『Heroes of Might and Magic 3 Complete』Steam版、ゲーム本体が入っていない状態で配信される
UbisoftがSteamで配信した『Heroes of Might and Magic 3 Complete』に、肝心のゲーム本体が入っていないという異例のトラブルが発生しました。購入者には約23.49KBの起動できないファイルだけが配布され、約10〜11時間後のアップデートでようやく本体が追加されています。さらに、同時に発表されたリメイク版にも、長年のファンからはアートスタイルを中心に厳しい反応が寄せられています。
Steam版にゲーム本体が含まれない状態で配信
今回のSteam版は、2015年のHD Editionでは収録されなかった拡張パック2本、Armageddon’s BladeとThe Shadow of Deathを含む完全版として告知されていました。しかし配信直後、購入者が受け取ったのは約770MBあるはずのゲームではなく、23.49KBのファイルでした。
そのファイルを起動してもエラーメッセージが表示され、コマンドプロンプトのウィンドウが開くのみだったとのことです。Steamの初期レビューでは、「ゲームファイルすら入っていない」と指摘する声も上がり、完全版をうたった配信としては特に大きな失態となりました。
Ubisoftはその後、約10〜11時間後に約770MBのアップデートを配信し、不足していたゲームファイルを追加しました。これによりプレイ可能になったものの、購入者の一部は否定的なレビューを投稿する意向を示しています。
2015年のHD Editionでは拡張パックが未収録
2015年に発売されたHD Editionは、基本ゲームのみを収録し、Armageddon’s BladeとThe Shadow of Deathを含んでいませんでした。今回のSteam版は、基本ゲームと両拡張パックをまとめて提供することで、その不足を補う位置づけでした。
しかし実際には、配信開始時点でゲーム本体そのものが欠落しており、プレイヤーは一時的にプレースホルダー同然のファイルへ料金を支払う形になっていました。
リメイク版のビジュアルにもファンから懸念
Ubisoftは同時にHeroes of Might and Magic 3 Remakeも発表しています。リメイク版はターン制ストラテジー、ヒーローの成長、グリッド上での戦闘を引き継ぎつつ、3Dワールド、自由なカメラ操作、4K映像、動的なライティング、天候変化、季節の移り変わりを導入する予定です。
9つの勢力、オリジナルのキャンペーン、2つの拡張パックを収録し、最大8人の対戦、Hot Seatマルチプレイ、ユーザー制作のマップやキャンペーンにも対応するとされています。PC向けに2027年の発売を予定しています。
一方、公開された初期ゲームプレイ映像に対して、長年のファンは新たなアートスタイルを批判しています。原作独特のファンタジーイラストから離れすぎており、汎用的で洗練されすぎているという意見が出ており、モバイルゲームのようだと比較する声もありました。なかには、根拠を示さず映像の一部がAI生成に見えると指摘する人もいるとのことです。