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『The Longing』現実時間400日をかけて地下王を目覚めさせる異色アドベンチャー

2026年08月26日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『The Longing』現実時間400日をかけて地下王を目覚めさせる異色アドベンチャー

現実時間で400日をかけて地下王を目覚めさせる、異色のアドベンチャーゲームがあります。プレイヤーは小さな生き物Shadeを見守りながら、洞窟の変化や探索の進展を待つことになります。ゲームを閉じている間も時間は進み、数週間から数カ月単位で新たな道や要素が開かれていきます。

400日間の眠りを見守るゲームシステム

『The Longing』の舞台は、力を失った地下王が400日間の眠りについた洞窟です。Shadeの役目は、王が目覚める時まで待ち続けること。プレイヤーもまた、Shadeに指示を出して行動させながら、現実の時間を共有することになります。

Shadeの移動速度は非常に遅く、洞窟の探索には長い時間が必要です。一方で、ゲームを終了しても指定した作業は進行し、翌日や1カ月後に戻ると完了している場合があります。ゲームを起動したまま別の作業をしていると、Shadeが洞窟の床に座り、水滴の音について独り言をつぶやくこともあります。

時間の経過で変化する洞窟

ゲームの進行は、プレイヤーの腕前やミニゲームよりも現実時間に大きく左右されます。苔が落下時のクッションとして使えるようになるまで2週間かかったり、目的に必要なキノコが成熟するまで1カ月待たされたりします。

時間が経つと鍾乳石が落下して橋になり、これまで進めなかった場所を探索できるようになることもあります。その一方で、トンネルが予告なく崩落して通路が永久に閉ざされる場合もあり、すべての場所を自由に行き来できるわけではありません。

洞窟内の小さな家は装飾でき、探索で集めた石炭を使って絵を描くこともできます。さらに、ゲーム内では白鯨を全文読めるほか、秘密の花園やツァラトゥストラはこう語ったも収録されています。

待つこと自体を楽しめるかが評価の分かれ目

本作には通常のマップやインベントリ画面がなく、空腹や渇きでShadeが死亡することもありません。ただし、探索すべき場所や避けるべき危険、達成できるタスクが存在し、複数のエンディングも用意されています。王を時間内に起こす結末だけでなく、明確な説明を残さない曖昧な結末もあります。

独特な内容だけに評価は分かれており、Shadeを長く放置してしまったことを気にして、400日のカウントを最初からやり直すプレイヤーもいるとのことです。一方で、ゲームの目的そのものが分からないという声もあり、ある批評家は本作を「憂鬱版のどうぶつの森」と評しています。

原文筆者は、数日間Shadeと過ごすうちに、彼を面倒なアプリではなく、好奇心や気遣いを向ける友人のように感じるようになるとしています。待ち時間を別の遊びの合間に耐えるものではなく、作品の中心として体験させる点が、このゲームの大きな特徴です。Nintendo SwitchとWindows PCでプレイできます。