーナスとともにニンゲン用の新たなランタンや両陣営の新キャラクターが手に入ります。これが次のラウンドへ挑む動機になり、日々のプレイを後押ししてくれます。こうした解放作業をモチベーションと捉えるか面倒なハードルと捉えるかは、手に入れていく過程をどれだけ楽しめるかによります。

対人戦が前提のゲームデザインゆえにソロプレイのAI戦は物足りない

対人戦が前提のゲームデザインゆえにソロプレイのAI戦は物足りない

『オバケイドロ2』の魅力的な要素はすべて生身のプレイヤーとの対戦を前提にしており、ソロプレイを試すとその限界が浮き彫りになります。AI相手では簡単に出し抜けて手応えがなく、人間同士ならではの駆け引きがなければゲーム本来の面白さは失われてしまいます。ニンゲン側でCPU操作のオバケと対戦すると、3分間まったく見つからずに隠れ続けるのは拍子抜けするほど簡単で、安全なタイミングだけ味方を助けにいけば勝ててしまいます。その一方で、一度でも見つかるとオバケの追跡が正確すぎるため、振り切るのはほぼ不可能です。その結果、スリリングな勝負ではなく、ただ隠れてやり過ごすだけの味気ないゲームになってしまいます。逆に味方ニンゲンがAIの場合も難点があり、誰かが捕まると連携も考えずに救出スイッチへ一直線に突っ込んでしまいます。一人用ゲームとしての完成度は物足りず、一緒に遊ぶ相手をどう確保するかが大きな課題になってきます。

画面分割は良心頼みになるが、本体を持ち寄る対戦なら最高に盛り上がる

もし同じ部屋に最大3人の友人を集められるなら、本作をとことん楽しむにはローカル対戦が一番です。全員が各自のSwitch本体を持ち寄れる環境なら言うことはありません。それぞれ独立した画面でプレイできれば相手の視界を覗き見される心配がないため、隠れる側と追う側の駆け引きが本来の形で成立します。お互いに顔を突き合わせ、冗談を言い合いながら挑む救出劇は格別の楽しさがあります。

一方で、1台の画面を共有して遊ぶとなると、ゲームの手触りはまったくの別物へと変わります。互いの居場所が分からない緊張感が勝敗を握っているのに、画面分割ではどうしても相手の画面が見えてしまい、かくれんぼがプレイヤー各自の良心頼みになってしまうからです。相手の画面を見ないように我慢できるなら対戦として成り立ちますが、誘惑に負けて視線を送ってしまえば、隠れる要素そのものが台無しになります。とはいえ、Switchが1台しかない家庭にとって画面分割プレイができること自体はありがたい選択肢です。同じ仲間と遊ぶにしても、本体を持ち寄るか1画面を共有するかで体験が大きく分かれます。

オンライン対戦は本格的な連携が光る一方、マッチングやマップ固定に癖もある

オンライン対戦は本格的な連携が光る一方、マッチングやマップ固定に癖もある

オンライン対戦ならいつでも生身の相手が見つかり、連携のためのボイスチャットにも対応しています。救出システムが真価を発揮するのも、やはり阿吽の呼吸で動ける本物のチームメイトと遊ぶ試合です。オバケの注意を引きつけ、2つのボタンを押すタイミングを合わせ、ランタンを使い切った仲間をすかさずカバーする連携が決まると最高の爽快感を味わえます。オンライン対戦にすんなり入り込めるかどうかは、プレイヤーの気質によって評価が分かれます。かなりレベル差のある相手がやり込み必須のキャラクターを使ってきても、ゲームバランス自体は手堅いため、捕まったときは自分のミスだと納得できる公平さがあります。負けを素直に教訓へ変えられる初心者なら、アンロックの差は思ったほど問題になりません。その一方で、猛者揃いのベテランとばかりマッチングされるのが苦手な人にとっては、公平さよりも威圧感を強く覚えてしまう面もあります。

また、快適に試合へ入るまでにもいくつか条件があります。他のプレイヤーが見つかるかどうかは当たり外れがあり、オンライン対戦では遊ぶマップを自由に選べません。マップはゲーム側のローテーションで固定されており、切り替わるまで同じ舞台で戦い続けることになります。もし現在のマップが気に入らなければ、次のローテーションまで最大で1時間ほど待たされる場合もあります。オンライン対戦は対戦相手の問題を部分的にしか解決しません。誰とマッチングするか、円滑に対戦へ入れるか、そしてどのマップが選ばれているかという環境要因に体験が左右されます。

仲間と短時間で盛り上がるには最適だが、プレイスタイルによって評価が分かれる

オンラインであれ、持ち寄った本体でのローカルプレイであれ、仲間と一緒にハラハラする脱獄劇を楽しみたい人にとって、『オバケイドロ2』は遊ぶ価値のある一本です。ルールが簡単でテンポ良く遊べる対戦ゲームを探している友人同士なら存分に楽しめます。スキマ時間に遊べるオンライン対戦や、ティム・バートン風のダークで愛らしい世界観に惹かれる人にもうってつけです。その反面、一人用のソロゲームとしては積極的にはおすすめできません。コンピューター相手では手応えが得られず、魅力の大半は人間を相手に遊ぶことから生まれるためです。また、長時間じっくり遊びたい人や、最初から全要素を開放しておいてほしい人、自由にマップを選びたい人にとっても魅力は薄れます。生き延びる以外の明確な目標をニンゲン側に求める人にとっても同様です。メディアの間でも、1つの画面を共有する画面分割がかくれんぼの駆け引きを損なう良心頼みの仕様なのか、それとも本体1台で遊べる便利な選択肢なのかで評価が分かれています。また、オンラインで手強いベテランと当たった初心者が、それをバランスの良い公平な勝負と受け取るか、一方的な威圧感と受け取るかについても意見が割れました。どちらについても、答えを決めるのは自分自身の遊ぶ環境です。本作の核である脱獄システムと同様に、『オバケイドロ2』は誰かが救出ボタンへ走ってくれる仲間がいてこそ輝きます。気の合う仲間と短いセッションで遊ぶなら確かな満足感が得られますが、そうでなければゲームの限界が見えてしまいます。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名オバケイドロ2
原題名OBAKEIDORO 2 Chase & Seek
ジャンルアクション, パーティー, コミュニケーション, スポーツ
プラットフォームNintendo Switch 2, Nintendo Switch
発売日2025年10月9日
価格Nintendo ¥3,980
公式サイト—
発売元フリースタイル

ストアページ

ストア名URL
任天堂https://store-jp.nintendo.com/item/software/D70010000096667

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

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神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち