『Beast of Reincarnation』はソウルライクとJRPGの融合で期待も高まるも、魅力的な設定を活かしきれず惜しいアクションRPGに
『Beast of Reincarnation』は、終末世界を舞台に巨大な獣と戦うという魅力的な設定と、ソウルライクとJRPGを融合させたようなアクションRPGとして注目を集めています。主人公エマが相棒のダイアウルフ「クー」と共に、荒廃した世界を冒険し、立ちはだかる巨大な病んだ生物たちと戦うという触れ込みは、理論上は非常に素晴らしい体験を提供してくれるはずでした。しかし、実際にプレイしてみると、そのポテンシャルを十分に引き出せていない点が多々見受けられ、残念ながら全体的に「まあまあ」といった評価に落ち着いています。
ソウルライクとJRPGが融合した戦闘システム
本作の戦闘は、ソウルライクのような緊張感のあるパリィや回避に加え、『ファイナルファンタジーVII リメイク』のようなJRPG要素を組み合わせた高速アクションが特徴です。プレイヤーは刀を振るうエレメンタルメイジ「エマ」として、雷や炎を操りながら派手な近接攻撃を繰り出します。特に、相棒のダイアウルフ「クー」は戦闘において非常に重要な役割を担っており、時間停止中に特殊能力を選択したり、敵を暗殺させたりすることも可能です。彼の魔法攻撃は強力で、手強い戦闘シーケンスを素早く突破するのに役立ちます。また、クーは会話こそしないものの、高いエネルギーと豊かな表情で、ほとんどの二足歩行キャラクターのロボットのような振る舞いとは対照的な存在感を示しています。
物語とレベルデザインの課題
約35時間のキャンペーン中、プレイヤーは荒廃した建物や野生生物に侵食されたレベルを探索し、緊張感のある戦闘をこなし、主人公エマを取り巻く世界の複雑な背景とキャラクターについて学びます。しかし、ストーリーはアムネジアの戦士が世界を救うという、多くのJRPGで見られるような定型的な要素が多く、予想を裏切る展開や深い感動を呼び起こすような描写は少ないとのこと。また、レベルデザインに関しても、同じような敵との繰り返しが多く、ボス戦に至っては同じボスを複数回戦わせたり、見た目は変わっても攻撃パターンがほとんど同じだったりと、単調さが目立つという意見もあります。探索やプラットフォーム要素も進化がなく、戦闘を有利に進めるためのアビリティがアンロックされるだけなのは、ちょっと寂しいかもしれません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレイ時間目安 | 約35時間 |