ゲームの80ドル時代は定着するのか デジタル化で価格比較の選択肢が焦点に
ゲームの80ドル時代は定着するのか。高額な新作でも、遊びたい作品にはユーザーが料金を支払う一方、パッケージ版の縮小によって価格を比較する手段が失われる可能性が浮上しています。原文筆者は、デジタル販売が主流になる futureでも、複数の販売先から選べる環境が必要だと指摘しています。
高価格化を受け入れさせる早期アクセスと限定要素
原文筆者は、プレミアム価格そのものに加え、上位版の特典や数日早く遊べる権利が購入を後押ししていると分析しています。Forza Horizon 6、Halo: Campaign Evolved、007: First Lightなどでは、上位デジタル版を予約することで発売前にプレイできる仕組みが用意されているとのことです。
Grand Theft Auto 6では、通常版より高価なUltimate Editionの予約がより安価な版を上回っていると原文筆者は説明しています。Ultimate Editionには武器2種、車両5種、ゲーム内ビジネス数種のほか、専用ミッションやコスメティック要素が含まれ、友人や配信者と比べて取り残されたくないという不安、いわゆるFOMOが購入を促しているとしています。
ゲーム以上に高騰するハード価格
ゲームの価格上昇だけでなく、プレイに必要なハードウェアの値上がりも問題になっています。RAMなどの部品価格が過去1年で急騰し、新たに発売されたSteam Machineは高額になったほか、ソニーとマイクロソフトも2026年にPlayStationおよびXboxの価格を引き上げたと原文筆者は述べています。
そのため、ユーザーは高価なゲームを買うかどうか以前に、新しいハードへ移行できるかを判断する必要があります。PS4からPS5への移行がすぐに進まなかった理由の1つも本体価格にあり、次世代機ではゲームとハードの両方の値上がりが普及の足かせになる可能性があるとの見方です。
パッケージ版の縮小で失われる価格競争
中古市場では、新作のパッケージ版が発売から1年以内に半額以下まで値下がりすることもあり、ユーザーがゲームの価値を自分で判断する余地がありました。しかし、ソニーは2028年1月以降、PS5向けゲームディスクの生産を終了すると発表しており、原文筆者はPS6がデジタル専用機になる可能性を示しています。
パッケージ版がなくなれば、店舗や中古市場を比較して購入先を選ぶ方法が失われます。原文筆者は「デジタル専用の未来でも、ユーザーが価格を比べ、自分にとっての適正価格を決める選択肢を残す必要がある」と訴えています。
複数の販売先と任天堂の価格設定
PCでは、単一のストアに依存せず、複数の販売店や価格比較サイト、マーケットプレイスを調べて購入先を決めるのが一般的になっています。G2A.COMのような第三者マーケットプレイスは複数の販売者の価格をまとめて比較できる場として紹介されており、運営元は認証済みの法人販売者だけを受け入れ、審査を通過するのは販売者全体の25%だとしています。
原文筆者は、現時点では任天堂の可変的な価格設定が最も望ましいと評価しています。すべての作品をプレミアム価格に統一するのではなく、作品ごとに価格帯を変え、デジタル版を安く設定する例もあるためです。一方で、PlayStationのゲームがデジタル版だけになった場合にも、同様の値下げや選択肢が維持されるかは不透明だとしています。
ゲームが80ドル級になる流れは、人気作であれば一定程度受け入れられる可能性があります。ただし、物理メディアや価格比較の手段まで失われれば、ユーザーの反発は強まると原文筆者は指摘しており、デジタル化を進める際も消費者が購入先と価格を選べる環境を守ることが重要だと結論づけています。