『Black Pony Immersive』Arkane元開発者たちがイマーシブシム専門の新スタジオを設立
2026年08月20日 | #発売情報 | GamesRadar+
Arkane Studiosの元開発者たちが、シングルプレイヤーのイマーシブシム制作に特化した新スタジオ「Black Pony Immersive」を設立したことを発表しました。このスタジオは、2024年に閉鎖されたArkane Austinで手掛けていたDishonoredのような作品の精神を受け継ぎ、ジャンルの重鎮たちが集結して新たな挑戦に挑みます。
業界の逆境に立ち向かう決意
共同設立者のハーヴェイ・スミス氏とベン・ホーン氏は、The Game Businessとのインタビューで、新スタジオ設立の背景にある業界の厳しい現状について語っています。スミス氏は、「ここ数年、多くの同僚が苦しみ、開発者が次々と倒れていく中で、暗く絶望的な雰囲気が漂っているように感じます」と述べ、パブリッシャー側も現在のビジネス状況に満足していないことを指摘しました。実際、近年は大規模なレイオフが横行し、特にAAAゲーム業界では楽観的な見方が少ない状況です。
スミス氏とホーン氏自身も、2024年のArkane Austin突然の閉鎖により職を失いました。しかし、彼らはこの逆境に対し、自分たちの情熱を貫くことで立ち向かうことを決意。「この状況に直面して何か楽観的なことをするのは、ダークホースになるようなものです」とスミス氏は語り、「私たちは自分たちが愛するものに立ち返り、愛する人々と共に働き、それを楽しみます」と、新スタジオ設立への強い思いを表明しました。
イマーシブシムの系譜を受け継ぐ開発陣
Black Pony Immersiveには、Arkane Studiosの元メンバーが多数参加しています。初代Deus Exに携わり、現在はデザインディレクターを務めるリカルド・ベア氏、ワールドビルディングディレクターのカレン・シーガーズ氏、リードレベルデザイナーのジェレミー・キャトリン氏など、豊富なゲーム開発経験を持つベテランたちが集結しました。彼ら全員が共有する目標は、優れた一人称視点のシングルプレイヤーイマーシブシムを制作することです。
スミス氏は、本作について「私たちはイマーシブシムを作りたいのです。探索し、創造的に問題を解決する、シングルプレイヤーの物語主導型の一人称ゲームです。Deus ExやDishonoredを思い浮かべてください、それが私たちがやろうとしていることです」と語り、ジャンルの代表作に比肩する作品を目指していることを強調しました。イマーシブシムの重鎮であるDeus Exのリードデザイナー、ウォーレン・スペクター氏が引退を発表したばかりのこのタイミングで、Black Pony Immersiveの登場は、次世代の偉大なイマーシブシムが生まれる準備が整ったことを示唆しているのかもしれません。