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『Orbitals』海外レビューで協力プレイとアニメ調の表現が高評価

2026年09月02日 | #レビュー | Polygon

『Orbitals』海外レビューで協力プレイとアニメ調の表現が高評価

協力プレイ専用タイトルとして高い評価を得たIt Takes Twoの後継候補として、アニメ調の新作『Orbitals』に海外メディアのレビューが集まりました。Metacriticでは81点、OpenCriticでは84点を記録しており、Hazelightが築いた基準には届かないとの指摘もある一方、Shapefarmのデビュー作としては十分な注目を集めています。

高評価を支えるビジュアルと協力設計

本作で特に評価されているのは、レトロアニメを思わせるアートスタイルとサウンドです。Game Rantは9点満点中9点を付け、レビュアーのAustin King氏は「素晴らしいレトロアニメ風のアートスタイルによって、見ているだけでも楽しめる作品になっている」と評しています。作品の見た目と音響面については、複数の媒体が共通して高く評価しているとのことです。

TheGamerも5点満点中4点を付け、アニメ調の表現に加えて、2人のプレイヤーが常に謎解きへ関与する仕組みを評価しています。レビュアーのKaitlyn Peterson氏によると、2人の主人公MakiとOmuraにはそれぞれ異なる役割が割り当てられ、世界の探索からボス戦まで、ほぼすべての場面で協力が必要になります。どちらか一方が待機するだけの場面を作らない設計が、本作の大きな長所とされています。

パズルと宇宙船パートには課題

一方で、協力プレイのアイデアを十分に活かしきれていないという批判もあります。Game Informerは7点を付け、コンセプト自体は魅力的だとしながらも、パズルの作り込みが浅く、宇宙船を操作する場面の完成度にも問題があると指摘しました。

同媒体のCharles Harte氏は、片方が障害物を動かしたりスイッチを操作したりする間に、もう片方が機体を操縦する仕組みについては、協力して解く方法として面白いと評価しています。しかし、追尾性能の高いミサイルを避ける宇宙戦闘にはたびたびストレスを感じ、終盤のある場面は圧倒されるほど難しかったとしています。協力プレイの核となる仕組みと、アクション部分の操作感に評価の差が出ている形です。

物語と印象に残る場面をめぐる意見

Eurogamerは3つ星評価で、映像と音楽は優れているものの、物語の展開には意味が分かりにくい部分があると批判しています。レビュアーのAlex Spencer氏は、協力パズルも記憶に残るほどの内容ではなく、物語面の弱さを補うには足りないと評しました。

同氏は、HazelightのSplit Fictionにあったホバーバイクの場面や、空を飛ぶブタ、終盤の大規模な展開のような、プレイ後も語りたくなる瞬間が本作には少ないとしています。Split Fictionではクリアから18カ月が経過しても多くの場面を思い出せる一方、本作はエンディングを見た数日後でも、スクリーンショットを確認しなければ内容を思い出せなかったとのことです。

It Takes Two以来の協力プレイ作品として注目

本作の海外レビューは、作品全体の完成度については意見が分かれていますが、アートと音響がプレイする理由になる点ではおおむね一致しています。Metacriticの91点を獲得したHazelightのSplit Fictionには及ばないものの、Orbitalsは81点、OpenCriticでは84点となりました。

原文筆者は、HazelightがIt Takes Twoで示した協力ゲームの方向性を後続の開発会社が試す例は、5年の間に意外なほど少なかったと説明しています。そのうえで、PolygonのOli Welsh氏が本作をIt Takes Two以来の最高の協力プレイゲームと評したことを紹介し、欠点を抱えながらも、協力プレイ作品として現在最も注目すべき1本になり得るとまとめています。