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『Alien Isolation 2』は屋外でも恐怖が薄れない、30分の試遊で原作以上の緊張感

2026年09月02日 | #ゲーム紹介 | GamesRadar+

『Alien Isolation 2』は屋外でも恐怖が薄れない、30分の試遊で原作以上の緊張感

原作の閉ざされた宇宙船から舞台を広げても、恐怖は薄れるどころかさらに増していました。原文筆者が30分間試遊した『Alien Isolation 2』では、嵐にさらされる異星の屋外と、崩壊した宇宙船の内部の両方で、逃げ場のない緊張感が描かれています。特に、プレイヤーの行動パターンを学習するよう調整されたゼノモーフの存在が、本作の恐怖を大きく引き上げているようです。

屋外に広がっても息苦しい恐怖

本作の舞台には、これまでのシリーズで印象的だった宇宙船内部だけでなく、異星の荒れた屋外環境も登場します。主人公のBlakeと仲間たちはポッドで異星に降り立ちますが、そこに広がっているのは開放感のある安全な場所ではありません。激しい雨が視界と音の両方を奪い、岩場や燃え上がる植物、墜落現場の残骸が周囲を埋め尽くします。

屋外なら宇宙船内よりも自由に逃げられるのではないかという印象は、すぐに打ち消されます。雨音はあまりにも大きく、身を隠す助けになる一方で、敵が近づいてくる音までかき消してしまいます。広い場所に出たことで安心できるのではなく、何が起きているのかを把握できないこと自体が危険になる構成です。

原文筆者は、落ちているフレアガンを探し、雨に濡れた暗闇のなかで火花を追い、岩場を進みながら墜落現場を調べる場面を体験したと説明しています。進んでも岩や燃える植物が続くだけの環境は、プレイヤーの感覚を圧迫するよう設計されているとのことです。とりわけサウンド面の効果が大きく、激しい雨の音や金属が軋む音が、画面に映っていない危険まで想像させます。

この屋外パートは、広大なフィールドを自由に探索するタイプの構成ではなく、緊張感を維持するために絞り込まれた、直線的な進行になっています。異星に降りた直後から視界、音、足場のすべてが不安定に感じられるため、宇宙船の外に出ても恐怖の密度は下がりません。なお、原文筆者は仲間の1人について、ほかの人物よりも身振りがやや大きく、没入感をわずかに損なう場面があったとも指摘しています。

墜落船で始まるゼノモーフとの遭遇

宇宙船の残骸にたどり着くと、荒天に耐えながら進む屋外に比べ、内部の探索は一時的に落ち着いて感じられます。船内では、近くのヒューズボックスを修理するための電気部品を探し、発電機を起動して封鎖された区画を開けることになります。墜落を生き延びたはずの乗員を見つけられるという期待が生まれますが、その期待はすぐに裏切られます。

原文筆者が体験した試遊では、破壊された宇宙船の内部を、身をかがめながら進むことになりました。照明はほとんど機能しておらず、腕を伸ばした先さえ見通せないほど暗い場所もあります。強風に引き裂かれそうな金属板の音なのか、何か巨大なものが船内を歩く音なのか判別できない低い轟音が響き、床にたまった水には電気の火花が落ちます。

弱々しく点滅する操作パネルの明かりが、背後の部屋から滑り出ていく黒い尾を一瞬だけ照らします。ゼノモーフは、派手な登場演出で姿を見せるのではなく、破られたガラス、むき出しの歯、そしてその場に残された恐怖によって存在を示します。Blakeの呼吸はたちまち乱れ、1人称視点の画面を通して、プレイヤー自身が追い詰められているような感覚を強めます。

敵から身を隠すため、机の下などに潜り込むことができます。周囲には、投げて敵の注意をそらすためのボトルや、いざというときに役立つかもしれない各種アイテムも用意されています。しかし、アイテムを使う時間を確保できる保証はありません。原文筆者は、解放されたばかりの扉へ走って逃げようとしたところ、ゼノモーフの尾に胸を貫かれました。音楽が止まり、胸から突き出した血まみれの突起を見下ろしたBlakeが倒れ、画面は暗転してゲームオーバーになります。

行動を読んで対策を変えるAI

本作のゼノモーフは、原作と同様にプレイヤーの足音を聞き取り、暗闇のなかを追跡します。さらに今回は、プレイヤーがどのように移動し、どんな行動を取り、どの逃走手段や戦略を選んだかに、より敏感に反応するようAIの経路探索が調整されています。

ある方法で敵の追跡をかわしたとしても、同じ手段を繰り返せば安全とは限りません。インタビューで開発側が説明したところによると、プレイヤーの行動を見たゼノモーフは、その後の追跡で同じ対策を逆手に取るような動きを見せます。1度通用した逃げ方が、次の場面では通じなくなる可能性があるため、決まった手順だけで切り抜けることは難しそうです。

屋外では雨が隠れるための助けになりますが、同時に接近音を聞き取れなくする危険があります。船内では壁や残骸、机などが身を隠す場所になりますが、壊れた宇宙船の内部に存在する隠れ場所には限りがあります。外に出ても、内部に戻っても、ゼノモーフが執拗に追ってくるという点は変わりません。

原文筆者は逃走を3回試みましたが、いずれも失敗したと報告しています。試遊後のインタビューでは、逃げるために無理に走ったことが失敗の大きな原因だったと伝えられたとのことです。敵の姿が見えないからといって、解放された扉へ一気に駆け出すことが、必ずしも最善の選択になるわけではありません。

対応機種と試遊で示された方向性

開発を担当するのはCreative Assemblyで、対応機種としてPS5、Xbox Series X/S、PC、Nintendo Switchが挙げられています。発売時期はまだ決まっていません。

今回の試遊で原文筆者が強く印象づけられたのは、屋外と屋内を対比させながら、どちらにも別種の不安を持たせている点です。屋外では嵐によって視界と聴覚が妨げられ、船内では暗闇と限られた隠れ場所がプレイヤーを追い込みます。舞台を広げたことで恐怖が散漫になるのではなく、危険を察知するための手がかりそのものが不安定になっています。

原作筆者は、胸を貫かれるゲームオーバー演出について、原作でしか見たことのないような映画的な迫力があったと評しています。一方で、試遊全体を通じて恐怖を感じ続けたとも述べており、作品への期待を隠していません。最後には「大好きですが、恐ろしい。本作をプレイできる日が待ちきれません」と、恐怖と期待が同居する率直な感想を示しています。

開発側は、プレイヤーに心臓発作を起こさせたいわけではないと説明しているとのことです。ただし、試遊で描かれた内容を見る限り、短時間のプレイでもその寸前まで追い込むような恐怖演出は健在です。屋外という新たな環境と、プレイヤーの癖を利用するゼノモーフのAIによって、本作は原作の追跡劇を拡張しながら、さらに逃げ場のない体験を目指しているようです。