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EAがサウジアラビア政府系ファンド傘下へ:『ヘルダイバー2』開発元CEOが「続編とメガフランチャイズの機械」化を危惧する声を表明

2026年08月05日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+

EAがサウジアラビア政府系ファンド傘下へ:『ヘルダイバー2』開発元CEOが「続編とメガフランチャイズの機械」化を危惧する声を表明

EAは、サウジアラビアの政府系ファンドを筆頭とする投資家グループの傘下に入り、550億ドル規模の非公開化が完了しました。この大型買収は、ゲーム業界で長く存在感を放ってきたパブリッシャーの将来にどのような影響を与えるのか、業界関係者の間では様々な憶測が飛び交っています。特に、『ヘルダイバー2』の開発元であるArrowhead Game StudiosのCEO、Shams Jorjani氏は、買収がクリエイティブな多様性を損ない、「安全策」に偏った投資が増える可能性について懸念を示しています。

多様性を失う懸念

Jorjani氏は、業界にはクリエイティブな多様性だけでなく、ビジネスの多様性も必要だと主張しています。規模の異なるスタジオやパブリッシャーが様々な挑戦をすることで、ゲーム業界はより健全に発展するとのことです。EAのポートフォリオはこれまで、『バトルフィールド』、『シムズ』、『マスエフェクト』といった人気大作から、『Split Fiction』や『Unravel』のような独創的な作品、さらには『C&C Generals』や『シムシティ2000』といった往年の名作まで、幅広いジャンルを網羅していました。しかし、今回の買収によって、EAが「続編とメガフランチャイズの機械」と化し、その多様性が失われる可能性を危惧しています。

買収の背景と今後の展望

今回の買収は、クリエイターの独立性にとって必ずしも良いニュースではないとJorjani氏は述べつつも、EAのポートフォリオが今後も多様性を維持することを期待しています。もしEAが「続編とメガフランチャイズの機械」になってしまうと、業界屈指の優れたカタログが台無しになってしまうだろう、と強い懸念を示しています。サウジアラビア政府系ファンドによるEA買収に対しては、Jorjani氏の懸念よりもさらに厳しい意見も出ており、レイオフやスタジオ閉鎖を予測する声や、外交上の影響を懸念する米上院議員もいるとのことです。また、人権団体からは、サウジアラビア政府系ファンドがスポーツやエンターテイメントへの投資を通じて、同国の人権問題を隠蔽しようとしているとの指摘もあり、EAのゲームにおける包括性へのコミットメントにも影響を及ぼす可能性が指摘されています。