『Turok: Origins』はライブサービスではないが3人協力プレイを採用
2026年09月02日 | #ゲーム紹介 | Game Informer
Saberの新作『Turok: Origins』は、クラスやクールダウン制の特殊能力、3人協力プレイを備えながら、ライブサービスゲームを目指していないと開発チームが説明しました。デモでは、恐竜型の異星生物と戦うキャンペーンや、リプレイを促す仕組みが確認されています。繰り返し遊ぶことを前提にした“義務”ではなく、物語を追う1人用ゲームとしても成立させる方針が注目されます。
ライブサービスに見える協力型アクション
原文筆者がGamescomで体験したデモでは、プレイヤー3人がLost Landsへ向かい、一本道のステージを進みながら恐竜を撃破していきました。プレイ感覚はDestinyのようなライブサービス型ゲームを思わせたとのことで、複数のクラス、キャラクターごとの武器、クールダウンを待って使う特殊能力が用意されています。3人で役割を分担しながら戦う構成も、継続的な協力プレイを前提とした作品に近い印象を与えたようです。
一方、Gamescomで対応した開発チームは、本作をライブサービスゲームとして設計していないと明言しました。ゲーム全体は物語を備えたシングルプレイヤーキャンペーンとして遊べ、ステージの再プレイを促す要素はあるものの、同じステージを何度も周回して素材や武器を集め続けることを中心にはしていないとのことです。
冒頭のカットシーンでは、ポータル技術を使って複数の惑星を襲撃する恐竜型の異星人と、それを阻止するために組織された勢力が描かれます。負傷して戦えない司令官、その娘で指揮を執る準備ができていないと見なされているIscah、そして司令官を支えるAIロボット兼ホログラムの関係も示されました。単なる協力プレイ用の舞台ではなく、固有名を持つ人物とSFの物語を最初から提示している点は、開発チームの説明を裏付ける要素だと原文筆者は受け止めています。
12人前後のキャラクターから選択
デモでは、短いバックストーリーを持つプレイアブルキャラクターが、およそ12人用意されていました。原文筆者は正確な人数を数えていませんが、想定していたよりも選択肢は多かったとのことです。キャラクターごとに武器やクラスの選択肢が異なり、プレイヤーは新人たちを操作して実力を証明し、「Turok」と呼ばれる存在を目指します。
ここでいうTurokは、特定の人物の名前ではありません。作中で与えられる称号であり、主人公が単一の人物として描かれる従来型の続編とは異なる、新たな入り口として本作が作られていると開発チームは説明しています。原文筆者は、Nintendo 64で登場した初代Turokをプレイした経験はあるものの、シリーズに熱狂的なファンがどれほどいるのか、また新作に強い需要があるのかは分からないとしています。
射撃、近接攻撃、視点切り替えを確認
実際の操作感については、銃と弓による攻撃が素早く反応し、手触りは良好だったと原文筆者は評価しています。体力が減った恐竜に近づくと、通常の射撃で倒す代わりにフィニッシュ用の演出へ移行できます。Doomとまったく同じ仕組みではないものの、成功すると体力などを得られる点は同作のフィニッシュ攻撃を思わせ、原文筆者はこの要素を好意的に受け止めています。
リロード時には銃から蒸気を逃がす独特のアニメーションが入り、弾薬を補充する動作を視覚的に表現します。惑星の動植物から弾薬や体力を回収すると、取得した場所から明るい光の軌跡が伸び、走りながら拾ったことを確認できます。この光は見た目の演出にとどまらず、協力プレイの仲間が何を回収したのかを把握する手がかりにもなっていました。
視点は一人称と三人称を任意のタイミングで切り替えられます。恐竜との近距離戦ではキャラクターの動きを見ながら戦い、射撃時には一人称視点を使うといった遊び方が可能になる仕様です。戦闘中には、打楽器を中心としたリズムのある楽曲が流れ、恐竜との戦いを盛り上げていたとされています。
Switch 2版と終盤のボス戦
原文筆者はSwitch 2版も短時間ながら1人で体験しました。コンソール版やPC版と同じフレームレートでは動作しなかったものの、操作した感触と画面の見え方には好印象を抱いたとのことです。より高いフレームレートで動作する機種ほど滑らかではない一方、Switch 2でもこのタイプのゲームを十分に楽しめる可能性が示されています。
デモの最後には、装甲をまとったTyrannosaurusとの戦闘が待ち受けていました。通常の攻撃を通すには、まず顔を覆う装甲を銃撃で破壊する必要があります。戦闘は大規模な演出を伴うものとなっており、原文筆者たちは2回挑戦した末に撃破し、ポータルを通って帰還しました。この戦いを終えたことで、参加者たちは正式にTurokの称号を得たとされています。
Saberを巡っては、生成AIの利用をめぐる問題も報じられています。SaberのCEOであるMatthew Karch氏は、元Saberのライター兼ナラティブデザイナーStella Sacco氏が、Rideshare “Stimulator”でAIに置き換えられたと主張したことに対し、当初は「振り返れば、彼女をAIに置き換えてもよかった」と発言しました。この発言についてKarch氏は後にSacco氏へ個人的に謝罪し、自身の衝動と向き合うことの難しさにも言及したとのことです。ただし、Rideshare “Stimulator”で生成AIが使われた可能性そのものは否定しておらず、同作ではコンテンツ開示も行われています。
原文筆者は、この一件を受けて、本作にもAIが使われているのではないかという警戒を抱えた状態でデモに臨みました。Steamページには当時、生成AIの利用に関する開示が見当たらなかったものの、本作が同技術を使っていると判断する根拠はないとしています。最終的には、戦闘や協力プレイの印象を含めて全体を好意的に評価しつつ、発売時にライブサービス型へ静かに変わっていないことを願う、というのが原文筆者の結論です。