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ゲームフリークが贈る新作アクションRPG『Beast of Reincarnation』レビュー:SFとソウルライクが融合した終末世界を舞台に、奥深い戦闘と心温まる物語がプレイヤーを待つ

2026年08月04日 | #ゲーム | Eurogamer

ゲームフリークが贈る新作アクションRPG『Beast of Reincarnation』レビュー:SFとソウルライクが融合した終末世界を舞台に、奥深い戦闘と心温まる物語がプレイヤーを待つ

ゲームフリークが開発する新作アクションRPG『Beast of Reincarnation』は、その混沌としたゲーム体験が特徴的です。終末を迎えた世界を舞台に、SF、魔法、ソウルライクな戦闘、セキロ風のパリィシステムなど、様々な要素が詰め込まれており、最初は戸惑うかもしれません。しかし、エキサイティングな戦闘と移動、そして心温まる物語によって、最終的にはプレイヤーを惹きつける魅力を持っています。

混沌と多様性が織りなす世界観

本作の舞台は西暦4026年の終末世界で、人類は感情や肉体を捨て、ロボットのようなゴーレムに魂を宿しています。しかし、ゴーレムを狂暴化させ、生物を凶悪な植物ハイブリッドに変える疫病「 blight」が蔓延。プレイヤーは心を持たないハンターのエマとなり、100年の眠りから覚めた「転生の獣」を巡る冒険に身を投じます。ストーリー展開は複雑で、最初は理解に苦しむかもしれませんが、物語が進むにつれてエマ自身の自己発見や、コミュニティとの絆が描かれ、意外なほど心を揺さぶる体験が待っています。

爽快な移動と奥深い戦闘システム

『Beast of Reincarnation』の移動システムは、魔法の髪を使ったアクロバティックなアクションが特徴です。ジャンプボタン長押しで空中に飛び上がったり、ツタのような橋を作り出して谷を渡ったり、ポニーテールでグラップリングポイントに引っ掛けて高速移動したりと、縦横無尽にフィールドを駆け巡れます。この移動は非常に爽快で、単調になりがちな広大なマップ探索に活気を与えています。 戦闘システムは、刀を使ったパリィに重点が置かれています。ガードではなくパリィに成功すると「エンタングルメントメーター」が溜まり、時間停止能力を発動して攻撃チャンスを広げることが可能です。また、パリィによって得られる「ブルーム」という通貨を使うことで、相棒の巨大な犬「クー」に攻撃や移動制限など、様々なサポートアビリティを使わせることができます。複数のアップグレード可能な属性武器、食事によるボーナス、装備可能なジェム、自動使用アイテム、スキルアップグレード、そして強力なコンボ「ブルームアーツ」など、要素が多岐にわたるため、慣れるまでは大変ですが、これらが組み合わさった時の戦闘は、タイミング、観察、コンボ、ゲージ管理が絡み合い、非常に奥深くやりがいがあります。

課題とそれでも光る魅力

本作にはいくつかの課題も指摘されています。カメラワークが不安定で、特に巨大な敵との戦闘や集団戦ではターゲットが意図せず切り替わるなど、操作性が悪く感じることがあります。また、視界の悪さや派手すぎるエフェクトにより、敵の攻撃予兆が見づらい場面も散見されます。体力が低く設定されているため、パリィができないとすぐに倒されてしまうこともあり、不満を感じるかもしれません。PS5版では特定の重要なアクションが登録されない不具合も報告されており、これらの問題がプレイヤーのフラストレーションを溜めさせる原因となっています。 マップデザインも、ビジュアルは美しいものの、特徴に乏しく、敵の種類も少ないため、探索のインセンティブが低いという意見もあります。メインルートを外れて探索しても得られる報酬が少ないため、広大なフィールドでの移動が単なる時間稼ぎに感じられることもあります。 しかし、これらの課題を抱えながらも、『Beast of Reincarnation』はプレイヤーを惹きつける不思議な魅力を持っています。複雑なシステムと多くの要素が絡み合い、最初は混乱するかもしれませんが、その根底には開発者の情熱と、プレイヤーを感動させようとする真摯な心が宿っています。このゲームは、完璧とは言えないまでも、独自の個性を確立し、エマと仲間たちの旅を通じて、プレイヤーに深く心に響く体験を提供してくれるでしょう。