ホラーゲーム『Halloween: The Game』がオーストラリアでまさかの販売拒否! 規制薬物の使用とインセンティブの関連付けが問題視され、ニュージーランドでの販売も断念へ
独立系デベロッパーのIllfonicが手掛ける新作ホラーゲーム『Halloween: The Game』が、オーストラリアでの販売を拒否されたと発表しました。この決定は、オーストラリア分類委員会がゲームのレーティングを拒否したことによるもので、これによりオーストラリア国内のデジタル・パッケージ販売が不可能となっています。さらに、Illfonicは、オーストラリアでの販売拒否を受けてニュージーランドでも販売しない方針を明らかにしています。
オーストラリアでの販売拒否の具体的な理由
今回の販売拒否は、ゲーム内に登場する「規制薬物の使用がインセンティブと結びついている」という点が問題視されたためとのことです。具体的な内容としては、ゲーム内でマリファナを使用することで、ヴィランであるマイケル・マイヤーズの位置がマップに表示されるというメカニクスが含まれていると報じられています。オーストラリアのガイドラインでは、違法薬物の使用そのものが禁止されているわけではなく、MA15+やR18+といったレーティングカテゴリで「強い影響を及ぼす薬物使用」や「高い影響を及ぼす薬物使用」が許可されています。しかし、「違法薬物の使用をインセンティブや報酬と関連付けること」は、R18+の分類カテゴリ内では許容されず、分類拒否の対象となることが明確にされています。
今後の展開と他社の対応事例
Illfonicは「あらゆる努力をした」とコメントしていますが、過去には他のデベロッパーがオーストラリアのガイドラインを回避するために、ゲーム内の表現をわずかに変更した例が多数あります。たとえば、2013年の『State of Decay』は当初、リアルな薬物と健康回復やバフを関連付けたことで分類拒否されましたが、薬物を「ビタミン」と呼び替えることでレーティングを取得しています。また、2008年の『Fallout 3』ではモルヒネに「Med-X」というブランド名を付けて規制を回避しています。現時点では、Illfonicがオーストラリア分類委員会の決定に対して不服申し立てを行ったかどうかは明らかにされていません。なお、海外ストア経由での購入は可能なため、オーストラリアやニュージーランドのゲーマーがゲームを入手する上で大きな影響はないだろうと見られています。