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『Burden Street Station』はSteamで遊べる、変身しながら人々の苦悩に向き合う異色ADV

2026年08月25日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『Burden Street Station』はSteamで遊べる、変身しながら人々の苦悩に向き合う異色ADV

『Burden Street Station』はSteamで遊べる、変身しながら人々の苦悩に向き合う異色ADV

神を失った世界で、人々の記憶を取り戻すために奇妙な姿へ変身する――そんな設定を持つ『Burden Street Station』が、Steam向けPC作品として展開されています。会話の選択肢ではなく、身体の形そのものを変えて相手の心に踏み込むゲームシステムが大きな特徴です。

神を失った世界で記憶を探す物語

本作の舞台は、死後の世界にある「意思を持つ本」の蔵書目録です。本は人間の最高の瞬間から作られていますが、ある本を開くと中身に記憶が存在しません。その原因は、別の世界が神を失い、新たな瞬間が生まれなくなったことにあると告げられます。

主人公は列車でその世界へ向かい、神の行方を調査することになります。空白の本から生まれた同行者Memoは、主人公を「Bee Eater」と呼びますが、その理由ははっきりしていません。調査を命じる管理者Collectorも、単なる案内役ではなく、独自の目的を抱えているように描かれます。

姿を変えて相手の心を開く会話システム

人々の悩みを聞く場面では、一般的な会話選択肢の代わりに主人公が肉体を変化させます。脚を弾丸にしたり、頭を猫にしたり、胴体をチューバにしたりと、会話の状況に応じて奇妙な姿を選ぶ仕組みです。

記憶を集めることで、「mysterious」「killer」「...cat」などの人格を獲得し、それぞれ外見と会話能力が変化します。相手に合う人格を選べば有益な情報を引き出せますが、選択を誤ると相手が動揺したり、反応を変えたりします。ただし、原文筆者によると失敗しても大きなペナルティはなく、正しい反応を探して選択肢を試し続けられるとのことです。

3つの地域で出会う、それぞれの苦悩

物語では、次の3地域を訪れます。Lotownでは、音楽を作る理由を見失ったミュージシャンのLydiaや、信仰の対象を突然失ったカルト信者GoodBoyと出会います。Pipelinesでは、自分を嫌悪するアーティストのRuthが登場します。

Hitownで待つのは、妄想を追うために娘を置き去りにしたことを恥じている陰謀論者Nightmanです。登場人物たちは必ずしも好感を持てる人物ではありませんが、それぞれが抱える現実から目をそらせない物語になっていると原文筆者は評しています。

『Disco Elysium』にも通じる不安定な世界観

本作は、複数の人格や奇妙な出来事がひとつの会話の中でぶつかり合う点から、Disco Elysiumと比較されることが多いとのことです。世界は手描きの平面的な形で構成され、部屋や曲がりくねった道が不安定に揺らいで見える、夢の中のようなデザインになっています。

Hitownに到達するころには、会話中に選べる人格が20種類に増え、選択肢の多さが混乱をさらに強めます。原文筆者は、登場人物の最も苦しい瞬間に寄り添い、試行錯誤しながら必要な言葉を探す体験が本作の中心にあるとしています。